柴咲コウ 劇場アニメ「神在月のこども」は「企画・脚本を頂きたとき涙」!井浦新と神谷明への憧れで「神谷さんの声は神がかっています!」

柴咲コウ 劇場アニメ「神在月のこども」は「企画・脚本を頂きたとき涙」!井浦新と神谷明への憧れで「神谷さんの声は神がかっています!」2

 劇場オリジナルアニメ『神在月のこども』(監督:白井孝奈/配給:イオンエンターテイメント)東京プレミアが2日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で開かれ主人公カンナの母のお葉山弥生役・柴咲コウ、父の葉山典正役・井浦新、幼少期の葉山カンナ役・新津ちせ、大国主役・神谷明、白井監督が登壇した。

 “島国の根”と書く神話の地「島根・出雲」を目指して駆ける少女の成長を描く物語。国の神々が出雲に集い、翌年の縁を結ぶ会議“神議り(かみはかり)”を行うという云われを題材に、人々と神々、各地と出雲、そしてこの島国の根にある“ご縁”という価値観をアニメーションで表現している。

 柴咲は、「企画・脚本を頂きたとき涙を流しました」と、心を揺さぶられたといい、カンナという娘へ「カンナの心には諦めや失望など心にいろんなものを抱えていて、その時点で応援したくなるなという思いもありました。それと、他人は『諦めずに頑張りな』と言いますが、諦めずに頑張るのが大変だなと思うので、背中を押したくなるようなカンナちゃんでした。カンナの母親ということで私自身は母親になったことはないのですが一番応援している存在だろうなという気持ちで命を吹き込みました」という気持ちになったそうだ。

 作品の見どころへ柴咲は「すばらしいロケーションがたくさん映っています。日本の素晴らしいロケーションが映っていますので、ここ素晴らしいなというのを感じてもらえれば」ともアピールしていた。

 イベント中盤からは、出雲で開催するプレミア試写会に出席している葉山カンナ役・蒔田彩珠、主題歌『神無 ―KANNA―』を歌う歌手・miwa、総作画監督の佐川遥氏、原作でコミュニケーション監督の四戸俊成氏と中継でつなぐことに。蒔田が「はじめましてー!」と柴咲にあいさつすると柴咲も「はじめまして!不思議な時代ですね」と、どこか距離のあるあいさつ。このことに柴咲は「個人でブースに入って録っていたので」と、理由が明かされ観客を驚かせる一幕もあった。

 また、司会から本作が『モントリオール国際リース賞映画祭2021』にて映画祭主演女優賞(蒔田彩珠)、最優秀音楽賞、最優秀編集、最優秀脚本賞にノミネートも発表。これに蒔田はふだんは女優として活動していることもあり声のお仕事でノミネートされたことに恐縮しつうt「公開前からたくさんの方に観て頂けているんだと思って嬉しいです」と、アピールしていた。

 さらに、作品の注目ポイント、好きなシーンを挙げてもらうコーナーへ。柴咲は「個人的な感情ですが、神谷明さんのお声で育ったと言っても過言ではないので、一緒の場所に立てていることに感激しています。神谷さんの声は神がかっています!」と声を弾ませると井浦も、「僕も神谷さんの声で育ったので神谷さんの声でてくるシーンは震えてください!」と、神谷を推す。

 これに神谷も素直に「ありがとうございます」と、ニッコリと言葉を受け取りつつ、「作品の前半ではカンナファミリーのつながり、お父さん、お母さん、幼いカンナとの会話を楽しんでもらえれば。中・後半はカンナとそれを取り巻くキャラクター、織りなすドラマを堪能してもらえれば。神様を担当している声優もそれぞれ頑張ってます。そして、最後にmiwaさんの歌が素晴らしいんです。最初は単独で聴いたんですが、作品に合わせて聞くと感動が増すと思います」と、丁寧にアピールした。

 そして、柴咲は「生きづらさもある世の中で、リフレッシュしてもらえればいいなと思います。そのなかで小さなカンナちゃんが頑張っている姿をみなさんに自由に感じてもらいたいですが、きっといい気分になって劇場を出てもらえると思っています。素敵な作品に携われて私も幸せでしたし、よりたくさんの方に観て頂けると幸せです」と、メッセージを寄せていた。

 劇場オリジナルアニメ『神在月のこども』は8日より全国ロードショー予定!

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