「フィスト・オブ・ノーススター～北斗の拳～」最終舞台げいこ開催！大貫勇輔「お届けできることが心の底から嬉しい」

大貫勇輔

　ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター～北斗の拳～』（演出：石丸さち子）最終舞台げいこが7日、東京・日生劇場で開催されケンシロウ役の大貫勇輔、ユリア役の平原綾香らが仕上がり具合をメディア向けに披露した。

　少年誌『週刊少年ジャンプ』（集英社）に1983年から88年まで原作・武論尊氏、漫画・原哲夫氏が連載した作品。最終戦争により文明社会が失われ暴力が支配する世界となった世紀末を舞台に、北斗神拳の継承者・ケンシロウが、愛と哀しみを背負って救世主として成長していく姿が描かれる。

　初日へ向け、キャスト陣からコメントが寄せられた。

　大貫は「けいこ場では全員が作品を愛し、より良い作品にしようというエネルギーで満ちあふれていました。素晴らしい脚本と楽曲、そして最高のスタッフとキャストが一丸となって創り上げたこの作品を、ようやくお届けできることが心の底から嬉しいです。僕たちの興奮を早くお客さまと共有したくて待ちきれません！」と、意気込みを。

　平原は、「ついに初日です。きょうを迎えるまでに、カンパニーのみなさんと、それぞれの人生を持ち寄り、心の限りおけいこしてきました。この時代に『北斗の拳』がミュージカル化されることも、何か意味があると信じています。ひとりで歌う時も、決してひとりではないこと。何かに手を伸ばす時も、笑う時も、くじける時も、心に宿る大切な人がいることを忘れません。悲しみは消えませんが、ともに生きる事はできると、この作品を通して伝えたいです」と、メッセージを寄せた。

　ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター～北斗の拳～』東京公演は8日から同29日まで日生劇場にて、大阪公演は2022年1月8、9日まで梅田芸術劇場メインホールにて、愛知公演は2021年1月15、16日に愛知県芸術劇場大ホールにて上演予定！

　■ほかキャストコメント
　○ユリア役・May’n（平原綾香とWキャスト）
　ついに幕が開きます！『北斗の拳』のミュージカル化ということで、原作へのリスペクトを持ちながらも、今この時代を生きる私達がお客様に届けさせていただく意味を大切にしていたいです。
　宿命を背負いながら、未来を信じるその強さをもちながらユリアとしていっぱい生きます。
　ぜひ劇場で、体感してください！

　○ラオウ役・福井晶一（宮尾俊太郎とWキャスト）
　「北斗の拳」をリアルに見ていた世代としてはこの作品がミュージカルとして生まれ変わる瞬間に立ち会うことができて興奮を抑えられません。原作ファンの方はもちろんのこと、今回初めて「北斗の拳」の世界に触れる方でも充分楽しんでいただける舞台に仕上がってます。舞台装置、音響、照明、映像、衣装等、さまざまなピースが合わさっていよいよ本日、世界初演の幕が開きます。
　そして最後のピースはお客さまです。劇場でお待ちしています。

　○ラオウ役・宮尾俊太郎（福井晶一とWキャスト）
　いよいよ、初日を迎えます。
　この作品に関わる多くの方々のいろいろな思い・情熱が詰まっています。わたくし、宮尾ラオウも、毎日悔いないようにけいこに励んでまいりました。ありきたりにはなりますが、きっとみなさまにご満足いただける舞台をお贈りできると確信しております。

　○トキ役・加藤和樹（Wキャスト）
　ミュージカルfons、いよいよ初日の幕が上がります。正直なところ、稽古場では芝居を積み上げてもどういう風に見えてるのだろう？と疑問に思うこともあったのですが、劇場に来てそんな気持ちは吹き飛びました。そこには紛れもなくケンシロウたちが、北斗の拳が存在していました。この感動を、衝撃をぜひ体感しに来てください。

　○トキ役・小野田龍之介（Wキャスト）
　「北斗の拳をミュージカル化。」
　この事が発表されて以降「一体どうなるんだ？」とみなさま思われてきたと思います。
　我々カンパニーもそう思ってきました！
　気がつけば月日は流れその作品が遂に開幕致します！
　この大人気コミックと国内外から素晴らしいクリエイティブスタッフがコラボレーションを果たし作り上げたオリジナルミュージカルに携わることができて光栄に思っております。
　これからこのドラマを通して1人でも多くの方の心を熱くすることができますように。

　○レイ役・伊礼彼方（ジュウザ役を上原理生と交互で入れ替わり）
　約2ヶ月間、創っては壊しを繰り返し、石丸さんを筆頭にみんなの想い・愛が吹き込まれたオリジナルミュージカル北斗の拳！どのキャラクターも自分の正義を貫こうともがき苦しみながら懸命に生きる様が星空の様に美しく輝いている。一つでも、1mmでも、何かがあなたの心に届きますように。

　○レイ役・上原理生（ジュウザ役を伊礼彼方と交互で入れ替わり）
　いよいよ、あの『北斗の拳』がミュージカルとなって世界初演の幕を開けます。
果たしてどんな世界となるのか、我々も幕を開けてみないとわからないドキドキがあります。
　2021年を締めくくるエンターテインメント、どうぞ楽しんでいただけましたら幸いです。

　○シン役・植原卓也（上田堪大とWキャスト）
　キャスト、スタッフさんのいろんな想いが詰まったこの作品が、ご観劇頂く方の目にどう映るのでしょうか。シンを通してユリアへ、そしてみなさまに愛が届く事を願って挑みます。楽しんで頂けますように。
　本日からよろしくお願いします！

　○シン役・上田堪大（植原卓也とWキャスト）
　すべてが新鮮に感じるけいこ場でした。
　けいこでは今まで経験したことのないことも多くありましたが、今はいろんなことを乗り越えてきて本当に良かったなと思っています。キャスト・スタッフのみなさんとけいこをしてきたこの作品をお客さまに届けられるのが、本当にうれしく思っています。また、全員、大きな怪我がなく初日を迎えられることも良かったと思っています。自分にとって初のグランド・ミュージカルの出演となります。思う存分、板の上で楽しんでいきたいと思っています。

　○リュウケン役・川口竜也
　世界初演！！日本発のオリジナル作品！！音楽、映像、アクション！！
　ミュージカルの枠を超えたエンターテインメントとなる予感です！！
　その中で体を張った役者のリアルな演技にもご期待ください！！
　私も頭をテカテカにして劇場でお待ちしております！！

　○トヨ役・白羽ゆり
　世界初演の北斗の拳が、いよいよ開幕します！キャスト、スタッフ一同熱い思いで稽古をしてきました。今、幕が開く事に緊張感と高揚感でいっぱいです。アクションはもちろんですが、私は北斗の拳の物語が大好きです。色々な愛の形があり、ハッとするシーンもたくさんあります。ワイルドホーンさんの楽曲も、ぜひ楽しみにしていてください！！私達の本気をお届けします。

　※記事内写真は撮影：田中亜紀