女優・平手友梨奈(19)が18日、東京・丸の内ピカデリーで映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(監督:江口カン/配給:松竹)公開初日舞台あいさつにアイドルグループ『V6』の岡田准一、俳優・木村文乃、堤真一、安藤政信、山本美月、佐藤二朗、江口監督とともに登場した。
本作は漫画家・南勝久氏原作で累計800万部の人気を誇るコミック『ザ・ファブル』が原作。どんな相手も6秒以内に仕留める伝説の殺し屋“ファブル”(岡田)が、ボス(佐藤浩市)からの指令で、「1年間、誰も殺すな。一般人として“普通”に生きろ」と命じられ、佐藤アキラという偽名で、相棒・ヨウコ(木村文乃)とともに一般人のフリをして暮らそうとするも、やはり起こってしまう大騒動を描いている。平手は、高校生の時に何者かに両親を殺され、心を閉ざしながらもその復讐だけを生きがいにしながら過ごしている車椅子の少女・ヒナコ役を演じている。
平手はパンツスーツのようなスタイルにブーツを合わせて登壇。「お集まり頂きありがとうございます。短い時間ですがよろしくお願いします」と、呼びかけた。
この日の平手の髪はアップでおでこが出るものとなっていたが、岡田が今朝方自身のラジオ番組『GROWING REED』(J-WAVE、6月20日の放送予定)の収録の際に平手が髪を下ろしていたそうで、そのときに岡田が「なんかあると髪をすぐ下ろすんです。悲しいことがあると顔を見せたくないみたいんで。撮影現場でも『あげたほうがいいよ』と言っていたんですけど、(きょうの)収録のあとに『あげたほうがいいよ』と言ったらんです。いまちゃんと上げてくれて。全力であがってるなって。偉いですよ。明るく見せた方がいいよって言ったら、ちゃんとあげてくれて偉いなって」といい、平手はそのエピソードをあげられると思わなかったのか「そんなに言われるの嫌だったんですよ……言うことを聞きました」と、はにかんだ。
続けて、キャスト陣の違う一面の話題に。木村が「撮影中にヒザに乗ってくれたり写真を撮ろうと言ってくれたりする割に連絡しても返事をめちゃくちゃ返してくれないんですよ!何度か『ご飯に行こう!』と誘わせて頂いてるんですけど、まだちょっと彼女のガードがとけてなくて……いつ行ってくれるんですか?」と、平手にメールをして返ってこなかったという話をあげだし、これに平手は「いや……あの……全然……本当に遅いのはごめんなさい……」と、わたわた。さらに平手は「連絡を見るのが遅い時間だったりして、夜中とかに開くので。だからこんな夜中に返してもいいものかと悩んだりして」と、遠慮して逡巡したことが真相だったらしく、木村は「嫌われてないというのがわかってよかったです!私の好きが一方的じゃないってわかって」と、胸をなでおろしていた。
平手のエピソードは続き、佐藤は、過去の取材日に平手と会ってあいさつしたときに、佐藤の顔を見てすごく驚いていたと言い出し、「怪物みたいに見えたんじゃ」と佐藤が問いかけると、「いや、そんなこと1ミリも思ってないです」と、苦笑い。すると横から岡田が、「すれ違ったときに部長さんかなとか思ったんじゃないですか?」と、さりげなくフォロー。これに佐藤は「部長を見てあんなに驚かないと思うんだけど」と、首をかしげると、平手は「あいさつしなきゃって顔だったんだと思います」と、真相が語られていた。
さらには、江口監督はジャケットの下に『ナタデココ』とプリントされたTシャツを着ていたが、実はこれ、江口監督の誕生日に平手がプレゼントしたものなのだそうで、江口監督が「僕の誕生日にわざわざ僕の好きな食べ物を調べて頂いて。いつも着てます」と、話す。すると佐藤が、「これがネットニュースのタイトルになる!ナタデココのTシャツをプレゼントって」というと、岡田も「めっちゃ気に入ってて、ずっと現場で着てて」と証言し、再びはにかんでいた。
この発言を受けて平手は「ずっと現場で、ナタデココを飲んでいたり、あとタピオカの中にもトッピングで入れるくらい好きだとおっしゃったので、これはナタデココだなって思って……ふふふ(笑)。Tシャツを、調べて注文して……」と、裏話を。ちなみに、このナタデココTシャツをプレゼントしたことにより江口監督の平手への態度に変化があったそうで、「最初の方とか、全然私と話してくれなくて笑ってもくれなくて。ライダースを着て髪の毛の刈り上げてて……でも、途中くらいから、平手さん!とか、ヒナコとか笑顔で話しかけてくださるようになって、そのギャップが可愛くて」と、とても良好な関係になったそうだ。
ほかにも、岡田が「平手さんとか」といきなり話題にあげて、ビックリして平手が下を向く一幕もあったり、堤が岡田について「岡田くんほとんど(平手の)“お父さん”みたいな状態だったよね」といい、岡田も「僕も“お父さん”と呼ばれてて(笑)。『もっとご飯食べなさい』とか『髪をあげなさい』とか」と、撮影現場で平手の“お父さん”のように世話を焼いていたそう。
さらに堤は「最初は大丈夫かなと思ったんです。緊張しているのかなと思って話しかけるようにしていたんです。それで僕の番が終わって、別の週に現場に来てみると、ほとんど“お父さん”になってて、すっかり親子関係を築かれてたんで。明るくいたんで安心しましたね」とのことだった。
これら集中的に、平手のことが語られまくった結果、平手はイベント中も口で手を覆って笑いを何度もこらえる姿を見せていた。
そして公開を祝い「祝」「公開!」と印字された特大風船が2つあがり、それをキャスト陣が手渡されたハンドキャノンで割るという演出が。中からジャッカル富岡が印字された風船が舞い降りることとなり、これが衣服にからまってしまい、笑いながら取る様子なども見られた。
映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』は全国公開中!
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