岡田准一 原田眞人監督から「岡田さんの芝居はつねに完璧」と絶大な信頼で殺陣指導一任!山田涼介レスリング指導され「正直『えっ、なんですか?』と」

岡田准一 原田眞人監督から「岡田さんの芝居はつねに完璧」と絶大な信頼で殺陣指導一任!山田涼介レスリング指導され「正直『えっ、なんですか?』と」1

 アイドルグループ『V6』で俳優・岡田准一が主演し10月15日より公開予定の映画『燃えよ剣』(監督:原田眞人/配給:東宝・アスミック・エース)。本作のメイキング写真が14日、公開となった。

 本作は作家・司馬遼太郎氏の同名小説が原作。江戸時代末期の剣客集団『新選組』のたどる道を副長・土方歳三(岡田)にフォーカスを当てて描いた作品となる。徳川幕府の権力を回復させ外国から日本を守る佐幕派と、天皇を中心に新政権を目指す倒幕派の対立が激しくなるさなか徳川幕府の後ろ盾のもと結成された『新選組』は倒幕派勢力の制圧に八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍を見せる。しかし、時流は倒幕へと傾いていくこととなり……。

 公開されたメイキング写真には、名匠・原田監督のもと緊迫した空気が漂う撮影現場で、真剣な表情を浮かべる岡田と山田の姿がそれぞれ映し出されている。本作で、映画『関ヶ原』以来となる原田監督との再タッグを果たした岡田は、「いつか演じるかなと思っていた土方歳三さんという人物を原田監督が持ってきてくださって、こんなにもやりがいのある現場というか、戦う現場で、監督と一緒に作品作りができるというのは映画人にとってこれ以上ない幸せ」と、万感の思いを。

 厳しい現場だったというが、「すごく濃厚でしたし、共演者のみなさんともうまく反応しあえて、膨らんでいった現場になったかなと思います」と、自信を見せた。

 対する原田監督も「岡田さんの芝居はつねに完璧」と絶大な信頼を寄せており、本作では、見せ場となる殺陣の構築・指導についても、岡田に一任。「殺陣チームが、基本となる全体の流れを作り、そこからこの作品としての新選組の戦い方、キャラクターそれぞれのユニークさを岡田さんに考えてもらいました。ひとつひとつの殺陣のシーンが、ひとつひとつの芸術作品になるように作ってくれた。すごく作品に活きています」と、目を細めていた。

 一方、剣技の天才・沖田総司を演じた山田涼介は、本作が原田組初参加。時代劇自体が初挑戦である中、撮影前には、「錚々(そうそう)たる共演者のみなさまの中でお芝居をさせていただくことに緊張する一方、武者震いしています」と語っていた山田だが、撮影中は、「緊張感が途切れることなく、日々刺激的な毎日だった」と充実した日々を述懐。

 初共演となった岡田に対しても、撮影前からコンタクトを取り殺陣の指導を自ら志願したという山田は、「ある日、『今日殺陣やるから刀持ってきて』と言われて刀を持って行ったんですけど、『刀置いて』と言われて。『レスリングをやる』ってなって。正直『えっ、なんですか?』と。でもそのレスリングの姿勢が殺陣に通じるところがあり、実際に現場に行ってレスリングの姿勢で殺陣をやると、『あ、なるほどな』と思えることがありました。岡田君には、殺陣のやり方や姿勢、殺陣をやるにあたって何が1番大切なのかというのを教えてもらいました」と、さっそく成果が出ていたそうだ。

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 ※記事内画像は(c) 2021 「燃えよ剣」製作委員会