本髙克樹「矢花（黎）呼んでこないと駄目」と言わしめたことや今野大輝の髪型などをイジる！「何か緑のワンポイントを身に着けて来て」と呼びかけたワケ？

　ジャニーズJr.でアイドルグループ『7 MEN 侍』本髙克樹と今野大輝が20日、東京・有楽町のヒューリックホール東京で「Rock Reading『ロビン』～「ロビン・フッドの愉快な冒険」より～」（上演台本・演出：鈴木勝秀）ゲネプロを前に俳優・ROLLY、カズマ・スパーキン、演出の“スズカツ”の愛称でも親しまれる鈴木勝秀氏とともに会見を開いた。

　昨年10月に上演した、朗読とロックバンドによる生演奏のRock Reading『幸福王子』の第2弾。アメリカ人作家、ハワード・パイル原作『ロビン・フッドの愉快な冒険』を題材にしたものとなる。主人公のロビン・フッド役は『幸福王子』で主演・王子役を務めた本髙が。ロビンの片腕リトル・ジョンを今野が演じる。音楽ライブのようなリーディングを展開しながらの2人による会話劇、そしてナレーターを務めるROLLYとカズマ・スパーキンによる物語の進行を軸に、ロックバンドによるオリジナルロックミュージックの生演奏を組み合わせた新感覚の朗読劇となっている。

　役の衣装で登場したキャスト陣。本髙は初日を明日に控え「準備はきょうで整ったという感じです」と、万端といった様子で、「きのう、一昨日で『幸福王子』の資料映像を観ていたんです。また新しい、Rock Readingでグレードアップしたものができたなという感じがしています」と、昨年の公演と比べてみても手応えを感じているそう。

　今野は「率直に楽しみ！というのが1番大きいです。実感はないんですけど、けいこ時間も少ない中で、完成度を上げてこれていると思っていて、本番を迎えてお客さまの前で見せることが……できそうだということで、心待ちにしているという感じですね」と、少し途中に間があり不安も感じているようだが、自信の方が勝っている様子を見せた。

　ビジュアル面へ本髙は「去年の『幸福王子』の感じでロビンになったなという感じがしています。有楽町をこの格好で歩いちゃいけない格好です（笑）。手もマニュキュアからつけ毛までいろんなところで手を入れて頂いています」というと、今野は、「僕は普段セットする方ではないので、いましているみたいに派手にセットして頂くと気持ちもアガりますし、新鮮でいつもと違う自分になれた気がして」と、より気持ちが入るそう。

　すると隣の本髙が「小学生のときの今野の写真を見たことありますけどこんな感じでしたよ」と言い出し、今野は焦りながら「昔ダンスをやっていてその発表会で髪をセットするとだいたいこんな感じになって。これよりはもう少し抑えめでしたよ」と、説明していた。

　舞台の内容の話題へ。「前回よりも楽器の数も多くて。音楽が入る場面も多いので、けいこ中にセリフがどんどん音楽になっていくというのが多くて、ミュージシャンの方に感激しながらけいこしていました」という本髙。

　流れで、この体験を『7 MEN 侍』に持って帰って生かす？との質問も飛んだが、「持って帰りたいんですけど、本当に複雑すぎて（『7 MEN 侍』メンバーの）矢花（黎）呼んでこないと駄目だなって」というほどなのだそうで、今野も「それくらい難しいんです。なんなら矢花もきのう、『暇があるから、ヒューリックホールに一緒に入りたい』と言ってました」とも。

　さらに、今回、本髙と今野は楽器演奏もあるのだとか。本髙はトイピアノ、今野はアコースティックギターだそうだが、本髙は「やる予定はなかったんですけど、可愛いトイピアノを♪ピンピンやります。けいこ中に突然出てきてやっていいよといわれて」と、絵エピソードを話せば、今野は「僕のアコースティックギターは今回の舞台で初出しで私物なんです。家にあったんですけど、使ってなくてこれを使おうということで用意しました」との裏話もしていた。

　そんな2人へROLLYは、「まさに硝子の少年時代を象徴するような若さ！瞬間の輝き！！これはこの舞台でしか体験できないと思います。というのも、次の舞台になると彼らは少し大人になっているから。絶対に見逃せない、聴き逃すことが許されない！」と、熱弁してアピールしたり鈴木氏は2人の“いいシーン”に思わず入り込んだという話や、「昨年1回やって到達したところがあって、バンドメンバーも昨年と一緒だったから、けいこ初日からかなり高いところからスタートできていて、今回のところは高いと感じています。『幸福王子』からこの舞台は点でつながってるけど、その間にほかのお仕事をして、線でつながっている感じで、今回の作品はそれが乗っかっている感じなんです」と、目を細めつつ「でも、自分たちが成長していることに気づいてなくて」と、ニヤリ。

　これに本髙は、「スズカツさんが前の舞台のけいこのときも褒めて伸ばしてくれるようとするんです。いい意味でスズカツさんに騙されないようにしようと思って（苦笑）。だから、どんなにいいと言われても、“良くない！良くない！！”と思いこみながら試行錯誤して臨んでいました。気づいたらスズカツさんも認めてくださるようなものができあがっていた感じです」と、実感を話せば今野は「僕はついさっき（成長してたことに）気づきました（苦笑）。こういうステージに立ってやってみて、けいこをはじめたときを思い出して、そうしたら全然違うなというのと、それと僕、喉が強くなったなと思いました」と、振り返っていた。

　そして今野からは「第2弾で前作と比較されちゃう部分はあって、そこのプレッシャーはありましたけど、前回を超えるという気持ちでけいこをやっていくうちに自信がついてきました」「こういう世の中で舞台に立たせて頂けるというのが当たり前じゃないということを感じています。第2弾をやらせて頂けるというのが奇跡だなと思います。前回観に来てくだった方はもちろん、今回新しく来られる方にも楽しんで頂ける舞台だと思いますので、ぜひ待っていてほしいです！」とアピール。

　本髙からは、「去年より音楽と朗読の融合性が増して、よりライブに近い朗読劇になっていますので、ライブに来るような感覚で観て頂きたいです」と、コメントするとともに、「ぜひロビンの仲間になった気持ちで観てほしいので、何か緑のワンポイントを身に着けて来てくださることをオススメします。ちなみに、スタッフのみなさんは僕が持参したんですけど、緑のマスクを付けてくれているます。ロビンの仲間になったつもりでお越しください！」とのアピールもしていた。

　「Rock Reading『ロビン』～「ロビン・フッドの愉快な冒険」より～」東京公演は2021年21日から同31日までヒューリックホール東京にて、大阪公演は11月5日から同7日までCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演予定！

　※記事内舞台写真は（C）ROCK READING『ロビン』／撮影：伊藤智美