俳優・福本莉子とジャニーズJr.で『Travis Japan』の松田元太が19日、東京・:TOHO シネマズ 六本木ヒルズでW主演を務めた映画『君が落とした青空』(監督:Yuki Saito/配給:ハピネットファントム・スタジオ)公開記念舞台あいさつに板垣瑞生、横田真悠、莉子、Yuki Saito監督とともに登壇した。
作家・櫻いいよ氏の作品で2012年に書籍化、現在発行部数23万部を記録し小説アプリ『野いちご』内で“切ない小説ランキング”第1位を獲得した同名小説を実写映画化。とにかく素直で一生懸命、“思わず応援したくなる”等身大のヒロイン・水野実結役を福本。実結と付き合って2年目のサッカーが得意な校内の人気者である一方で、実結に対してだけはどこか不器用な一面も持ったキャラクター・篠原修弥役を松田が演じる。共演には板垣瑞生、横田真悠、莉子がキャスティングされている。
全国100館の劇場へ生中継されるなかでのものに。福本は「映画を観てくださったみなさんを前にすると、どんなことを思ってくれているのか気になる。あとでエゴサしてみなさんの感想を見ちゃおうかなぁ!」と、笑みが浮かび、松田も「支えてくれているファンや映画を観てくれた方々がたくさんいると思うと感謝しかない」と、念願の劇場公開の喜びを噛みしめた。
撮影の思い出の話になると、映画初出演で初主演の松田は「1番大変だったと思うのは雨のシーン。あんな冬にあんな夜にあんな連続であんな冷たいアスファルトの上に(福本と)2人で寝転がって……」と過酷だったよう。一方、Saito監督は当該シーンでの福本について「撮り直しのテイク2の時に、体の震えをすべて止めて1分間も耐えてくれた」と、その女優魂を絶賛すると、当の福本は「生きることを諦めました。あがくことをやめたら無になって涙がツーっと。死んでいました」と、悟りの境地に達していたという。それに松田は「え?僕の目の前に生きることを諦めた人がいたって事?」と笑いながら現場を振り返った。
本作で描かれたシーンについて“アリかナシか”で答える企画を実施。「朝食でカレー。アリかナシか?」には全員が「アリ!」、「毎月1日の映画デート。アリかナシか?」にも全員が「アリ!」と返答。映画デートについて板垣は「決めごとやルールを作るのは素敵。それがあった方がカップルとして長続きしそう」と賛成で、福本も「毎月あるというのがいい。絶対にあると思うとそれに向かって頑張れるから」と、憧れを。
しかし、最終質問の「フラれた直後に相手からの“誕生日おめでとう”。アリかナシか?」では男性陣のみ「アリ!」と意見が割れた。男性陣の松田と板垣は「むしろ言われたら嬉しいでしょ?」と肯定派だが、女性陣は「思わせぶりかな?終わるなら終わりたいというのがこちら側にはある」(莉子)、「思わせぶり!え?どっち?と戸惑う」(横田)、「なんだろう?はっきりしないなと思う」(福本)と反対。そんな具体的な反論に、松田と板垣は「……すいません」と声を合わせて謝罪し会場が笑いに包まれた。
そんな男性陣は、本舞台あいさつをさらに盛り上げるべく、劇中の胸キュン必至のセリフを実演することに。板垣は「好きなんだよ……お前のことが」、そして松田は「……大好きだよ」と、それぞれ演じた役柄になりきりセリフを披露。これに「素晴らしい!エコー演出がいい感じだった」(福本)、「汗をかきながら頑張ってくれて素晴らしかった」(横田)、「ストレートで良かった」(莉子)と女性陣が絶賛。
だが、当事者である松田は汗をぬぐいながら「緊張した!こっちを見ないで!」と大テレで、板垣も「まさかのエコーに驚いて甘噛みした。泣きたい」と赤面していた。
最後にSaito監督は「この5人は将来の日本映画界を背負う逸材です。まさにNEXTアクターアベンジャーズの5人!」とキャスト陣の飛躍に期待。松田は「役者としてもTravis Japanとしても大きく羽ばたきたい」と意気込み「いつかこの映画を1人で観に行くつもり。僕の隣に座った時はそっとしておいてください」と予告して笑顔。福本は「私にとってこの作品は10代最後の大きな仕事。W 主演としてプレッシャーもありましたが、スタッフ・キャストのみなさんの支えがあって完成しました。感謝の気持ちでいっぱいです」と感激の言葉でイベントを締めくくった。
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※記事内写真は(c)2022 映画『君が落とした青空』製作委員会