生駒里奈アクションに目覚め「これからもやっていきたい」!池田純矢 生駒の起用は「いきなりナンパした」結果!?

生駒里奈アクションに目覚め「これからもやっていきたい」!池田純矢 生駒の起用は「いきなりナンパした」結果!?2

 俳優・生駒里奈、池田純矢、村田充、松島庄汰、田村心、新子景視、阿南健治が5日、東京・新宿の紀伊国屋ホールで舞台『-4D-imetor(フォーディメーター)』(作・演出:池田純矢)公開ゲネプロを前に会見を開いた。

 本作は池田が『演劇とは娯楽であるべきだ』という理念のもと企画し、作・演出を手掛けている『エン*ゲキ』シリーズ第5弾にして最新作。生駒と池田がW主演となり、生駒は記憶を失っていてルーツを探す謎の少女・ノア役を、池田はノアと手を組む私設研究機関「渡来超能力研究所」の所長・渡来暦役を演じる。

 キャスト陣は役の衣装で登壇。昨年5月に公開予定だったが新型コロナウイルス禍により延期となり、ついに開演を迎えられることへ、生駒は「素直に楽しみにこの時間を迎えられたというわけではなく、いまも世界の情勢を見ると、なんか素直にいいのかなという思いはあります。ただ、私たちは誰かの楽しませるために存在しているのでそれができる喜びと、お客さまにこの時間だけは絶対に幸せになってほしいので、そんな気持ちでいっぱいです」と、心境を。

 生駒は自身の役どころへ、「4次元人ですね……聞いたみなさんはぽかんとされますよね(苦笑)。ですので、観てください!」と、お茶目に本作のアピールにつなげつつ、見どころとしては「アクションが1番派手かなと思います」という。これに池田が「すごいですよ!アクション女優でもなかなかこんなことやらないということをやっています」と、相当な運動量があるようで、「しんどいです。でも楽しいんです」という。

 そのアクションの部分で運動は得意?との質問が飛ぶと「まったくでした。体育が一番嫌いな教科でした(苦笑)。ただ、やってみてむちゃくちゃ楽しくて、これからもやっていきたいなと思います」と、新たな演技に目覚めたようだった。

 そんな生駒だが、カンパニーにしっかり溶け込んでいるようで、紅一点なキャストながらも自身としては「あんまり紅一点感がなくて(苦笑)。アクションのためにミット打ちとかもしましたし、どんどん自分が強くなっていることを感じました。もっと強くなりたいと思っているくらい」と、フィジカルも含めて強くなっていると話したうえ、「紀伊国屋ホールの楽屋って狭くて、着替えもカーテン一枚隔ててなものです。男だ女だというより、みんな仲良くやっています」と、タフさも見せていた。

 そんな状況下でも、「大変だなと思うことがなくて、体力的に夏でコロナ禍なのでマスクをしながらのアクションだったので、私だけではなく、みんな顔を真っ赤にして、しんどいと言いながらでもきょうのために、お客さまのために、みんなで切磋琢磨してきたなと思います」と、頑張ってきたといい、『乃木坂46』のアイドル時代と比べて「舞台とかお客さんの前に立つというのは変わらなくてその出し方の方法が違うだけで、持っているものは変わらないなと思っています」とのことだった。

 池田は記者からそんな生駒について「どういう感じ?」との質問をすると「めちゃくちゃカワイイですね」ととぼけて、キャスト陣から「そういうことじゃない!(笑)」とツッコミを受けつつ、「存在として天才だなと思います。何をやらせても一級品だし、作品の大事な部分で、元気ではつらつとした求心力のあるキャラクターですけど、はかなくて、もろくて崩れやすいという、繊細な部分もあってそこの部分をうまく繊細に演じて頂いて。僕の中では、キャラクターと生駒里奈という感じがけいこで定着していく感じが僕は感動して、役と同化していく生駒里奈が素敵だなと思いました」と、しみじみ。

 ちなみに生駒の起用について、池田は「ノアと度会のキャストが決まっていなくて、なかなか求心力と儚さを兼ね備えた人物がいないということで悩んでいたんです。それで前作の公演をやっていたときに、観に来てくださって、楽屋にもあいさつに来てくださったときに『いた!』と思って。その場で来年の5月空いてますかってわけのわからない誘い方をして。いきなりナンパしたみたいになりました」といい生駒も「わけわからないですよね」と、笑っていた。

 最後に生駒から、「偶然にも、このご時世にメッセージが届くものになっていると思います。ノアを通して、みなさんにも何か思いを伝えられたらと思います。お客さまにこの瞬間だけは何もかも忘れて楽しみに客席で待っていてください!」と、メッセージを寄せていた。

 舞台『-4D-imetor』東京公演は5日から15日まで紀伊国屋ホールにて、大阪公演は28、29日にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演予定!

 ■Story
 私設研究機関「渡来超能力研究所」の所長・渡来暦は世間からオカルトマニアの変人と噂されながらも、超能力の解明に明け暮れていた。

 ある日、研究所の壁面からまるでテレポーテーションのように突如出現する記憶を失った謎の少女・ノア。
 ルーツを辿る唯一の手がかりは「ノア、必ず帰ってこい。渡来超能力研究所で待つ」
と書かれた血まみれのメモ。

 時を同じくして、首相官邸ではテロ組織が超能力でも無ければ不可能な手口で総理を人質にとり、立て籠もるという事件が発生。
渡来は、ノアやテロ組織ら超能力者を、三次元の肉体を持ちながら四次元世界に干渉できるように進化した新人類”4Dimetor”と推論し、事件の真相を追う。

 一方、政府の「国立研究所」では何やら不穏な気配が立ち込めていた。

 失われた記憶、血まみれのメモ、テロ組織の目的、国立研究所の闇…
 あらゆる謎が、パズルのピースを埋めるように次々と解き明かされていく。

 「さあ、好奇心の扉をあけよう」

 ※ゲネプロ記事
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 ※生駒里奈過去関連記事
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