諏訪部順一お茶目すぎる低音ボイス披露やケネスの“優しさ”アピール！小野賢章まさかの場面で「閃光のハサウェイ」感想もらうエピソード披露で上田麗奈ら笑い止まらず

　アニメーション『機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ』（監督：村瀬修功／配給：松竹ODS事業室）大ヒット御礼舞台あいさつが4日、東京・丸の内ピカデリーで開かれハサウェイ・ノア役の小野賢章、ギギ・アンダルシア役の上田麗奈、ケネス・スレッグ役の諏訪部順一、村瀬監督、小形尚弘プロデューサーが登壇した。

　ガンダムシリーズ最新作。『機動戦士ガンダム』シリーズに登場した地球連邦軍士官のブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアを主人公とした作品。宇宙世紀と呼ばれる世界で、『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』で描かれた第二次ネオ・ジオン戦争（シャアの反乱）から12年後が舞台となる。腐敗の進んだ地球連邦政府に抵抗する反地球連邦政府運動「マフティー」。その「マフティー」を率いるリーダーで新型モビルスーツ・Ξ（クスィー）ガンダムを駆るハサウェイの戦いを描く。全3部作となっており、本作はその1作目にあたる。

　全国212館ライブビューイングされるなかでのものに。司会から本作が『逆襲のシャア』以来興行収入が10億円を超えたことと、3日に15億円を突破したことが明かされ、小形プロデューサーは「みなさんのおかげですありがとうございます」と、厚い御礼からスタート。

　諏訪部は「初日に映像という形で流させていただきましたが、お客さまがいる形でごあいさつできること感無量です。ネットを散見して、ご好評頂いているのが関係者として大変嬉しいなと。本当にありがとうございます」と、コメントを寄せれば、上田は何度も延期になったことを引き合いに、「ちゃんと公開されたんだなと感じて嬉しいです。まだ序盤のお話しなのでこれを覚えていてもらって今後を観てほしいなと思っています」と、アピールする。

　そんな上田に小野は「この舞台あいさつが終わってしまうのかというあいさつで（笑）」とイジりつつ、「本当に丁寧に長期間をかけて、そのぶんみなさまにはおまたせしましたが、本当に丁寧に作りあげて、15億円という結果として見えているのが嬉しいです。何度も観てくださる方のおかげだと思いっていますので嬉しいです」と、お礼していた。

　公開後周囲からの反響へは、諏訪部は「いろんな現場で頂いて、ナレーションの現場で『みました！面白かったです！！』や、学生時代の友人からも『観たよ』と感想が来てなかなかそういうことないので。こういう仕事をあyっている前から知っている人たちにも、新人のデビューした作品みたく、『お前良い役やってるな』といわれて言われて。25年やってるんですが（苦笑）」と、ぼやきももれるくらい好評だったそう。しかも果ては、小野が「最近歯科でホワイトニングしているんですが、青い照射を受けているときに先生から『ハサウェイ見ましたよ』と言われて（笑）」と、思わぬタイミングで言われたエピソードを披露し、これには観客・キャストも大爆笑だった。

　トークではキャラクターから見たほかのキャラクターについてのことが語られ、諏訪部からケネスがあるキャラクターを尋問するシーンで、相手の頭を机にぶつけるような表現は、実は優しさで“大丈夫“という気遣いだったとニヤリと話して盛り上がりつつ、続けて好きなシーンやセリフの話題へ。

　諏訪部は「感慨深いものがたくさんありますけど、ギギとクラブみたいなところで踊っているときに、“あいつら来た！”というところが好きで、ここから、モビルスーツアクション来ますか！みたいな感じのところで」というと、観客たちも大いにうなずく人たちが続出するほど共感を得ることに。

　上田は「『やっちゃいなよ！』ですかね」といいつつ、実は疑問に思っていたことがあったそうで「私あそこ初めてお聞きするんですけど、ギギだけの声なのか、ほかの人の声が混ざっているんですか？」と村瀬監督に向くと、「クェスの川村万梨阿さんと、ギギの声を合成しているんです」との返答があり、納得の表情を浮かべることも。

　小野はといえば、「僕は1番最後のハサウェイの表情です。そこだけは監督が、作画されたんです。ちょっと、気まずいような表情は見直したら、すごいなというくらいの表情をしていたので、注目して観て頂きたいですね」とのことだった。

　ほかにも、小形プロデューサーから本作のラストシーンが「2本目の冒頭が上映される予定だったんです。これだけ延期しておいて間に合わなかったんですが」と、ひたすら苦笑いする裏話も疲労されていた。

　最後に諏訪部が「いままでのインタビューなどでも言ってますが、劇場で観て頂く価値のある作品に仕上がっているのではと思いました。映像はもちろんのこと、サウンドもこだわっています。まして劇場ですと低音がよく聴こえ、私の声もご家庭で聴くより、よく聴こえるのではないかと思います」と話していたところ、村瀬監督がドルビーシネマのアピールをしたことから小形プロデューサーがそこだと諏訪部の低音が一段と映えるとトスをあげ、諏訪部が本舞台さいさつの中で1番低音の声を出すというお茶目な一幕もあるなか閉幕を迎えていた。

　『機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ』は公開中！