俳優・井ノ原快彦が今年10月よりWOWOWで放送・配信予定の『連続ドラマW シャイロックの子供たち』を主演することが23日、発表となった。
作家・池井戸潤原作、累計発行部数50万部突破の人気作。タイトルの『シャイロック』は、シェイクスピアの戯曲『ヴェニスの商人』に登場する、強欲な金貸しのことで、本作では、銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮らすことの幸福と困難さを鮮烈に描いた群像劇となっている。井ノ原にとって池井戸氏作品に出演するのはこれが初となる。
井ノ原演じる、西木雅博は、出世コースを外れるが部下からの信頼が厚い銀行員。ある日、東京第一銀行長原支店内で100万円の現金紛失事件が発生。西木は自らの部下である女性行員が疑われると、真犯人を密かに追い始める。しかし、事件を追っていたはずの西木が突然、失踪する。現金紛失事件と西木の失踪。2つの謎と長原支店の行員たちの物語が交錯していく。やがて現金紛失事件の裏に隠された「不正」が明るみに。果たして、西木が失踪した驚きの真相とは……。
本作放送へ、井ノ原、池井戸氏、青木泰憲プロデューサーからコメントが寄せられた。以下全文。
■主演・西木雅博役の井ノ原快彦
この度「連続ドラマW シャイロックの子供たち」に主演させていただくことになりました。
西木雅博役の井ノ原快彦です。
以前から、池井戸潤さんの作品に興味を抱いておりましたので、非常にテンションが上がっております。
また、池井戸さんの作品に主演することの重みを感じております。
そして、西木という男が作品の中でどう輝いていくのか、今からワクワクしています。
銀行が舞台のお話です。人間の欲、愛憎渦巻く中、西木という男がどう立ち回っていくのか。
僕は脚本を読んだ時、とにかく読む手が止まりませんでした。
脚本を読んで、すぐにもう一度読んで、次に声に出して最終回まであっという間にやり終えてしまったくらいとにかくのめり込みました。
いろいろ大変な世の中ではありますが、エンターテイメントとして素晴らしい作品です。
そして、僕が演じる西木という役は緊張感の中にも、ふわっとしたあたたかさのある人だと思います。
安心して「シャイロックの子供たち」の沼にハマってください。
どうぞご期待ください!
■原作者・池井戸潤
『シャイロックの子供たち』は、私の作品中、もっとも映像化が難しいだろう一冊です。
果たしてこの事件の真相とはいかなるものなのか? 挑む謎は同じでも、その真相は手がける映像クリエイターが自らの手で解き明
かすしかない――そんな小説です。果たしてWOWOWのこのドラマでは、どんな真相を用意されているのでしょう。
主演の井ノ原快彦さんが難役である西木をどう演じるのか、いまから楽しみでなりません。
■青木泰憲プロデューサー
『シャイロックの子供たち』は、以前から映像化したいと考えていた小説です。
池井戸さんの小説は『空飛ぶタイヤ』、『アキラとあきら』など、これまでに5作品を連続ドラマ化してきましたが、そのどの小説よりも『シャイロックの子供たち』の映像化は難しく、なかなか進まずにおりました。
今回ようやく突破口がみえて連続ドラマ化させて頂くこととなり、早く皆様にお届けしたいという気持ちで胸が高鳴っています。
これまで映像化した5作品よりも、ミステリー色が強い作品になると思います。
果たしてどのような結末を迎えるのか、最後までお楽しみください。
※井ノ原快彦過去記事
・坂本昌行&長野博&井ノ原快彦によるトニセン初カレー監修でOisixから発売へ!試食で盛り上がりおかわりや長野がヤングコーンをチョイスしたワケとは?
・井ノ原快彦 2022年の「チキンマックナゲットの顔」になり新TVCMに登場!オーバーアクション指摘され「マイケルジャクソンの動きを意識し過ぎました」と場を和ます
・井ノ原快彦&斎藤工 二子玉川は子供の頃から縁のある街で中山秀征から「『WAになっておどろう』ですね」の声にニッコリ!ライブシネマ生披露でカエルやゴリラのモノマネ熱演