俳優・山﨑賢人が5日、東京・TOHOシネマズ日比谷で映画『夏への扉―キミのいる未来へ―』(監督:三木孝浩/配給:東宝=アニプレックス)公開記念舞台あいさつを三木監督とともに開いた。
SF作家ロバート・A・ハインライン氏が1956年にアメリカで発表した作品が原作。舞台を日本に再構築し、1995年から2025年へ時間を超え、人生のすべてを奪われたロボット科学者が未来を取り戻す冒険物語となる。山﨑は変えられた運命に立ち向かう孤独な科学者・高倉宗一郎(たかくらそういちろう)役を、孤独に生きてきた宗一郎が家族のように大切に想う恩人の娘・璃子役を清原果耶、“相棒”となるロボット役を藤木直人が演じている。
山﨑は満員の客席を見回し、「やっぱり、前回の舞台あいさつのときもそうでしたけど、こういうご時世でお客さまがみなさまが入って観てもらってお話できるのはハッピーだなことだなと、すごく思っています」と、ニッコリ。
「僕もともとSFの作品が好きで、そのSF原点の『夏への扉』を作るということと、三木さんとは10年ぶりで」と、胸を弾ませていたといい、撮影では、「近未来的なセットですごく楽しかったですし、1995年は僕はリアルで1歳ですけど、そのときのレトロな感じを楽しませて頂いていて。そこに、人間の愛だったり生きる力が描かれていて、そんななかでの果耶ちゃんと一緒にいる冒頭が大事なシーンがあって印象的で」「いろんな人が助けてくれるところも素敵だなって」と、さまざまに想いを話す山﨑。
さらに、劇中で説得するときに、未来の時間軸のことを知っていても、その瞬間に集中するように説得シーンなどにも心を込めたことや、宗一郎が設計図を描きロボット演じる藤木が走るシーンの際は山﨑と藤木は台本で捉え違いをしていて「ギャグシーンですか?」と三木監督に聞いてしまったという裏話を笑いながら披露していた。
こういった話をしながらもネタバレには気をつけていたようで、言いあぐねるシーンが何度も見られついには、“聞きたくない人は耳をふさいで”ポーズでアピールする一幕もあった。
ほかにも、山﨑は公開後に寄せられた感想を受け、「『諦めなければ、失敗じゃない』というポジティブなメッセージを受け取ってくださって、前向きになってくださっている方が多くてすごく嬉しいです」と、しみじみだった。
ほかにも、夏やりたいことを問われ、「ずっと言ってるんですけど、キャンプがしたくて。梅雨明けたら。焚き火を観ながら無になって、お酒でも飲みながらリラックスした時間を過ごして。何もしないをしにいくというか」と詩的な表現で語り、三木監督をビックリさせていた。
最後に山﨑から「この映画は近未来的なSFの面白みもたくさんあったりするんですけど、懐かしくなるようなレトロでチャーミングな映画です。どの世代の方々にも楽しんでもらえると思います。とにかく、前に進む力とか助け合う力が大事なんだなと思える作品です。それは僕が生きてきた中でもたくさん共感できることがあって、ポジティブに前向きに生きていたらサプライズが起きると思います」と、前向きなメッセージとともに終演を迎えていた。
映画『夏への扉―キミのいる未来へ―』は公開中!
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