俳優・林遣都主演のドラマ『世界は3で出来ている』(フジテレビ)が2日に開催された『第58回ギャラクシー賞』贈賞式内でテレビ部門の大賞を受賞したことが発表となった。
『ギャラクシー賞』は、テレビ、ラジオの番組、関係者といった放送文化の発展と向上に貢献した番組や個人、団体等を称える賞として毎年開催されている賞となる。
『世界は3で出来ている』は緊急事態宣言が明け、再会した三つ子を描いたもの。この三つ子を林が1人3役で演じており、「思ってもみなかった3カ月」がもたらした以外な明暗と、変わらない絆を描く。水橋文美江氏の脚本でソーシャルディスタンスドラマの新手法として注目が集まった。
壇上には作品作りに携わった中江功氏が登壇。今回の受賞へ「まさかもらえると思っていなかったので考えていませんでした。間違いじゃないですよね?」と、確認をしてしまうほど驚きの状態である心境を伝えつつ「これは昨年の1回目の緊急事態宣言のときに、テレビとか映画とか演劇の方が、それぞれリモートで作品を発表しはじめたころに、フジテレビでも、こういうものをやるべきではないかと企画を出したんです。フジテレビにしては珍しく企画が早く通って、放送できた作品です」と、放送までの経緯を。
中江氏は「本当に……本当にきょうの受賞作を見て本当に申し訳ないんですけど、企画を出してから放送まで、3週間弱ぐらいでできたものなんです。長きにわたって取材した方とかに頂いて良いのか申し訳ない」と、恐縮しつつ、「脚本の水橋文美江と林遣都1人でいこうと当初から決まっていて話を作って。役者が1人なのである意味ソーシャルディスタンスをとらなくていいので。あとはスタッフが据え置きのカメラで撮るので。林遣都がいなかったら、水橋文美江の台本がなかったらできなかった。お2人に感謝です」と、厚い御礼をすることもあった。
続けて中江氏は「こんな深い時間の30分ドラマがもらえるというのは嬉しいことで、私はもう1つ『教場』というドラマでギャラクシー賞を頂いて、予算も尺も数倍あるんですけど、大作を作ればいいのではないということをあらためて感じました」と、しみじみ話していた。
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※初稿にて誤表記がありました。お詫びして訂正致します。