アイドルグループ『A.B.C-Z』塚田僚一が主演し2月19日より上演予定のSound Fantasy朗読劇『月世界旅行』(上演台本・演出:鈴木勝秀)キービジュアルが15日、解禁となった。
本作はフランスの小説家ジュール・ヴェルヌが19世紀後半に発表した長編SF小説の二部作「地球から月へ」(1865年)と「月世界へ行く」(1870年)を原作にした作品。音楽は大嶋吾郎氏が担当し、主演で月旅行の計画を立案するインピー・バービケーン役を塚田が務める。
さらに、ニコール大尉役には田村雄一が、ミシェル・アルダン役には細見大輔の出演が決まっており、3人のみで物語が進行していくこととなる。
Sound Fantasy朗読劇『月世界旅行』東京公演は2月19日から同27日までよみうり大手町ホールにて、大阪公演は3月5、6日にABCホールにて上演予定!なお、15日からはチケットの一般発売も開始となっている。
■ストーリー
元軍人たちの集団「大砲クラブ」が、月に砲弾を撃ち込む計画を立てる。
全世界から寄付金が募られ、それを資金にしてコロンビアード砲が完成する。
アルダンは、砲弾を無人用の球体から有人用の弾丸型に変更を提案し、自らその乗員に志願する。
アルダンの仲介もあって、立案者バービケーンとライバルのニコールの三人が乗り組む。
砲弾は予定通り発射され、順調に月へ向かう。
途中、不要物の真空中への投棄、酸素酔い、地球=月の重力均衡地点における無重力状態。
小天体とニアミスをして、その重力の影響で予定の軌道からずれるというアクシデントはあったが、最終的に月から50kmの地点まで達する。
三人は、そこから月を観測。月が基本的に死の世界であると結論づけた。
逆噴射ロケットを使って、月面に着陸しようとしたが、軌道が外れ、地球へ帰還する軌道に乗ってしまう。
月面着陸は果たせなかったが、地球への帰還を果たした三人は、英雄として迎えられた。