俳優・鈴木亮平(38)が11日、東京・品川の品川プリンスホテル 新高輪で開催された『第45回 日本アカデミー賞』授賞式に映画『孤狼の血 LEVEL2』で最優秀助演男優賞を受賞したことが発表された。
映画『孤狼の血』は、昭和60年代の広島・呉市をモチーフとした場所が舞台。一匹狼という言葉がふさわしい一癖も二癖もある暴力団係の刑事・大上章吾(役所広司)と、その大上につけられた松坂桃李演じる新人刑事・日岡秀一が、地元で抗争を繰り広げている2組の大規模なヤクザ組織と渡り合っていくハードボイルド作品として2018年に公開。大きな反響を呼び、第42回 日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を総なめにするなど旋風を巻き起こしており、本作は日岡を主役に据えた続編となる。鈴木は『孤狼の血 LEVEL2』で日岡に立ちはだかる巨悪の上林組組長・上林成浩役を好演した。
この日は鈴木のほか優秀助演男優賞を受賞した阿部寛、堤真一、仲野太賀、村上虹郎が登壇するなか、鈴木が最優秀助演男優賞に輝くこととなった。
壇上に立った鈴木は声を感激からか声を震わせながらスピーチをはじめた。
「本当にありがとうございます。自分一人では決して頂けないものですので、この作品にかかわったすべての方。そしてロケに協力してくださった広島の方にまずは感謝したいと思います。いただきした。ありがとうございます」と、本賞のトロフィーにあたるブロンズを掲げる。
「もう感謝したい人だらけなんですが、1作目(映画『孤狼の血』)の主演を務めておられたのが、役所(広司)さんということで、正直、『孤狼の血 LEVEL2』の現場は役所さんがいないというプレッシャーとの戦いでした。でも、その役所さんがいないという空白が、僕たちにいいプレッシャーを生んで、このような緊張感にあふれた映画に出来上がったと思います。役所さんにもこの場を借りて感謝をしたいと思います。ありがとうございます」。
「いやー……すごいですね……。思い返せば、映画を観るのが好きで、スクリーンの、この世界の中に入りたいなと思っていた子供の頃から、18歳でお芝居をはじめて、これまで本当にたくさんの人に迷惑をかけながら、たくさんの方に助けて頂いて、きょう1つの評価を頂けました。きょうはその方たち、1人1人の顔を思い出しながら、このブロンズを眺めて夜を過ごしたいと思います。本当にありがとうございました」。
壇上を降りてからも、ニコニコしながら何度もお辞儀をして、レッドカーペットを歩いて戻っていった。
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