佐野晶哉 神尾楓珠主演の『20歳のソウル』で映画初出演で「僕が勇気をもらったように誰かの勇気になったら嬉しい」!主人公の親友役で秋山純監督の期待に応えきったコメントも

佐野晶哉 神尾楓珠主演の『20歳のソウル』で映画初出演で「僕が勇気をもらったように誰かの勇気になったら嬉しい」!主人公の親友役で秋山純監督の期待に応えきったコメントも1

 関西ジャニーズJr.でアイドルグループ『Aぇ! group』の佐野晶哉(19)が俳優・神尾楓珠(22)主演で2022年に全国公開を予定している映画『20歳のソウル』(監督:秋山純/配給:日活)で映画初出演を飾ることが1日、発表となった。

 本作は、千葉県船橋市立船橋高校に代々受け継がれている応援曲『市船 soul』を作曲した一人の青年・浅野大義さんと、市船吹奏楽部の絆が生んだ奇跡を辿った原作『20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド』(小学館)および『20歳のソウル』(幻冬舎)の映画化となる。

 生前、市船の吹奏楽部員だった浅野大義さんは、野球部を応援する曲を作りたいと『市船 soul』を作曲。完成したその楽曲は、運動部員たち、一緒に青春を過ごした吹奏楽部の仲間たちを勇気づけ、さらには病に侵された彼自身にも生きる力を与える曲になった。大義さんの告別式には、吹奏楽部顧問・高橋健一先生の「大義のために演奏しよう」という呼びかけに、164名もの市船吹奏楽部OBが集まり、奇跡の1日だけのブラスバンドを結成。『市船 soul』を演奏し、彼を送り出した。その後、大義さんの母・浅野桂子さんが、告別式での出来事を朝日新聞に投稿。記事を読んだ原作者・中井由梨子氏が、桂子さんや高橋先生、吹奏楽部のメンバーに直接取材をし、大義さんの物語を小説化、そして映画化に繋がったという実話をもとにしている。

 佐野は神尾演じる主人公・浅野大義と同じ吹奏楽部で、音楽と共に青春を過ごした親友・佐伯斗真役として起用。打楽器を担当する吹奏楽部員で、容姿端麗で、音楽の才能もあり、何不自由ない青春を過ごせるはずが、学校生活、部活動に悩む日々を過ごしている。しかし、大義の何事にも真剣に向き合う姿に心を動かされ、『市船 soul』の作曲を手伝い、また大義が病にかかってからは、傍で励まし、最期まで共に青春を過ごした。佐野自身、現役の音大生でもあり、『Aぇ! group』では、ドラムを担当。そのほかにもサックス、ピアノなど演奏することができ、本作では打楽器とピアノの演奏を披露することとなる。

 佐野は、映画初出演を果たしたことについて「はじめての映画出演がこの作品であったことにとても意味を感じています」と、喜びを語り、「監督は、僕も大義くんと同じようにずっと音楽のそばで生きてきたことに触れ『存在するだけでいい』と言っていただき緊張を解いてくださいました。撮影前から市船高校のジャージを着てピアノやドラムを練習していたので、先生や部員のみんなの中での撮影は2回目の高校生活のようでした」と撮影を振り返る。

 そして、「ひとりでも多くの方に大義くんの作った曲と生き様が届き、僕が勇気をもらったように誰かの勇気になったら嬉しいです」と、来年の公開に向けてメッセージを寄せた。

 本作の監督を務めた秋山純監督は、「佐野くんには以前から注目していて『斗真役が出来る俳優は一人しかいない』と、本人にも言い続けました」と、期待をかけていたという。「芝居に加えドラムやピアノの生演奏がある難しい役。佐野くんは、見事に斗真としてそこに存在してくれました。真摯に作品と向き合う姿勢があったからこそ、芝居や音楽の神様が、ほほ笑んでくれたのだと思います」とコメントしており、見事に秋山監督の想いに答えきったようだった。

 ■ストーリー
 浅野大義(神尾楓珠)は市立船橋高校吹奏楽部に所属する男の子。担当はトロンボーン。活発で優しく、そして真っすぐな大義は、いつも周囲を明るく照らし、そして大義自身も部員たちに支えられ、青春を謳歌していた。なにより特別な存在である顧問・高橋健一先生(佐藤浩市)に大きな影響を受け、心身共に成長していった。大義は、市船・野球部のために、オリジナル応援曲の作曲に挑戦。作曲の難しさに葛藤しながらも 高橋先生からの叱咤激励や親友・佐伯斗真(佐野晶哉<A ぇ! group/関西ジャニーズ Jr.>)の助けもあり「市船 soul」が誕生する。そして、いざ試合で演奏されるとたちまち得点を呼ぶ〝神応援曲″と呼ばれる様になる。
 高校を卒業した大義は、高橋先生の様な教師を志し音楽大学へ進学、夢に向かってキャンパスライフを過ごしていた。そんなある日、大義の身体を異変が襲う。診察の結果、大義の身体は癌に侵されていた――。

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 ※記事内画像は(c)2022「20 歳のソウル」製作委員会