林遣都 映画「恋する寄生虫」へ熱い思いあふれるロングスピーチ!小松菜奈から「ケント・デリカット」と呼ばれるエピソードも後に感心したワケとは?

林遣都 映画「恋する寄生虫」へ熱い思いあふれるロングスピーチ!小松菜奈から「ケント・デリカット」と呼ばれるエピソードも後に感心したワケとは?2

 俳優・林遣都(30)、小松菜奈(25)が29日、東京・新宿バルト9でW主演映画『恋する寄生虫』(監督:柿本ケンサク/配給:KADOKAWA)完成披露試写会を柿本監督とともに開いた。

 作家・三秋縋氏の15万部を突破したヒット作を原案とした作品を映画化。極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けずに孤独に生きる青年・高坂賢吾(林)、寄生虫が好きで、視線恐怖症に苦しむ不登校の女子高生・佐薙ひじり(小松)が運命の出会いを果たし、孤独な2人はやがて惹かれ合い、恋に落ちていくのだが……という物語。林、小松のほか、2人の運命の出会いに深く関係する重要な役に井浦新、石橋凌も起用されている。

 黒で統一されたコーデで登場した林。「できあがった映像を観て、柿本さんの腕やセンス、いろんなものに感動しました。映像美だったり、音楽だったりいろんな面で楽しめる作品になったなと思います」と、自信を見せれば、小松も「冒頭の遣都さんとCGの感じが美しくて。私も見入っていて、美しさが広がっていくんです。目の保養というか、美しいなって」と、思わず引き込まれてしまう演出があるそうだ。すると柿本監督からは、「見えないものをどう描くかというので、ほかの作品で築いてきたキャリアを使ってみました。良い個性になると思ってチャレンジしました」と、しみじみ語っていた。

 本作で林と小松は初共演。お互いの印象へ林は、「楽しかったですね。接しやすくて。お会いする前は勝手にクールなイメージを持っていたんです。でも、とにかく周りの人に愛される方で、菜奈ちゃんとの撮影中のことを思い出すとスタッフの方と談笑しているのを思い出すんです。ちょっと遠くから見ると、誰が菜奈ちゃんが分からないくらいで、今この場に立っている菜奈ちゃんとのギャップがあって」というほど、スタッフの懐に飛び込んでいたという。

 そんな気さくな小松のおかげで林は「お芝居も、接しやすかったのでなんの遠慮もなく相談しながら関係性をつくっていくことができたなって」と、感謝すると、小松は「嬉しいですね」と、ほほ笑んだ。

 一方、小松は林と距離を詰めるために、撮影前に、あだ名をつけようという話になり、「このあだ名にしようと思ってケント・デリカットと呼んでいたんです。最初は驚かれていたんですけど、呼んでいると、『それ、癖になってきたかも』と言ってて。あんまりそれが表情とかで見えなかったんですけど、それを聞いて、喜んでもらえたんだって。自分の距離の詰め方が小学生男子みたいになってはいたんですけど」と、エピソードを披露。

 これに、林は「小学生の野球をやっていたときに、本当にそう(ケント・デリカット)と呼ばれ続けていたんです。菜奈ちゃんは、なんの引っかかりもなく言ってくれたんです。台本を読み合わせているときも『ここケント・デリカットが……』と、本気で言ってくれてたんだってわかって」と、感心したそうだ。

 なお、小松は林のお芝居面については、「現場ではお芝居に対するアプローチとかすごく真面目なので、自分が戸惑ったり迷ったときはこのセリフをどう言えばいいかと言うので全部話してくださったんです。分からない部分は遣都さんが家に持ち帰ってくださって、『僕はこう考えたけど』と言ってくださって、この現場で助けて頂きました」と、感謝していた。

 イベント後半には、タイトルにかけて『いま恋している○○』なことを発表。林は「『恋するストレッチ』ですね。いま舞台をちょうどやっていて、階段の上り下りが多くて30を超えて初めてヒザに来たんです。そこで“神様”といわれている共演者の浅野和之さんからストレッチを教わって、それをやると体の調子もすこぶる良くて。これは良いぞと思って、家に帰ってもやるようになりました。これまでしてこなかったんですけど、やればやるほど柔らかくなっていきましたね」と、ハマっているそう。

 小松はといえば、「『恋する塗り絵』です!大人の塗り絵というものがあって、その響きがいいなって思ってはじめたんです。色を塗るのが好きで、モネとかゴッホの塗り絵をするんですけど、無心になれるので、ずっとやりながら良い時間だなと思ってすごくハマっています」とのことだった。

 最後に小松から「新型コロナウイルス禍になる前に、台本を読んだ時に、マスク越しのキスと書いてあって、自分たちが読んでいて違和感が合ったんです。けれど、いま世の中、本当にそういうふうになってきたなって。この時代にそういう作品を1つ残すことができてよかったなって。異色のラブストーリーといわれているからこそ、新しいものを観たなという気持ちで観てもらえると思います」と、アピール。

 林からは、「この映画、撮影中はあまり意識していなかったんですが、登場人物がほとんどいなくて2人なんです。メインは4人ですが、登場人物の少なさにすごく意味があるなって感じているんです。柿本さんの演出がとっても秀逸というか、僕たち2人意外のエキストラさんとか、冒頭はすごく大胆な演出が加わってて、僕たちが観ているものとの対比が加わって、すごく違和感のあるもので、それがあることで2人の世界がきらびやかに、美しく見えるというのが秀逸だと思ったんです。いま、人と人との物理的な距離、心の距離も遠くなってしまいがちな世の中で、人それぞれの世界があって、誰しも必ず身近に、小さな幸せが散りばめられていて、大切な人がいて……。いなければ自然でも、動物でも良いんですけど、見失いがちなことに気づくことが大切なんじゃないかと。そういうことを感じながら観て頂ければ」と思いの丈をあふれさせるスピーチとともに、「とても素敵な映画ができたと思います。異色のラブストーリーといわれていますが、いろんな方に楽しんで頂けると思います」と、呼びかけていた。

 映画『恋する寄生虫』は11月12日より全国公開予定!

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 ※初稿の弊社Twitterハッシュタグに小池徹平さんが入っておりました。お詫び致します。

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