俳優・田中圭、女優・中谷美紀が23日、東京・丸の内TOEIでW主演映画『総理の夫』(監督:河合勇人/配給:東映 日活)初日舞台あいさつを貫地谷しほり、工藤阿須加、松井愛莉、河合監督とともに開いた。
本作は作家・原田マハ氏の20万部超えのベストセラー小説『総理の夫 First Gentleman』が原作。近い将来の日本が舞台。42歳、史上最年少にして史上初の女性総理・相馬凛子(中谷)が誕生!鳥類学者であるその夫・相馬日和(田中)は、ある日突然総理となった妻を微力ながら支えようとするものの、史上初のファーストジェントルマンとして自らも担ぎ上げられてしまい順風満帆であった夫婦生活は結婚10年目にしてまさかの激変。「政界」という未知過ぎる世界で奮闘するさまを描くエンターテイメント作品となっている。
まずは、田中から「公開初日に来てくださってありがとうございます。すごく幸せに思います。きょうからこの映画がみなさまのもとに行くので、その旅立ちの日に少しでも楽しく過ごせたら」と、あいさつすると深々とお辞儀すれば、中谷は「愛情を込めて、すべての男性とすべての女性を応援する映画ができました」と、胸を張った。
作品にちなんで、○○大臣のポストを用意するとしたらというトークテーマを展開。優しさ大臣は誰かという問いかけに、田中は「監督です」というと中谷が“言われた~!”というような表情を浮かべかぶったことを窺わせることに。田中によると河合監督は「現場で麦わら帽子をかぶっていて、怒るところを見たことなくて、逆になんだったら怒るところを見たかったくらいで、怒ったら声が裏返るかもと思って」というほど温和だったそうで、撮影時間が6時間伸びても怒らなかったというエピソードも披露していた。
続けておしゃれ大臣は誰?という質問が貫地谷、工藤、松井へ。そわそわして、それとなくポーズをとってアピールする田中に対して、貫地谷は「中谷さん演じた総理かな大階段を下りてくるのが素晴らしくて」といったり、工藤も「すごいアピールしてくる先輩(田中)がいますが、中谷さんです」。さらには松井も中谷を挙げ、田中は頬をぷくーっと膨らませつつも田中は「驚かないしショックもないです」と“負け惜しみ”を言いつつ「すごい綺麗だったよね。出てきた瞬間すぐ分かる、『綺麗!』ってなると思う」と、認めていた。
3つめはオタク推進大臣なる役職。田中は「あんまその役職がなんなのかわからないですけど、貫地谷さん」というと、貫地谷は田中に「言われたくない!」と詰め寄る一幕が。しかし、中谷も「いつも田中圭さんと意見が割れるですが私も貫地谷さんです」というと、貫地谷はがっくり。そこから田中が「意見割れますか?」と、中谷に詰め寄ったが、割れると主張を譲らない中谷に、田中は「あ、は、はい」と、認める結果となっていた。
そして中谷から「大いに笑って、少しほっこりした気持ちで帰ってもらえれば」とアピールし、田中からは、「撮影後に中谷さんと取材を受けていた時に、自分が甘かったなと思ったのが出産という、育児と仕事の両立の難しさみたいなものをあらためて思わされました。これは女性はもちろん、パートナー、社会だったり、もっともっとできるんじゃないかなと考えるいいきっかけになりました。働く女性の方々にも観て頂きたいですし、なんかこういうエンタメから少しずつ、社会がもっと良くなっていく、実際にリアルな1歩目になるような、みなさんに少しでも考えて頂けるようなきっかけになったらと思っています。。笑って泣けて温かい気持ちになって、観終わったら前向きになれる作品になったなと思います。みなさん思う存分楽しんで頂ければ」と、メッセージを寄せていた。
映画『総理の夫』は全国公開中!
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