ライブイベント『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 UNIT LIVE & FAN MEETING vol.1 DiverDiva ~Big Bang~』DAY2公演が12日、東京ガーデンシアターで開催されユニット『DiverDiva』の朝香果林役・久保田未夢、宮下愛役の村上奈津実が、歌にトークに観客らと一緒に盛り上がった。
“ニジガク”の略称で親しまれるスクールアイドル『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』はラブライブ!シリーズの『μ’s』、『Aqours』に次いで2017年から活動をスタート。『DiverDiva(ダイバーディーバ)』は、ニジガクのなかのユニットの1つで久保田と村上の2人で活動している。
会場のセットは、ライブタイトルに“Big Bang”が入っているということで宇宙をイメージし、『AI』と電飾文字の入ったロケットと、『KARIN』の電飾文字が入ったスペースシャトルが宙に吊られたうえ、宇宙空間のような青色の照明で包まれるものに。そんななか、ライブ前の注意事項の読み上げを2人が生で担当し、果林がロイヤルブルー、愛がウルトラオレンジ、『DiverDiva』はシルバーというイメージカラーの説明をしたり「宇宙の旅に来てくれてありがとう!」「きょうは宇宙の旅を一緒に楽しもうねー!」と、始まる前から盛り上げた。
そして開演。ポージングをとった2人のシルエットがステージに浮かび上がると、楽曲『SUPER NOVA』からスタート。同楽曲ジャケットと同じ、宇宙感あふれる衣装の2人が青いレーザー演出がとびかうなか、パフォーマンスを繰り広げた。
歌唱後は、前日の公演から決まったという背中合わせでポーズつきのあいさつで目を引きつつトークパートへ。さっそく、注意事項で村上が前日に引き続き詰まってしまったことをイジり村上も「あとちょっとだったのに~」と、悔しがるご愛嬌もありつつ、それを久保田が優しくフォローするという一幕が。
そこからライブでおなじみのコール&レスポンスありのメンバーとしてのあいさつへ突入。なかでも村上のあいさつの際に、ハイタッチをする予定だったが、久保田が不意に村上の懐に飛び込みハグ!これに村上は嬉しさでオーバーフローしてしまったのか、笑顔のまま一瞬固まってしまったうえ、その後のセリフもしどろもどろと、大喜びといった様子を窺わせるなか、トークコーナーへ移っていった。
トークテーマは今後の『DiverDiva』の歌の方向性をどうするかということで展開。ニジガクメンバーからも事前にアンケートをとっており、相良茉優、楠木ともり、鬼頭明里、田中ちえ美、前田佳織里からは2人に歌唱力でぶつかりあったりバトル的な楽曲を歌ってほしいという要望があったということから発展し、もし持つならどんな武器を持ちたいかという話へ。
そこから2人とも銃を撃つ仕草を挙げたということで、メンバーバージョンで披露することとなり、その後に久保田が村上バージョンでも見たいといったことから、「みゆたん(久保田の愛称)もやってよ!」と“逆襲”!結果2人自身としてのバージョンで披露することとなったが、久保田は可愛らしさ全開でやった直後に、すんとした表情を浮かべギャップで楽しませた。
続けて、ファンから事前募集した「『DiverDiva』にやってほしいことを英単語1つで表す」というコーナーへ。『chireography(コレオグラフィー)』としてファンとみんなでできるステップとか振り付けを提案したり、ロイヤルブルーとウルトラオレンジのイメージカラーから『sunset』と夕方を想像したファンからゆったりした楽曲を制作するのはどうだろうかというものもあったり、2人が手を取って演技を披露するなど息の合ったトークをぽんぽんと繰り広げた。
後半はミニドラマコーナーを挟んでライブコーナーへ。2ndシングル『THE SECRET NiGHT』衣装に着替えた2人が登場。楽曲『POWER SPOT!!』の終盤の振り付けでは、2人が背中合わせになりながら後ろ手で2人でハートを形作る姿や、シンメトリーのようなダンスも披露。
続けては、花火が中央の大スクリーンに映され夏の雰囲気満点の楽曲『祭花-saika-』へ。階段に座ったり、ステージ上方に2人がリフトアップされ注目を浴びる。MCを挟んでは、ミドルテンポの楽曲『THE SECRET NiGHT』、スローテンポの楽曲『Fly into the sky』では再びリフトアップされ高い場所からの歌唱し、再びの『SUPER NOVA』を披露して駆け抜けた。
ミニドラマ続編が流れた後には、ソロ曲コーナーへ。まずは久保田が果林の楽曲『Fire Bird』を同楽曲MV衣装に右手に赤いバラを持ち情熱的に魅せる。続けては、村上がセリフのような歌詞のある楽曲『楽しいの天才』を同楽曲衣装で笑顔&元気いっぱいにパフォーマンス!
そこから、普段は宮下愛のソロ曲『めっちゃGoing!!』を村上から「きょうは2人で歌っちゃうよ~!」と久保田を呼びデュエットし、本ファンミーティングならではといった光景が。ちなみに、途中の振り付けで久保田が半笑いになりながらダンスするシーンが。そのシーンは村上自身が自由に振り付けていいシーンだったそうで、久保田も初見だったため見守るような気持ちでの半笑いになったと明かされることもありつつ、2人でやってみて「めっちゃ楽しい!(笑)」と、声をそろえていた。
そして2人からファンへ向けてあいさつへ。
久保田は、本イベント開催を聞いたときの心情として、これまで大人数で行っていたニジガクのライブイベントと比べて2人なうえ、初披露の楽曲も多いことから「私のなかで震えていて」と緊張があったという。しかし、その緊張を吹き飛ばしたのが村上の存在だったといい、「隣でメキメキと成長していく人がいて。2人でダンスの振り入れしたのは1年くらい前でそのときは、『どうしよう……どうしよう……』というイメージになってるなっちゃん(村上の愛称)のイメージが強かったから、今回なっちゃんはどうなってしまうんだろうと。でも、そんな心配していたのが馬鹿らしくなるくらい、どんどん成長していくから、私もより頑張らなきゃ!という気持ちで臨んだライブでした。お互いが相乗効果で上を目指せるユニットなんじゃない?とリハをやっていて感じたんです。お互いが刺激しあっていて、すごくいい経験ができたライブでした」と、称える。さらに、「またできることを久保田未夢個人的に祈っております。もったいないよ!振り入れしたのに~!」と、再びのファンミーティング開催を願っていた。
一方、村上は、「みなさん、楽しかったですか!?Big Bangは起こせましたか?私はめっちゃくちゃ楽しかったです!」と、笑みをたたえて感想を。久保田に対しては、『DiverDiva』として活動する前は、「みゆたんの目を見てしゃべることすらできなかったの。恥ずかしくて」という状況だったそうだが、「ライブではみゆたんと向き合えて自分自身成長を感じてます」と、向き合えるようになってきたそう。
それでも、まだ久保田に対する“耐性”が低いという村上は「きょうもトークパートは翻弄されてしまったんだけど(笑)」「本当に何度かやばい瞬間はあったんです。曲中はなんとかなったんですけど、曲前の目配せとか心の切り替えが追いつかなくて。もし、発売したら見てほしい。みんなは耐えられる!?私は頑張ったんだよ(笑)」と言いつつも、不意に「みゆちゃん」と呼んで、これには久保田もニッコリ。
さらに村上は「愛と果林だったらステージっでぶつかりあって、成長していくと思うから、私もみゆたんとそういう関係になりたい!みゆたんに負けたくないと思うくらいの自分がいたんです。練習でも本番でもいつでもみゆたんが本気で向き合ってくれていたからここまで成長できたと思うので、本当にありがとう!」と、久保田にお礼すると久保田は「私はいつでも負けたくないと思ってるよ」と、村上を抱きしめる。村上は「私も負けない」と、瞳に涙を浮かべながら返しつつ「みゆたんの耐性をつけて……いまは無理だけど強くなりたいと思います!」と、仲間でライバルというニジガクのコンセプトそのままの光景を繰り広げていた。
そのまま、ハーモニーが多いミドルテンポの楽曲『Love Triangle』、最後は『TOKIMEKI Runners』をパフォーマンス。『TOKIMEKI Runners』の楽曲終盤では、2人が寄ったパフォーマンスをするシーンで村上は思い切った表情で久保田の肩に頭を寄せたが、逆に久保田に距離を間近まで詰められ慌てる姿もあり、まだまだ“翻弄”されている感じを見せながらのものとなった。
ニジガクメンバーからもSNSで応援コメントを送るなど、ファンとメンバーらに見守られ約2時間弱のイベントは笑顔あふれるなか終演を迎えていた。
■セットリスト
M1.SUPER NOVA / DiverDiva
――ファンミーティングパート――
M2.POWER SPOT!! / DiverDiva
M3.祭花 -saika- / DiverDiva
――MC①――
M4.THE SECRET NiGHT / DiverDiva
M5.Fly into the sky / DiverDiva
M6.SUPER NOVA / DiverDiva
M7.Fire Bird / 朝香果林(CV.久保田未夢)
M8.楽しいの天才 / 宮下 愛(CV.村上奈津実)
M9.めっちゃGoing!! / DiverDiva
――MC②――
M10.Love Triangle / DiverDiva
M11.TOKIMEKI Runners / DiverDiva
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※記事内画像は(C) プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
※初稿にて「DiverDiva」さんのイメージカラーを白と表記していましたが、シルバーでしたのでお詫びして修正致しました。