アニメーション映画『ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語』(監督:静野孔文/配給:東映アニメーション)ジャパンプレミアが24日、東京・有楽町朝日ホールで開かれ日本語吹き替え版の主人公アウス役・古谷徹、ズララ役・神谷浩史、アブラハ役・黒田崇矢、静野監督、清水慎治プロデューサーが登壇した。
サウジアラビアと日本での共同制作。古代・アラビア半島が舞台。主人公アウスらメッカの民が侵略者アブラハに立ち向かい、自分と仲間たちを信じる力で未来を切り開いていく姿をヒューマンドラマとアクションの両面で描いた作品となる。本日の登壇者以外でも声優・中井和哉、三石琴乃、中村悠一らが声を当てており豪華声優陣が日本語吹き替えを担当している。
まずは司会から、今回古谷らがキャスティングされた理由が、古谷ら自身がサウジアラビアでも人気でサウジアラビアから熱烈オファーがあったことが明かされ、古谷は目を丸くしながら、「アニメーションの歴史に残る大作のオファーだったので光栄でした」と、胸いっぱい。
神谷もアニメ『ONE PIECE』に出演した際に、アフレコなどにサウジアラビアの方がよく訪れていたことに、この話を聞いて合点いったとともに古谷演じる主人公アウスの幼馴染でアウスの相棒とも呼べる存在のズララ役を演じられたことに喜んだそうで、黒田も「サウジアラビアで私を知ってくださっているのが、驚きました。それに、子供のころから憧れていた古谷さんとですから!(笑)」と、乗っかり和気あいあい。ついには、神谷がこの日も古谷の隣で緊張していると伝えていたが、これに古谷は首をかしげ信じていない様子だった。
しかもアフレコでは、古谷がセリフ量がすごかったという神谷は「猛烈に頑張っていたので、ついていくのに必死だったんです!」と、その背中を見ながら食らいついていったといい、これに古谷は照れくさげだった。
さらに、神谷はキャラクターへのアプローチについて、歴史文化を勉強してアフレコに臨むよりも、エンターテインメントとしてのアプローチを優先しつつ、現場で起こる情報をうまくとりいれたという、自身なりのアプローチをしていたことも明かしていた。
そして古谷が今年アニメ声優デビュー55周年という記念の年に公開されるということで、「感無量です、応援のほどよろしくお願いします!」と、メッセージを寄せていた。
アニメーション映画『ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語』は25日より東京・新宿バルト9、大阪・梅田ブルク7にて限定ロードショー!