俳優・桃月なしこ、寺本莉緒、工藤遥が共演している東映の映像配信レーベル『Xstream46』第3弾『ようこそ東映殺影所へ』(監督:髙橋浩)。本作の本予告、新規場面写真、共演者の嶋田久作と田中要次のコメントが13日、解禁となった。
本作は売れないアイドルグループ『ウィッシュ』のサキ(桃月)、カホ(寺本)、メイ(工藤)に大ヒットホラー映画『ユガミ』の続編の出演オファーが来る。撮影場所は、有名な映画やドラマを多数制作してきた東映撮影所。ヒーローや怪人の撮影現場や、豪華なロケ弁当に3人は大興奮。このチャンスを絶対ものにする、と決意を新たにする3人だったが、実はこの撮影所には、これまで隠されてきたある秘密があった……というホラーミステリー作品。
嶋田は恐怖の撮影所の皆川所長役を務めたが、出演オファーをもらったときに「この怖い内容の話の舞台が実際の『東映東京撮影所』になっていて、『え、これ本当にいいの』と思いました。東映さんのやる気というか気概を感じました(笑)」と、情熱を感じたという。ちなみに、嶋田は、「撮影所という場所、特に歴史のある撮影所には、さまざまな逸話があってよく事故がある場所とか、役を降ろされて恨みを持って自殺した女優さんの霊が出るとかいう話を、若い時、撮影の待ち時間に諸先輩から伺ったことがあります。確かこの大泉の東映撮影所でも、あの場所に『出る』らしいという話を聞いたことがあるのですが、幸いというか不幸にしてというか自分には霊感が無いようで、実際に見たことはありません」と、逸話も披露している。
一方、狂気の映画監督・ヤマモトを演じた田中は、「撮影現場を再現するのは一番知っているだけに楽しみでもあります。監督役と聞いて、それは滅多にやれないパートですから即決でした」と、二つ返事で受けたそうだが、「この作品は普通の撮影現場の再現とは違っていて、とても難しかったですね」と、難航したとも。
さらに不思議体験へ、田中は「エキストラを含め出演者が多い現場、シーンの最後に長セリフ、そして時代劇、この3つの要素が並んだ時が一番の恐怖ですね。つい最近でも、テストやオフ芝居では問題なかったのに、僕向けのカットになった途端にセリフがつまずき始め、繰り返すごとに1行ずつセリフが消えてしまう状態に陥り、とうとう最初の一言すら出てこなくなった事が あるよっ。って、そういう事でなくて?そうですねぇ……、不思議といえば、僕がカメラの前に立つと雨予報でも晴れるという事でしょうか? 晴れ男どころか、晴れ神さまと呼ばれたことが あるよっ……という事でもないですよねぇ?」と、お茶目なコメントをしている。
そして嶋田からは「この作品、撮影所内での恐怖体験のお話で、実際の東映東京撮影所が舞台になっている、撮影所ならではのロケーションとギミックにあふれた妙にリアリティのある話になっています。気軽に楽しんで頂ければ幸いです。最後にやっぱり人間が一番怖いと実感できる作品です(笑)」というと、田中は「題名オチじゃないか!と言わないでくださいね。これを観た人は東映撮影所に行きたくなくなるんじゃないかと思うほどの勇気と恐怖とお色気の作品です。お楽しみに!」と、メッセージを寄せている。
また、公開された本予告では、東映の撮影所にいる“何か”によって、ドラマの出演者が次々と襲われ消えていくことが示唆。さらには、テロップで「アカデミー死演女優賞を賭けた恐怖の賞レース」があおられる展開に。東映のドラマが信じられなくなる衝撃の結末が……。
解禁となった場面写真では生々しい血の匂いが漂う戦慄のものが散見されるものに。必死に“何か”から逃げる彼女たちの運命や如何に……。
また、YouTubeチャンネル『TOEI Xstream theater』では、『ようこそ東映殺影所へ』に関連するバラエティ動画を毎週配信!本編では見られなかったウィッシュ3人の意外な一面や、撮影所にまつわるある噂など、幅広いジャンルの動画をラインアップ。13日午後9時からの「ようこそ東映殺影所へ」スピンオフ『撮影所に幽霊が出た(心霊写真編)』では、メイキングカメラマンとして『ようこそ東映殺影所へ』の現場で撮影を進めていたディレクター。カメラが捉えた東映撮影所で起きた異変、写真に写り込む顔が半分の男とは?このあと次第に想像もしていなかった事件に巻き込まれていくことなるとは知る由もない……というもの。
■予告編YouTube(8月13日お昼12時解禁)
https://youtu.be/oi74ON4Jl1o
■『撮影所に幽霊が出た(心霊写真編)』
https://youtu.be/nd4ufqBtTTM