山田杏奈が見た伊野尾慧は「地道な努力や芝居に真摯」!金澤美穂 神宮寺勇太は「あそこまで丁寧に『ごちそうさまでした!』と言った人を初めて見た」【インタ部分全文】

山田杏奈が見た伊野尾慧は「地道な努力や芝居に真摯」!金澤美穂 神宮寺勇太は「あそこまで丁寧に『ごちそうさまでした!」と言った人を初めて見た」5

 アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』の伊野尾慧が連ドラ単独初主演し『オトナの土ドラ』枠で現在放送中の『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ准教授・高槻彰良の推察』(東海テレビ・フジテレビ系全国ネット)。今週放送の第2話に出演する山田杏奈、金澤美穂が作品の魅力や現場エピソードなどを語っている。

 原作は作家・澤村御影氏の「准教授・高槻彰良の推察」シリーズ(角川文庫)。伊野尾演じる完全記憶能力を持った民俗学の准教授・高槻彰と、アイドルグループ『King & Prince』神宮寺勇太演じる過去に怪異を経験したことで嘘が分かる能力を手にしてしまった大学生・深町尚哉の凸凹バディが、「コックリさん」や「神隠し」といった怪異事件の謎に挑む異色の民俗学ミステリー。第1話では「コックリさん」を巡る怪異事件が題材となり、志田未来演じる小学校教師の心の影を浮き彫りにしていた。

 山田は高槻と尚哉も在籍する、青和大学に通う陸上部の期待の新入生・山崎綾音役を。金澤は綾音の姉・琴子役で、尚哉に綾音への相談を持ちかけることとなる。

 以下、2人へのインタビュー全文。
 ――それぞれの役について教えてください。
 山田:私が演じた綾音は、金澤さん演じる琴子さんの妹。大学から奨学金をもらって、陸上部の選手として頑張っている女性です。
 金澤:私の演じる琴子はすごく妹思いの女性です。ただ見方によってはちょっと重いかも(笑)

 ――姉妹役というのはどうでしたか?
 山田:実際の私は弟がいるんですけど、男兄弟との関係と比べると女性同士の姉妹関係は濃いのかなと感じました。同じように男性のご兄弟(兄)がいる金澤さんとも「男兄弟の場合はカラッとしているよね」と話していて。
 金澤:でも(山田)杏奈ちゃんとは役じゃなかったら、すごくカラッとした姉妹関係でいられそうだと思いました。
 山田:確かに!私もそう思いました。

 ――スタッフがモニターを見て「めっちゃ姉妹感ある!」と驚いていました。
 金澤:それは嬉しい!今回の設定上、ちょっとバチバチするシーンもあったんですけど(笑)、役じゃない時の杏奈ちゃんとはすごく近しい感じがするので、今回共演できて嬉しかったし、一緒の撮影はまだ2日目ですが、すごく心地良いです。
 山田:私も金澤さんに対して、あまり“はじめまして感”がしないというか、もともと2人の持っている気質が似ているのかもしれないですね!

 ――お2人の印象や現場エピソードを教えてください。
 山田:前回、ある映画の現場で1日だけ金澤さんとご一緒したのですが、あまり話せなかったので、今回あらためてごあいさつしようとしたら、真っ先に「杏奈ちゃんが参加していた写真展を見に行ったよ!」と言ってくださって。その写真展に、金澤さんのお友達が出ていたので見に行かれたそうなのですが、私のことまで覚えていてくださって、すごく嬉しかったです。金澤さんは現場でフランクに話しかけてくださり、先輩なんですけどすごく話しやすくて、素敵な方だなって思いました。
 金澤:私の印象は、杏奈ちゃんはどんな現場でも自分で自分のペースをつかめるタイプ。と言うのも、寝ているところをよく目撃するんです (笑)。前回、映画の現場で初めて会った時に「おはようございます」って挨拶してすぐ「すや~」って寝ていたよね(笑)。
 山田:そういえば、すごく私が寝ていた日でした。でも、たまたまですよ、本当に!
 金澤:今回も待ち時間にふと見ると寝てる(笑)。(山田が参加した)写真展を見させていただいた時に、猫と共演している写真があってそれがすごく好きだったんですけど、杏奈ちゃんはその猫ちゃんぽいなって。ふと見ると寝てるけど、すぐパッと起きて芝居ができちゃう!
 山田:お恥ずかしい(笑)!!

 ――印象に残った現場エピソードを教えてください。
 山田:今日(研究室のシーン)ですね。というのも、伊野尾さんが黒板に(セリフとは違う)文字を書きながらお芝居をしていらして、それが「難しい」と言いながらスタンバイの間、ずっと練習をされていたんです。そういう地道な努力や芝居に真摯に向き合っていらっしゃる姿を間近で見ることができて、今回ご一緒させてもらって本当に良かったなと思いました。
 金澤:私は神宮寺さんなんですけど、現場でメイクさんがお水を持ってきてくださった時に神宮寺さんが「いただきます!」と元気に仰って。それから、さーっと飲んだ後に“お寿司をおごってもらった”ぐらいの勢いで「ごちそうさまでした!」って(笑)、“狙っている”とかでは全然なくて、本当に素直に仰ってたんです。お水に対してあそこまで丁寧に「ごちそうさまでした!」と言った人を初めて見たので、驚き過ぎて思わず笑ってしまったのですが、神宮寺さんは「どこがツボなんですか?」と不思議そうな顔をされていて (笑)……たぶん神宮寺さんにとっては日常的なことなんでしょうね。本当に素直で丁寧な方なんだなと思いましたし、楽しい撮影現場の思い出として印象に残りました。

 ――視聴者へのメッセージをお願いします。
 山田:第2話は、針が登場したり、わら人形が出てきたりと、言葉で聞くとおどろおどろしい呪いというものに向き合っていますが、それ以外でも登場人物それぞれの思い、人間関係も複雑なドラマになっています。呪いというものが人と人との関係性にも影響を及ぼしていく。怪異の要素もありつつ、そういった人間関係も見どころになっていますので、楽しんで見てもらえたら嬉しいです!
 金澤:このドラマは怪異に対する「現象」と「解釈」がすごく重要なテーマになってきます。でも解釈の仕方は人それぞれ。日常にもある“歪んだ解釈”が何を引き起こしてしまうのか。見ている方にもご自分の物語として感じてもらえるよう、台本のテーマを杏奈ちゃんや伊野尾さん、神宮寺さんたちキャスト皆でお芝居として昇華できたと思うので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思っております。

 ■第2話あらすじ(8月14日放送)
 尚哉(神宮寺勇太)の過去と特殊能力を知りながら「助手をやってほしい」と告げる高槻(伊野尾慧)。戸惑いつつも断り切れない尚哉の前に、早速次の調査依頼が。大学の陸上部エース・山崎綾音(山田杏奈)の姉・琴子(金澤美穂)が研究室を訪れ、妹が誰かに呪われていると語る。無数の針が突き立てられた藁人形が見つかったのだ。針の呪いで記録が伸び悩んでいる綾音。陸上部の同期・細木まりな(喜多乃愛)らは綾音の才能を妬んでいるという。そんな中、尚哉は古書店で怪しい男(吉沢悠)に出会い……。

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