女優・篠田麻里子が17日、東京・福家書店新宿サブナード店で『~刑事・雪平夏見シリーズ~ 舞台「アンフェアな月」』(脚本・演出:菅野臣太朗)製作発表囲み会見を、俳優・飯田基祐、原作者の秦建日子氏とともに開いた。
女性刑事・雪平夏見を主人公とする秦氏のハードボイルド小説シリーズの1作で、テレビドラマ『アンフェア』(CX)の原作となった『推理小説』の続編。篠田が雪平を、その上司である捜査一課長・山路徹夫役を飯田が演じる。
ドラマも人気だった作品の初舞台化なだけに、篠田は「正直プレッシャーしかないです(苦笑)」と、率直に話しつつ、「けど、自分なりの雪平を探っていければ。これはこれで新しいものとして観て頂けたらと思っています。まったく違うものになる可能性はあると思っています。舞台でできることを全力で見せたい」と、前を向く。
舞台は久々という篠田は「AKB48時代は劇場に立っていたときに感じたのが、ナマモノが好きというか、毎日一緒に作り上げる感覚が好きなんです。一生懸命作品を作るんですけど、お客さんが入って1つの作品になると思うので、毎日毎日が楽しみです」と、心躍るものがあるそうだ。
自身と雪平の共通点へ、「雪平っていう役に共感するところがあるので模索中です」としつつも、「不器用で周りに分かって頂けない部分や、ワーカーホリックな部分は似てるかな」と思い浮かべる。
逆に似ていない部分へは、「酒飲みかなって。だから来年からお酒を飲み始めようかなって。けいこ終わったら飲んでみようかな」と、近づけるように努力していくそうで、「お酒は強いと思うんですけど、慣れてなくて挑戦してみようって。好きなお酒は梅酒で、芋焼酎はまだ飲んだことないんです。今回作品で挑戦してみたいと思います」と、年明けからは“飲み女子”化していくそうだ。
さらに、作品の内容としては、「個人的にはアクション練習しています」という篠田。どんなアクションなのかへは、「蹴りとか、回し蹴りはやっているんですけど、銃を使うことがあるんです」とのことで、「ダンスっぽくならないようにアクションをいま頑張っています」と、AKB48時代とは違ったアプローチで練習しているようだった。
そんな篠田について秦氏は、「動じない雰囲気があって、周りの意見にグラグラしそうにないところが素敵かなって思っています」とコメントしつつ、「どんなアンフェアができるのか楽しみにしています」と、期待を寄せていた。
篠田が「お客さんの背中を座席から外すような勢いのある舞台にしたいと思っています!」と意気込んでいた『~刑事・雪平夏見シリーズ~ 舞台「アンフェアな月」』は2018年2月22日から3月4日まで天王洲銀河劇場にて上演!
■出演者
篠田麻里子、染谷俊之、岡田達也
渋谷飛鳥、入来茉里、田中稔彦、齋藤健心、野崎弁当、川奈浩介、瀬川ももえ、小森敬仁、柳沢卓、真庭良介、及川崇治、町田恵理子、安里唯、沢健太郎、坪井未来、神木彩良、重清もも子、末松杏梨(Wキャスト)、麻野心智美(Wキャスト)
中村優一、和田琢磨、内田裕也、下村青
堤下敦(インパルス)、飯田基祐