“セクゾ”の愛称で親しまれるアイドルグループ『Sexy Zone』松島聡が5日、東京・池袋の東京建物 Brillia HALLで舞台『赤シャツ』(演出:宮田慶子)ゲネプロを前にアイドルグループ『ジャニーズWEST』桐山照史、俳優・高橋ひとみとともに取材会に登場した。
作家・夏目漱石の名作『坊っちゃん』の主人公・坊ちゃんに敵役として登場するイヤミなインテリ教頭の“赤シャツ”を主人公にした作品。劇作家・マキノノゾミ氏が書き下ろし、マキノ氏といくつもの作品でタッグを組んできた宮田慶子氏の演出により、2001年に初演され、以降、幾度も上演されてきた傑作喜劇となる。松島は赤シャツの弟・武右衛門役での出演となり、これが初舞台となっている。
まずは桐山が、「さっき聡ちゃんに『胸を触ってください!』といわれて触ってみたら心臓が飛び出るんちゃうかというくらいの鼓動で」というほど緊張していたという証言とともに、高橋も桐山の胸を一緒に触ってみたそうだが「聡ちゃんの胸に手をあてさせてもらってあのドキドキを聴いたら、自分の方が落ち着いてきました(笑)」と、精神安定剤(?)の役目も果たしたというエピソードが語られることに。
そんな松島だが、「最初にお話を頂いた時はもちろん期待はあったんです、自分が生芝居ができるのかという不安が大きくて」と気持ちを吐露しつつ、「でも、いざけいこが始まると演出の宮田さんはじめ、照史くんだったり、いろんなキャストのみなさんがアドバイスしてくださって。いまは僕は楽も気持ちの方が高いです。とにかく『Sexy Zone』の松島聡としてではなく、あくまで武右衛門としてみなさんに観て頂けるように頑張りたいと思います」と、意気込みを。
舞台のために準備してきたことへ、「マキノさんが書いている戯曲のなかに武右衛門は登場しているんですけど、登場していない部分のバックグラウンドを演出の宮田さんと一緒に考察して、武右衛門ってどういう子なんだろう?そのお父さんってどういう方だったんだろうというのを自分なりに考えて、キャラクターを作り上げていたというのもあります。役にない部分を想像して作り上げていくというのが楽しかったです」と、メイキングの部分も披露。
さらに、桐山からは芝居のアドバイスもあったといい、「自分だけで芝居しちゃっていることが多々あって、相手役の人とうまくコミュニケーションがとれないってなったときに『どうしたらいいですか?』と尋ねたら、『自分ひとりではなく一緒にステージに立っている方と一緒に会話をするともっとお芝居がうまくなるよ』って」と包み隠さず明かすと、桐山は照れくささからこのコメントの最中だけ松島に背を向け、言い終わった後も「お前めちゃくちゃはずかしめてるな!(笑)」と、ツッコむとともに「そんなこと一切言ってません」とまで言っていた。
そんな松島について桐山は「本当にしっかりしていて、カンパニーのみなさんとほかの演者のみなさんと話していたんですけど、初めての舞台っていう感覚じゃないです!って。吸収力がハンパないし、演出家の慶子さんも意欲というか、自分がわからないところは学びたい、勉強したいという意欲がすごくて、僕もああそうか!と初心に返ることが多くありましたね」と、教えられることもあったよう。
ただし、桐山によると、「『照史くん!けいこ着って僕着物買った方がいいんですか?』っていう連絡がきて」というと松島は「買いました。着れるようになりました。着付けして頂いていたんですけど、自分で着れるようになって。もともと着物は好きで着物の着付けを学びたかったので。今回すごくいい機会でした」とのことだった。
また、『Sexy Zone』メンバーからアドバイスはあった?との問いかけに松島は「とにかく楽しんでほしいと言われました。僕、緊張しいなので『緊張するのも大事だけど、楽しむことも忘れないでステージに立ってほしい』というアドバイスを頂きました。今月、(佐藤)勝利も(菊池)風磨くんも舞台が控えているので、同時期にメンバーが3人とも舞台に立てることはなかなかないと思うので、メンバーが頑張っていることを感じながら武右衛門を演じていきたいと思います」と、励みにもなっているようだった。
ちなみに『Sexy Zone』のメンバーが来る?という質問には「どうなんでしょうね。でも、見に来るとなったらマネージャーさん、僕に言わないでください!緊張しちゃうんで、ひっそり観に来て!」と、訴えていた。
舞台『赤シャツ』東京公演は5日から同20日まで東京建物 Brillia HALLにて、大阪公演は25日から同28日まで森ノ宮ピロティホールにて上演予定!
■キャスト
桐山照史(ジャニーズWEST) 赤シャツ(教頭)
松島聡(Sexy Zone) 武右衛門(赤シャツの弟)
おかやまはじめ 狸(校長)
矢柴俊博 福地記者(「四国新聞」の記者)
桜咲彩花 小鈴(芸者)
植本純米 金太郎(宿屋兼料理屋「角屋」の番頭)
神農直隆 山嵐(数学教師 堀田)
越村友一 野だいこ(画学教師 吉川)
北香那 マドンナ(代議士令嬢 遠山はる子)
吉村卓也 うらなり(英語教師 古賀)
パシャ・ペチコ ウラジミール(捕虜となったロシア人将校)
高橋ひとみ ウシ(「赤シャツ」家の下女)
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