俳優・田中圭(36)が主演し9月17日よりHuluで独占配信スタートとなるドラマ『死神さん』。そのクセモノ刑事・通称“死神”のビジュアルが30日、解禁となった。
本作は、作家・大倉崇裕氏の同名小説が原作。田中が演じる主人公・儀藤堅忍(ぎどうけんにん)は、警視庁内にある謎の部署でたったひとり、無罪確定となった事件を再捜査するという変わった刑事。警察組織が掘り返されたくない事件の証言と証拠を徹底的に洗い直して、事件を180度転換させ、真犯人を検挙していく男となっている。それゆえ、彼の相棒になる者も組織から疎まれ、出世の道を閉ざされる……。こういった背景から組織内で「死神」とあだ名され、感謝も愛されもしない状況の中、誰とも群れない儀藤は相棒を常に変えながら、闇に葬られた真相をあぶり出していくという物語となる。
公開されたビジュアルでは、肌の大半を覆う黒ずくめのファッションに加え、やけに目立つ鼻のホクロが……。この風貌は堤監督の発案だそうで、田中は「僕はいつも衣装合わせの時、違うな……と思ったら意見を言うようにしているんですけど、今回は『あ~なるほど!』と。自分でもワクワク楽しみながら、このスタイルになりました」と、胸躍るものになったそう。
なかでも、トレードマークのホクロはお気に入りのようで、「ホクロは衣装合わせの時より大きくなってるのですが、自分でも、この姿がちょっと視界に入ると、面白い(笑)!!」と、手応えを語っている。
また、今回の発表に合わせ全6話を通して、女優・前田敦子が、レギュラー出演することも決定したことがアナウンス。儀藤とバディになることを熱望するが、断られ続ける連絡係、広報課所属の巡査長・南川メイ役を演じるといい、儀藤に「パシリ」と呼ばれるメイは雑用をはじめ、かゆいところに手が届く後方支援で、全編を通して儀藤を“自分なりに”バックアップしていくという。
メイは原作にはないドラマオリジナルの一風変わったキャラクター。そんなメイを演じるにあたり、前田はボブだった髪をさらに短く切り、すっきりとしたメッシュ入りのショートカットに!さらに今回、前田はストーリーテラーの役割を初めて担当するといい、「これまでとは違う出方もするので、いつもとは違う撮影の仕方なのか、堤監督だから現場でもいろいろ求められるんだろうなぁ……と、身構える部分もあるんですよ(笑)」と、素直な胸の内を明かすと同時に、「すごく面白いドラマができ上がるんじゃないかと、とても期待しています」と、期待を寄せている。
ちなみに、田中とは、『世にも奇妙な物語25周年スペシャル・春~人気マンガ家競演編~』(2015年)、『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(2017年)に続き、3度目の共演となるといい、「田中さんは作品を見る人がすごく安心できる存在。また一緒にガッツリお芝居をさせてもらえるということで、私も強い安心感を覚えています。しかも、今回は今までにない田中さん!『どう来るんだろう!?』って、もう楽しみだらけです」とも。
一方の田中も「一緒にお芝居をして体感する“俳優同士にしか分からない感覚”が、僕は好き。あっちゃんには全信頼を置いていますし、今回はどんな感覚が味わえるのか楽しみです!」とコメントを寄せた。
そして田中から「このドラマを楽しみにしてくださっている方はもちろん、楽しみにしてない方も、皆さん! まず主人公の風貌がおかしいし、堤監督がメイン監督なので、面白いはずです(笑)。監督もめちゃくちゃ肩を回してますし、僕もヤル気満々です。毎話毎話、事件はもちろん、キャラクター同士の関係性も楽しく見られるエンターテインメントにするので、『もうちょっとで面白いドラマが見られるな』と期待して待っていてください!」と、意気込みも寄せた。
なお、今後儀藤がバディを組む各話ゲストが順次発表を予定しているという。
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