俳優・木村佳乃(45)、佐竹桃華(19)、お笑いタレント・もう中学生(39)が2日、都内で映画『私ときどきレッサーパンダ』(監督:ドミー・シー)配信直前イベントに登場し司会は青木源太アナが務めた。
ふとした“出来事”をきっかけに、感情をコントロールできなくなってしまった主人公・メイ。しかもときどきレッサーパンダに変身してしまうということにもなってしまう。そんなメイには本人も知らない驚きの秘密があり……というハートウォーミングな物語。真面目でがんばり屋の女の子・メイを佐竹、その母親でメイを愛するあまり過保護になっている母親・ミン役を木村、・メイが通う中学校にいる“とあるキャラクター”役をもう中学生が日本語吹き替えている。
「レッサーパンダを意識しました」という特注衣装で登場した、佐竹はこうしたイベントに初めてと緊張気味に話す。一方の木村は緑の上下でコーディネートし「ミンが緑色の服を着ているので」と、こちらもキャラクターに合わせてものだそうだ。
本作出演の話が来た時のことへ、佐竹は「オーディションが終わった後に、あまり手応えを感じなかったので」と、難しいと感じていたところにオーディションに通ったという話が来て「興奮のあまり鼻血を出してしまって(笑)。生まれてきて一番嬉しい出来事でした。夜中の3時くらいまで興奮の電話をしていました」と、喜びぶりが伝わるようなエピソードを。
木村は「私もオーディションで何が何でも受かろうと思って。1回で終わりそうになったところを『もう1回お願いします』といって」と、執念を燃やしていたそうで、「受かったら娘も大喜びで、鼻が高かったです」と、笑みがこぼれた。
木村と佐竹にはお互いの印象を尋ねると、佐竹は「憧れの存在です!最初のときに目標を書いていて、10年後にはディズニーの声優をやりたいというのと20年後に木村佳乃さんのような女優さんになるというを書いていたんです。そうしたら、同時にかなって、嬉しかったですね」と、しみじみ。木村は「取材とかで一緒にいるときから、そうおっしゃってくれて、私も19歳からお仕事してるけど続けてこれてよかった、続けてきてよかった!」と、嬉しそうだったが佐竹は「続けてくれてありがとうございます!」と、厚くお礼していた。
1番好きなシーンへ佐竹が「感情が爆発して『うわー!』と叫んだりするところです」と挙げると、木村はもう中学生との共演シーンだそうで、「『私は税金払ってるのよ!』と言って、もう中さんの役をキックするんです。ぜひ要チェックですよ」とのこと。さらに木村はメイのシーンにも共感したそうで「メイのような若い頃に自分の好きな男の子の顔を描いたり、裸を描いたりして」と告白していたが、そこの反応はいまいちとなり「それは私だけですか!?」と、戸惑う一幕も。
作品にかけて自分らしさを感じる行動について質問が。佐竹は「自分を解放している瞬間はお風呂ですかね。あがったあとも素っ裸で行動しちゃっているので(笑)。食べることも大好きで、食べているときは、自分の1番本当の姿になっている気がします」とのことで、木村がどんなものを食べているのか具体的に尋ねると、「あげものとかラーメンとか、炭水化物とか食べています」とのことだった。木村はといえば、「やっぱり好きな人と『わっはっは』と笑っているときですね」と告白していた。
イベント中には木村が、勢いあまってネタバレをしかける一幕もあり、それを青木アナに制止され、「良かった止めて頂いて(苦笑)」とホッと一息つくこともあったりしつつ、最後に佐竹から「笑って、泣けて、テンポのいい作品ですけど、自分らしさにも気づかせてくれますし、前向きになれ作品です。ストーリーだけではなく、映像も鮮明に描かれているので最後まで見てもらえれば」と、アピール。木村は「あらゆる世代の女性が共感してもらえると思います。殿方のみなさまも、女の子の思春期や過干渉な母親などを見てどう思うのかなと思っています」と、メッセージを寄せていた。
映画『私ときどきレッサーパンダ』は11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始!