俳優・佐藤健、武井咲、青木崇高、土屋太鳳、江口洋介が4日、東京・丸の内ピカデリーで映画『るろうに剣心 最終章 The Final』(監督:大友啓史/配給:ワーナー・ブラザース映画)大ヒット舞台あいさつに登壇した。
漫画家・和月伸宏氏の漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』シリーズが原作。実写映画では、2012年8月に映画『るろうに剣心』が公開され最終興行収入30.1億円と反響を呼び、14年8月1日公開の『るろうに剣心 京都大火編』は最終興行収入52.2億円、同年9月13日公開の『るろうに剣心 伝説の最期編』は最終興行収入43.5億円とシリーズ累計の興行収入は125億円以上、観客動員数は980万人を突破し、大反響を呼んだ。本イベントは2部作目の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』初日舞台あいさつとともに行われグランドフィナーレイベントという形で開催となった。
緊急事態宣言を乗り越え、全国で『The Final』の鑑賞が可能になった“真の初日”を迎えられたことに佐藤は「『The Beginning』の初日ではありますが、『The Final』の初日のつもりで立っております。『The Final』が先の公開ではありましたが、僕の気持ち的には2つで1つの作品ですので、同時に観て頂き、堪能して頂ければと思います」と、喜びもひとしおといった様子。
大友監督は「あらためてきょうは東京、大阪などのみなさんにお披露目できることを凄く嬉しく思います。ここにいたるまで地方のみなさまが、『東京、大阪のみなさまに届けるまで、自分達が「るろうに剣心」を届けるために頑張るんだ!』と何度も『The Final』を観てくれました。今日から『The Beginning』が始まりますが、どちらから観て頂いても大丈夫です。『The Beginning』から『The Final』を観てもらえれば感情がより伝わってくると思いますし、その逆も新たな発見があると思います、表裏のコインのような作品です、可愛がってください!」と、アピールした。
イベント当日の東京はあいにくの雨模様。『京都大火編』の野外イベント時も雨だったということで、佐藤に雨男疑惑がかけられると、佐藤以外のキャスト、監督は全員一斉に晴男、晴女だと主張。佐藤は「自分の主演作品の完成披露とかほぼほぼ雨なんですよ。だからきょうも想いが天に通じたのか!よかったきょうも雨だ!と、思って朝出ました(笑)」と、むしろ雨で縁起を担ぐことも。
『The Final』の興行収入が33億円突破と大ヒットしていることについて周囲の反響を聞かれた武井は「『The Final』を観てくれた友人が、1作目からまた観直したくなったと言ってくれて、全部見返してからもう1回観に行ってくれました」というほど熱狂させたとも。
青木は「友人から映画館で観てこの上なくスカッとしたと聞いて嬉しかったです」と答え、さらにその友人から左之助が映画の最後で恵に治療されている時のやり取りがウケていたと聞いたとのことで、「実はあそこは台本にないシーンだったので、これでウケてなかったら10年で最後のシーンなのに恥ずかしいなぁって思っていたので、胸をなでおろしました(笑)」。
土屋は「今まで初めましての方から『朝ドラ見てました~』と言って頂くことが多かったのですが、最近は『るろうに剣心』観てます!と言われて、海外の方からも言われたりします」と『るろうに剣心』シリーズが自身によってさらなる飛躍を果たした様子を見せた。
本作は非常にリピーターが多く、大友監督の元には何と35回も観たという猛者からのメッセージも届いたとのことで、「35回だと俺より観てる(笑)。俺より知っているんじゃないかなと思うので直さなきゃなと思っています」と、大友監督が答えると、佐藤も「節分方式で自分の年齢の数だけ観てる方だと思うので、節分のようにみなさまも年齢の数だけ観て頂ければと(笑)」と、うまくアピールにつなげ笑いを誘った。
第2部『The Beiginning』の舞台あいさつに登壇へするキャスト、監督へ質問したいことを聞かれた武井は「薫としては巴さんに思い入れがあるので、有村さんにお聞きしたいことがあるんですけど。縁にとって薫は巴がフラッシュバックするトリガーになる存在だというのもあり、撮影中、巴さん寄りの髪形にしてくれって言われていて(笑)。有村さんにぜひ、巴に似せた薫はどうだったか、私合格でしょうか……?って聞きたいです(笑)」と、思いを託す。
青木は「江口さん、佐藤さん、監督に聞きたいんですけど、『The Final』と『The Beginning』を同時期に撮影していて、どこにそんな気力が残ってたんですか?って(笑) 『The Final』だけでとんでもないんですよ。同時期にあれ撮れるかね?と」とコメント。土屋は「大友監督は役の心をすごく感じ取ってくださるんですけど、台本上では台詞が終わっていても、役として呼吸しているなと思った時はカットをかけない印象があるんです。なので『The Beginning』でカットをかけたくないっていう瞬間はありましたか?というのをお聞きしたいです」と、質問を投げていた。
『The Final』と『The Beginning』が同時に劇場で公開されている今、2作を続けて観る意義について聞かれた佐藤は「結果として『The Final』⇒『The Beginning』という公開順になりましたが、実は撮影中は順番が確定していなくて、なんなら『The Beginning』を観てもらったという体で『The Final』のラストシーンの撮影をしていたりもするので、観る順番に正解はないんです。ただ間違いなく言えることは、『The Final』を観た後に『The Beginning』を観てもらうとより面白く感じるし、逆もしかりです。それだけは間違いないので、そういった楽しみ方をして頂ければなと思います」と、メッセージを寄せていた。
映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国公開中!
※『The Beginning』記事
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※記事内写真は(c)和月伸宏/集英社 (c)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会