俳優・深田恭子(38)が27日、東京・豊洲PITで主演映画『劇場版 ルパンの娘』(監督:武内英樹/配給:東映)完成披露舞台あいさつを瀬戸康史(33)、渡部篤郎(53)、小沢真珠(44)、栗原類(26)、どんぐり(61)、大貫勇輔(33)、麿赤兒(78)、観月ありさ(44)、武内監督とともに開いた。
2015年8月に発売され、各書店の文庫売上1位を獲得しロングセラーとなっている作家・横関大氏の同名小説が原作。代々泥棒一家で“Lの一族”の娘・三雲華(深田)と、代々警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸)の禁断の恋を描き2クールでドラマ化がされた『ルパンの娘』の劇場作品となる。
指でLのポーズを作ってド派手な板付き演出で登場したキャスト陣。深田は「きょうはじめてみなさんに観て頂くということで、すごくドキドキしています。作品というのは、みなさまにお届けしてからがやっと完成という形なので、きょうは試写という形ですが楽しい時間を過ごして頂ければ」と、あいさつ。
深田は2クール+劇場版で主演をし続けたことへ、「こんなに長く、同じ現場で撮影させて頂くことはないので、本当の家族みたいな気持ちになってました」と、絆ができたそうで、「同じ役を連続でやらせて頂くのと、間にほかの作品がなくすごく待ち遠しかったんです」と、しみじみ。
これまでの撮影で苦労した部分へは、「最初はなかなか決め台詞の『悔い改めな』と言うセリフが、発したことがなかったので、『言えるかな?』って心配だったんです」と明かすとともに、「でも、泥棒スーツに身を包むとなんとか言うことができました」と、衣装に助けられたそうだ。
一方、瀬戸は劇場版はアクションシーンが多かったと話し、「体作りから始まり練習を重ねました。シリーズの中でも1番アクションが多くて。僕一人対大勢とか、ジャケットを使ったアクションをやらせて頂いて楽しかったですね」と、新たな挑戦もあったようだった。
観月は本作で初登場。深田ら“Lの一族”がまとう、泥棒スーツを身につけるが、「すごくピチピチなのでロケとかに行くとちょっと恥ずかしいです」と言いつつ、深田に恥ずかしくなかったかと詰め寄る。
すると深田は、「なるべく人に見つからないようにしてて。走って恥ずかしいなと思って」と、同意しつつ、「どっからどう見てもおかしいじゃないですか!まだ、そのときはパート1の撮影も始まって間もないころだったのですが、渡部さんなんて“スタジオ内で歩くのも恥ずかしい”と言っていて」と、渡部を巻き込むことに。これに渡部は「えっ、そんなこと言ってましたっけ?」と、しれっととぼけて、深田はビックリといった表情を浮かべていた。
ほかにも、深田へ最近感じた絆エピソードはあるかという質問があり、「(キャスト陣が)再集結して、映画公開に向けて、みんなで進めていこうという、この絆が大きな時間だと思います。頼もしいです」と、キャスト陣を見回して話していた。
そして深田から、「劇場版がこうして発表できるのもみなさんのおかげです。泥棒はしますが、家族の絆だったり、急に涙がホロリと出るようなシーンがあったり、今回はさらにスケールアップしたものになっています!」と、アピールしていた。
映画『劇場版 ルパンの娘』は10月15日より全国公開予定!