寺田心大沢たかおの「上からかかる圧」で引き出された演技！杉咲花はナイナイ岡村隆史の小豆洗いに「胸にキュッと来ますね」や司会も思わず「素晴らしいキャスティング」

　俳優・寺田心、杉咲花、猪股怜生が10日、東京・神田明神境内で映画『妖怪大戦争ガーディアンズ』（監督：三池崇史／配給：東宝、KADOKAWA）大魔神復活イベントを三池監督とともに開いた。

　1968年からの三部作、2005年には平成版が興行収入20億円の大ヒットを記録した映画『妖怪大戦争』が、令和の新たな時代とともに『妖怪大戦争ガーディアンズ』となってスケールアップしてスクリーンに復活することとなった。寺田は本作の主人公で日本の危機を救うための戦いに巻き込まれることになった渡辺ケイ役、杉咲はケイとともに行動する狐面の女役、猪股はケイの弟・ダイ役を演じている。

　キャスト陣は夏らしさを感じさせる浴衣姿で登場。作品の注目ポイントへ寺田は、「注目してほしいところがいっぱいありすぎて、いつも迷っちゃうんです（苦笑）。武器も細部までこだわっていて」と、細部の作りを挙げると、杉咲は、「次から次へと日本だけではなくて世界の妖怪が登場するシーンがあって、アトラクション感覚で楽しめます。それに、こだわりの特殊メイクは観ていてワクワクすると思います！」と、声を弾ませた。

　猪股は大人顔負けのコメントをして寺田を感心させたり、三池監督は「妖怪から人間へのメッセージとして、そろそろ考え方とか何かを変えないとダメなんじゃないということを教えてくれる、妖怪のメッセージを受け取っていただきたいと思います」と神妙。

　さらに、三池監督が隠神刑部役を演じる大沢たかおについて「すげー怖いんですよ！言うことも怖いし、体型も怖いんです。あの腹はなんだ！？どうやったらそんなふうに鍛えられるんだと」というと、寺田もうなずきながら「お芝居でびっくりするというより、本当に怯えていたのかなって思います。上からかかる圧というか……“カッ！”といわれたときの圧をそのまま表現できたので新鮮でした」と、大沢に圧倒されて演技が引き出されたのだそうだ。

　続けて、気になる妖怪はという話題に。猪股が自身が成長痛に入っていることもあってか「すねこすり」を挙げていたが、杉咲は『ナインティナイン』岡村隆史が前作に引き続き演じている小豆洗いを挙げ「好きです。感情によって小豆洗いの洗い方が違って、胸にキュッと来ますね」というと、司会も思わず「あれは素晴らしいキャスティングですよね」と、うなずくほどの演技を見せているそうだ。

　大魔神が55年ぶりに復活することも話題の本作。三池監督は「50何年ぶりに映画のために復活させてととらわれがちですけど、大魔神そのものがこの時代に呼び寄せられたのだと思います。人間たちと変わりなく過ごしていくために、助けてもらおうというストーリーで、人間にとって、もう1度大魔神の力をお借りするという運命なのかなと思います」と、しみじみ。

　そんななか、ダイが大魔神復活の鍵を握るというとことで、等身大の9.8メートルもある大魔神のバルーンがお披露目。この巨大な大魔神に、寺田は「すっごく大きいですね！この場で観ると迫力を感じます！」と声のトーンもあがり、猪股も「本当にすごい！撮影のときに大魔神の方にお乗りましたけどこうしてみると迫力がすごいです！！」と、大興奮。杉咲も「こんなに大きいと思わなかったです！格好良いですね！」と、こちらも興奮気味だった。

　そして杉咲から「不思議な館に迷い込んでしまった感じがありつつ、人を信じるということだったり素直な気持ちをつたえるということへのピュアな気持ちを感じてもらえたら」とアピールすれば、寺田は「大魔神が復活し、あらためて時の重みを感じてます。ぜひ『妖怪大戦争ガーディアンズ』、よろしくお願いします！」と、メッセージを寄せていた。

　映画『妖怪大戦争ガーディアンズ』は13日より全国公開予定！