荒牧慶彦“プロデューサー”の一言で“相棒”鈴木拡樹起用の裏話！「相棒役で選んでくれたことが嬉しくて」と感激や『「バクマン。」THE STAGE』製作発表会見開催で

　俳優・鈴木拡樹（36）、荒牧慶彦（31）が2日、都内でW主演舞台『「バクマン。」THE STAGE』（演出・脚本：ウォーリー木下）製作発表会をウォーリー木下氏、プロデューサー・松田誠氏とともに開いた。

　本作は、『週刊少年ジャンプ』（集英社）で連載されていた、大場つぐみ氏、小畑健氏による『週刊少年ジャンプ』の連載を目指す高校生マンガ家コンビを描いた作品。　高い画力を持つ真城最高（ましろ・もりたか）役を鈴木、その同級生で文才に長けた高木秋人（たかぎ・あきと）役を荒牧が演じることとなる。

　鈴木は「やると発表したら想像を超える反響でした。たくさんの方に楽しんでもらえたら嬉しいなと思います」と、笑みを見せ、「ネルケさんの作品はいつもタイトルを見てワクワクするんです。ハイキューもハイパープロジェクション演劇とかNARUTOもそうなんです！『バクマン』はシンプルにTHE STAGEでシンプルでこれはこれでビックリしています。どうなるのかワクワクを掻き立てられています。熱い臨場感を届けるものになりますので、精いっぱいキャストを務めてきたいな思っています」と、熱い気持ちを伝える。

　一方、荒牧は「この作品が本当に大好きで全巻持ってますし、大場つぐみさん、小畑健さんの絵が大好きなんです。自ら俳優として加われることに、喜びを拡樹くんだったり、橋本祥平くんだったり素敵な仲間と作り上げていければ」と、意気込んだ。

　本作製作の裏話として松田プロデューサーは、作るきっかけになったことを語りだし、「荒牧くんとは、将来の夢を話していくくらいの仲で、本人が好きだと言っていたんです……」というと、荒牧が話を引き取り「願望を話していたら面白いじゃないかと言ってくれて」というところが始まりだったという。

　この話のときに、松田プロデューサーが荒牧へコンビを組む相手役は誰がいい？と尋ねたそうで、そのときに荒牧が「無理だと思うけど、鈴木拡樹くんがいいといったんです」といい、これがかなったのだとか。この裏話を明かして松田氏は「もはやプロデューサーですよ（笑）」と荒牧をイジれば、鈴木も「企画もキャスティングもして頂いて（笑）」と言い出し、荒牧は「いやいや」とひたすら照れ笑いだった。

　鈴木はこのキャスティングの経緯をこの場で初めて聞いたといい「相棒役で選んでくれたことが嬉しくて」と感激しつつ「（荒牧とは）何度も共演してますし同年代でタッグを組むということが少なかったので」と、万感。記者からは荒牧に、鈴木を選んだ具体的理由が質問され「鈴木拡樹という役者がもっとも尊敬する役者で、心の底から信頼できる役者さんだなと。その拡樹くんと相棒という形でやらせて頂きたいという2点です」といいきり、鈴木は「嬉しいですね（笑）」と、にっこにこ。

　そんな2人を見ながら、松田プロデューサーは「やってもらうならこの2人だなと。人として素敵なお2人です」と、太鼓判を押していた。

　続けて、出演キャストのビジュアルを解禁。そのなかで、新妻エイジ役の橋本祥平は勢いのあるビジュアルに仕上がっていたが、荒牧は、「楽屋でこんな感じなんです」といい、鈴木は「今回動くステージだと聞いているんですけど、橋本くんが一番動くと思います」とも。この鈴木の発言を裏付けるようにウォーリー氏は「橋本くんは動かそうと覆います」と、指名予告していた。

　ほかにも、会場に集まった学生や複数の劇団の劇団員の質問に登壇者が答えていくコーナーも展開されていた。

　舞台『「バクマン。」THE STAGE』東京公演は10月8日から同17日まで天王洲銀河劇場と同21日から同24日までTOKYO DOME CITY HALLにて、大阪公演は10月28日から同31日までメルパルクホール大阪にて上演予定！