アイドルグループ『SixTONES』ジェシー(25)が3日、東京・TBS赤坂ACTシアターで主演舞台『スタンディングオベーション』(演出:ウォーリー木下)ゲネプロを開催した。
本作の企画/原作には秋元康氏がクレジット。秋元氏とジェシーは『私立バカレア高校』以来の共作となっている。殺人犯が紛れ込んだというまさかの災厄に巻き込まれた舞台『ジョージ二世』という作品の危機を描きつつ、かかわる出演者、スタッフのドタバタと葛藤と成長を描いた物語。果たして舞台『ジョージ二世』は観客からスタンディングオベーションを得ることができるのか……というものとなる。
直前に行われた取材会で、ジェシーは本作のセリフの量は「ビックリするくらい多いです。自分でもよく言えたなというくらいあって」と、苦労したというジェシーだが、覚える際は「ソファーで6度寝くらいしながら必死に覚えて。いままでにはないセリフ量だったので、けいこ期間中にあらためて覚えたので、けいこが1番大事だなって思いましたね。役者のみなさん上手すぎて(自分は)大丈夫かなと不安だったんです」と、心情を吐露していたが、そのとおりでしゃべりまくる姿が。
さらに、秋元氏とリモートで話したことを明かしていたジェシー。「『ジェシーのファン以外の方がどうファンになってくれるか』というお話をしました。自分自身でもお芝居していて、また違ったジェシーが出せているんじゃないかなと思います」と、言葉をとぎれとぎれに少し自信なさげに語っていたがそのエピソード通り、まるで1人2役を演じているかのような全然違ったタイプの演技で熱演。
さらに、その際に「いろいろあるので、1回では観きれないと思います。喉使うので声帯6個ぐらいほしいです」とも話していたが、声色もまったく違ったものに。威厳に満ちあふれた75歳のものから、年相応の人気アイドルの声など変幻自在の演技を披露していた。
舞台『スタンディングオベーション』東京公演は3日から29日までTBS赤坂ACTシアターにて全34回、京都公演は9月4日から同7日まで京都劇場にて全6回で上演予定!
※会見記事
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■STORY
18世紀のイギリス王ジョージ二世が感動のあまり演奏中にも関わらず立ち上がった。
それがスタンディングオベーションの始まりと言われている。
そんな彼の後半生を描いた歴史大作『ジョージ二世』。
を上演中のとある劇場。
『ジョージ二世』の幕が上がり、壮大な歴史劇が進む。
がしかし、老境にさし掛かった設定のジョージ二世が、若い。
それもその筈、ジョージ二世を演じるのは、プロデューサーが作品のヒットを目論んでムリクリにキャスティングしたイケメン俳優(ジェシー)。
息子フレデリック・ルイス役(木場勝己)が演劇界の重鎮であったり、娘アメリア王女役(水 夏希)がどう見ても母親の年齢であったりどうにもちぐはぐ。
そんな中、突然バックステージに刑事(寺脇康文)が現れ、プロデューサー(有川マコト)に告げる。
「逃亡中の殺人犯が劇場に紛れ込んでいる」
公演中止かと思われたが、犯人を刺激しない為に続行されることに。しかし犯人逮捕のために台詞や演出を変えようとする刑事とその部下(牧田哲也)。それに抵抗する演出家(小林タカ鹿)と積極的に協力する演出助手(清水くるみ)の間で犯人探しと『ジョージ二世』は進む――。
果たして、作品は無事に終演を迎えられるのか、犯人は捕まえられるのか!?
そして、カーテンコールはスタンディングオベーションで迎えられるのか…!?
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