元『SMAP』で作家の香取慎吾(40)、安倍晋三首相(63)が30日、東京・表参道のスパイラルガーデンで『日本財団DIVERSITY IN THE ARTS企画展 ミュージアム・オブ・トゥギャザー』に来場した。。
同アート展では、障害者や現代美術家など23人の作品を展示。多くの人にひらかれたアート展として、誰でも楽しく、居心地よく過ごせる環境を提供している。障害のある方と共に鑑賞を楽しむ「アクセス・アート・プログラム」では、知覚過敏の方を対象として照明を落とし音に配慮した「クワイエットアワー」を導入している。また、ユニバーサルマナー研修を受けた会場スタッフやアプリによる会場周辺のバリアフリー情報の提供など、人やIT等、ソフト・ハードを活用しアクセシブルな場のあり方を社会に提案していくというコンセプト。
香取が出展したのは2010年の作品『イソゲマダマニアウ』と2014年の作品『火のトリ』の2作品。今月13日のレセプションでは「僕とここで握手!」と言っていたが、その約束通り23日に来場し本当に握手をしたり、来場者とのふれあいを楽しんでおり、今回の来場でレセプションを含め3度目の来場となる。
香取とともに、作家の竜之介氏が安倍首相に作品を紹介することに。香取は安倍首相へ『火のトリ』について、「心が爆発しそうなのを絵にぶつけて次の日に臨んで」と、描いたときの心情を話したり、『イソゲマダマニアウ』について安倍首相が「色味もいいし、間に合ってるね」との声を寄せると香取も「間に合わないことなんてないんだと思います」と思いを語ったり2人で談笑したり、絵の前で握手をするなどしていた。
その後壇上で、「作家の香取慎吾です。今回このような展覧会に参加させて頂いて、作家と呼んで頂き、嬉しく恥ずかしながらも、とっても実は喜んでいるんです」と、笑みが漏れつつ、「ボーダーのない境界線のないアーティストの方々と参加させて頂けて、そんな展覧会に僕が初めて出品させて頂いて嬉しく思っています。安倍総理にも来場頂いて僕も竜之介もアーティストたちも会場に足を運んでくださったみなさんも、外鬼出ることも躊躇するような方々もいたと思いますけど、たくさんの方々が来てくださって。あしたまでですけど、あしたまでたくさん来てもらえたらというのと、またこんな展覧会を開けたらみんなで絵を観られるのかなと思っています」と、スピーチし、隣にいた竜之介氏と「嬉しいね」と笑っていた。
安倍首相は香取へ「アーティストとして期待しています」と、声をかけていた。