俳優・大貫勇輔(33)が5日、東京・ブックファースト新宿でファースト写真集『Le mec』(講談社)発売を記念しメディア向けに会見を開いた。
ダンサーとしてさまざまな作品に出演し、俳優としてもさまざまな作品に登場している大貫。本作では180センチの身長にしなやかでたくましい筋肉が躍動する姿を昨年10月の沖縄の大自然の中でとらえた作品に仕上がっている。
「いつか写真集を出すことが夢の1つだったので、嬉しく思っています。自分でも見たことのない表情があったりして、出来栄えにすごく満足しています」と、爽やかな笑顔とともに会見をスタートさせた大貫。
お気に入りはアチチュードジャンプをしながら砂をばらまいているカットと話しながら、「今年34歳にりますが、俳優としてもダンサーとしてもいろんな経験を経て、写真集の中に今僕が持っている肉体を残したいなと思っていたときに、うちのできるマネージャーがこの仕事を持ってきました」と、写真集を作るきっかけを。
テーマは「ありのままの自分」といい、「肉体はダンサーであり俳優で、その体を見せていられれば。カメラマンさんの呼吸で撮って奇跡的な一枚が撮れたカットもあります」と、ほほ笑んだ。
タイトルは、『Le mec』(ル メック)へは「題名を頂いたときに、ああなるほどと思ったんです。自分でいうのもなんなんですが、普段はジェントルマン的な意識で生きているんです(苦笑)。でも、『ル メック』というと“やつら”や“ヤカラ”、英語でいうと“GUY”という感じ、このタイトルを頂いたときに意外だなと思ったんですけど、そんなふうに見えるような俳優であり男でありたいと思って素敵な題名だなと思って」と、自分の理想とする生き様がタイトルになっていたのだそうだ。
撮影のために、「干し芋とトマトジュースで過ごしていました。こういう撮影をしたことがなかったので、水抜きと言うか塩抜きというかをして」と、食生活とともに週2で、パーソナルトレーナーについて鍛えもしたそうだ。
大貫にチャームポイントの話も振られ、「このサイズを超える人に出会ったことないです。写真集でも手の“表情”を撮ってもらいました」という大きな手や、実家が体操をやっていたことから広背筋が鍛えられているとも。逆にコンプレックスに思っている部分は「太ももが太くて、スキニージーンズがはけないんです」とも話していた。
前日4日から発売されており、「知り合いのご飯屋さんの大将が『買ったよ!』と見せてくれて、『格好良かったよ!』『良い体してる!』って。男の人達から買ったよと言われたのは嬉し方ったです」と、男性にも好反応だそうだ。
ほかにも、自身が主演しているミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』の中国公演があることにかけ、現在、開催中の北京五輪の話題へ。スキージャンプに興味があることや、五輪3連覇を目指す羽生結弦選手へは、ダンサーとしての目線で意見を求めると「素晴らしいと思います。音楽がかかった瞬間に空気が変わるじゃないですか。空気が変えられる方はなかなかいなくて、類まれなる存在だと思います。彼の演技は魅了されますよね」と、称えていた。
今後の夢としては、「いつか大河ドラマに出るというのが夢です。歌を出したいということもあって、いつか歌手としてCDも出せたらいいなと思っています」と、まだまだ叶えたい大望を胸に秘めている様子を見せていた。
「写真集第2弾の希望も込めて出来は90点です!次回はより高いものを目指すので」と、アピールしていた写真集『Le mec』はB5判、112ページで3000円(税込)で好評発売中!