松崎祐介“主人公”と聞いてからのスタンスに辰巳雄大「ちょっとミスった」と苦笑い！「BORN 2 DIE」は「10分くらい伸びる日もある」“お得感”もアピール

　4人組アイドルグループ『ふぉ～ゆ～』の福田悠太（34）、辰巳雄大（34）、越岡裕貴（35）、松崎祐介（35）が2日、東京・よみうり大手町ホールで主演舞台『BORN 2 DIE』（演出：小林顕作）取材会を開催した。

　『TOKYO TRIBE』シリーズなどで知られる漫画家・井上三太氏が1995年から98年にかけ連載した同名作を舞台化したもの。第3弾まで上演された『ふぉ～ゆ～』主演舞台『放課後の厨房男子』のスタッフ・キャストが集結して送る物語となる。

　まずは、冒頭約15分ほどがメディア向けに公開され、『放課後の厨房男子』のような独特のテンションで歌やダンス、台詞回しなどで楽しませた。

　お披露目後には『放課後の厨房男子』で培った小林氏との関係ということもあり辰巳は「小林さんの演出を理解しているので」と、以心伝心といった様子。小林氏も「4人といると楽しいんですよ。作品が変わったからものすごく色が変わるのかなと思って試行錯誤していたんですが、4人と会ってカンパニーが集まったら、同じものなんだなと思いながらで」と、気持ちを語っていた。

　作品について辰巳は「密室殺人事件をテーマにした漫画を読んで、僕たちが飛び込むという感じで」とざっくりと説明。そのけいこへは「このカンパニー怖いのは、顕作さんがけいこをつけに来てくれると、『俺が知らない作品になってるな……』ということがあって」というほど変化が出ているそうで、小林氏は「演出をつけたはずなのに、全然違っていてビックリしたんですけど、面白いんです。舞台も変わっていくものなんだなって。だからこの舞台あさってあたり、どうなってるかわからないんです」と、笑う。

　実際に辰巳は「このカンパニーはお客さんの笑いに敏感みたいなんです。ちょっとでも笑いが起ころうものならそれを取り逃がさないんです。たまに10分くらい伸びる日もあります」というほどだそうで、福田は「でも料金は据え置きです」と、お得感（？）をアピールしていた。

　さらに、取材会では、越岡が「初めての刑事役です」と、胸を張ったり辰巳が「ちょっとミスったなということがあるんです」と切り出すことも。それは松崎演じるバイブ役のことだそうで、「配役を頂いたあとに話したときに、Wikipediaでこの漫画のことを調べたらバイブが漫画の中の主人公みたいだよといったら、（松崎が）あっ、バイブ主人公なんだーっていうスタンスみたなのがすごくなっているんです！」と、松崎が“暴走”気味なのだそうだ。

　しかし、その松崎の“主人公”スタンスの効果もあるという辰巳は「けいこ場で1回も（松崎が）台本を持たなかったんです。珍しいんですよ」と、しっかり覚えていたといい、このことを松崎に振ると「いや、主人公だから」と、しれっと答えてた。

　なお小林氏によると「見せ場は4人にもありますし、カンパニー全体にもあると思いますよ」とのこと。これに福田が「僕らの衣装よりもカンパニーのメンバーの方が予算かかってるんです」ということにもなっていた。

　ほかにも、作品にかけた“生きるか死ぬか”のアクシデントについて質問が挙がると、松崎は「僕のバイクで相葉（雅紀）くんも乗っているバイクがあるんですけど、それに乗って高速道路に入ったんです。そのときにガス欠になって、白線のギリギリのところを歩くことになって」と話したが、これはあまり受けがとれず、辰巳が「『ふぉ～ゆ～』が生きるか死ぬかのアクシデントをいま感じています」と、うまいツッコミで笑いに変えていた。

　そして辰巳から、「お客さんと一緒に漫画の世界にダイブしている感じですので、僕たちと飛び込みましょう！」と、メッセージを寄せていた。

　舞台『BORN 2 DIE』東京公演は3日から同8日までよみうり大手町ホールと同17日から12月1日まで銀座・博品館劇場にて、大阪公演は12月4、5日まで松下IMPホールにて上演予定！