俳優・田中圭、女優・中谷美紀が8日、TOKYO DOME CITY HALLで映画『総理の夫』(監督:河合勇人/配給:東映 日活)超組閣 完成披露試写会舞台あいさつイベントを貫地谷しほり、工藤阿須加、松井愛莉、嶋田久作、片岡愛之助、岸部一徳、河合監督とともに開いた。
本作は作家・原田マハ氏の20万部超えのベストセラー小説『総理の夫 First Gentleman』が原作。近い将来の日本が舞台。42歳、史上最年少にして史上初の女性総理・相馬凛子(中谷)が誕生!鳥類学者であるその夫・相馬日和(田中)は、ある日突然総理となった妻を微力ながら支えようとするものの、史上初のファーストジェントルマンとして自らも担ぎ上げられてしまい順風満帆であった夫婦生活は結婚10年目にしてまさかの激変。「政界」という未知過ぎる世界で奮闘するさまを描くエンターテイメント作品となっている。
場内には大階段が設置され、その最上段にスーツ姿の田中と黒ドレス姿の中谷が。ド派手な花火演出のあとには、新型コロナウイルス禍ということで、田中が中谷の手をとる“ふり”をしながら階段を降りてくるというド派手な演出で楽しませた。
オファーを受けてタイトルを見たときのことへ、一瞬主人公が誰か思い浮かばなかったようで「総理の夫……あっ、俺のこと!と思いました」と笑いながら話す田中。続いて、中谷との共演と聴いて、田中は、「中谷さんと夫婦役ということで緊張しましたハラハラしました」というと、中谷が「どういう意味ですか?」とうろんげな目で田中に詰め寄る。すると、田中は「悪い意味じゃないんですけど……怒られると思いました」と、正直に白状し笑いを誘った。
続けて、中谷は撮影現場のことへ「現場に入ったら、河合監督のもと居心地の良い現場だったんです。田中圭さんが役柄は脇が甘いのですが、現場では頼もしくて。優秀な助監督さんみたいに、こっそりよーいスタートあるからって言ってくださって。頼りにしていました」と、とても信頼していたという。
一見美談に見える話だが、田中によるとこの話には裏があるようで、「助監督が、『よーいスタートといって3つ数えたら行ってください』って演技のことを言われていて、中谷さんも『はい』と答えていたんですけど、すぐに『よーいスタート』といったら2秒前に『はい』と言ったのにすぐに行ってしまって……。それで俺が!と思って」と、拳を握りながら熱弁。そのときの気持ちとともに“妻”を支えようと誓った行動をとり、序盤にコメントした“ハラハラ”の一端を窺わせる結果となった。
さらに役作りに関しては何もしない主人公というところからとくに作り込みをしなかったそうだが、逆にその何もしない主人公というのは、「現場で、『俳優・田中圭』として何か返したくなるんです。お芝居が不安になるから。でも、なるべく田中圭を消すようにといわれて」という部分が大変だったとも明かしていた。
最後に観客へのマニフェストで締めることとなり、中谷は「すべてを応援する作品です。みなさんを笑顔にすることを誓います!」と勢いよく話せば、田中は「楽しく観て頂ける2時間になると思います。たくさん笑ってもらって、ほっこりしてもらって、心動かされてちょっと泣いて、最後は前向きになれるような素敵な作品です」と呼びかけつつ、マニフェストとしては「次に鳥類研究所の役をやるときがあればインコに嫌われない役作りをしていきたいなと思います」と、撮影の苦労がしのばれるようなコメントを残していた。
映画『総理の夫』は23日より全国公開予定!
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