スクールアイドルグループ『Liella!』の澁谷かのん役・伊達さゆり、唐可可(タンクゥクゥ)役・Liyuu、嵐千砂都役・岬なこ、平安名すみれ役・ペイトン尚未、葉月恋役・青山なぎさが28日、神奈川・ぴあアリーナMMでアコースティックライブ・イベント『MTV Unplugged Presents: LoveLive! Superstar!! Liella!』Day2公演を開催した。
オールメディアで展開しているラブライブ!シリーズの最新作で2021年7月よりNHK EテレにてTVアニメが放送された『ラブライブ!スーパースター!!』から新たに誕生したスクールアイドルグループ『Liella!』(リエラ)。表参道・原宿・青山という3つの街のはざまにある新設校・私立結ヶ丘女子高等学校を舞台に、初めての入学生である澁谷かのんを中心とした5人の少女たちが紡ぐ物語となり、今年7月からはTVアニメ第2期の放送も予定している。
(Day1レポート:Liella!伊達さゆり「めっちゃ楽しそうだった!」と青山なぎさ照れ笑いさせた“フィーバー”ぶり!アコースティックライブでキャスト自身も新鮮な気持ちやまた違った魅力披露)
ステージのセッティングや、本編の衣装とセットリストは7曲目の『星めぐりの歌』以外は前日のDay1と同じもので昨年10月30日から全国をめぐったライブツアー『ラブライブ!スーパースター!! Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~』初日公演を意識した構成。しかし、Day1を経て緊張もほぐれたのか、5人がリズムに乗って体を揺らす姿、前日も向かい合っての歌唱が見られていたが、Day2はお互いをしっかりと長く見つめながらの歌唱と余裕を感じさせるものに。
3曲目の『1.2.3!』では、岬によるサビ部分の「♪1、2、3」の部分の指振りやピース、「♪Jump」の部分では歌唱していないキャストが大きく手を上げて一緒に“Jump”するようなジェスチャーで、楽曲をより盛り上げる。
そして7曲目。前日はディズニー映画『ピノキオ』の主題歌『When You Wish upon a Star』で、日本語では『星に願いを』と呼ばれている楽曲を英語で歌唱していたが、この日は青山から、「スーパースターということで星にまつわる曲で、キャンプファイヤーをやっているときに上を見たら星だと思えるような曲を」というと、詩人・宮沢賢治の作詞・作曲『星めぐりの歌』を披露。序盤はアカペラで1人1人が歌い、途中からピアノとヴァイオリンの演奏が入ってくるという歌声を引き立たせる構成となった。
トークパートでは伊達は、『未来予報ハレルヤ!』のアレンジバージョンへ、「いつもだと振りありで、かのんちゃんの“よっしゃー”という力強さを伝えたいなと思うんですけど、今回は歌っていて不思議な“よっしゃー”だと思って。変えていっているのですが、みなさんに届いていたらなと思います」との曲解説。
岬も5曲目の『バイバイしちゃえば!?』と、6曲目の『常夏☆サンシャイン』で千砂都が曲の中で成長していっている感じがある話すとともに、本ライブで「恋ちゃんが一緒に合いの手を入れてくれて、凄くパワーをもらっていたんです。アレンジで変わっていても、みなさんに届いていたらいいなと思っています」と、語る。
青山は『Wish Song』で、「1stライブツアーのときにこの曲で、バレエをしてくるくると回っていたんです。恋ちゃんの心の中をバレエで表していて、それを4人が恋ちゃん大丈夫だよと見ていて。このライブで、5人で並びながら歌っていると、1stライブのときより、すみれちゃんが“大丈夫だよ”と言ってくれているのが分かると思って泣きそうになってて。もしカメラで抜かれていたらうるうるした姿が映ってると思う(苦笑)」というと、岬は、「普段見れないところを見れるというのがいいよね。楽曲もそうだし、ペンライトを振ってくれているのが見れるので、恋ちゃんがたくさんの人に応援されているのが直に感じられて嬉しいです」と、うなずいた。
ペイトンはすみれセンターの楽曲で10曲目の『ノンフィクション!!』へ、「すみれちゃんの格好いいところとか、こんな歌い方できるんだというところを見てほしくて、気合入れちゃいました!」と、ポーズを挟みつつ、「歌っていて、途中から楽しくなっちゃって変なリズムの乗り方をしてないか……大丈夫でしょう」と、苦笑いする一幕もありつつ、「(すみれのイメージカラーの)メロングリーンの綺麗なペンライトの景色を見せてくれて、ありがとうございました!」と、思いの丈を伝えていた。
その後、楽曲『Dream Rainbow』、『私のSymphony』、『Starlight Prologue』を3曲続けて披露し、5人で1stライブをはじめたときと、今とを比べて成長を感じたと話しつつ、伊達は「TVアニメ1期のかのんちゃんたちも何もないところからスタートして、きっとすごい不安だったんだろうなと思って。それをこういう形で一緒に振り返れて。TVアニメ2期もすごく楽しみです。私たちはワクワクが止まりません。これからも走っていきたいと思います!これからもみなさんと、一瞬一瞬、歌を大切に届けていきたいと思います」と、気持ちを語り楽曲『未来は風のように』で本編を終えた。
アンコール後は、デビューシングル『始まりは君の空』のMV衣装で登場し、同楽曲をダンスパフォーマンスありで披露。続く楽曲『だから僕らは鳴らすんだ!』の前には、ペイトンが客席に「スタンドアップOKよ!」と呼びかけ、観客たちも立ち上がるなかでの歌唱に。直後のMCではキャストの間からこの呼びかけをイジられていたがペイトンとしては、「すみれちゃんは言いそうだなと思って」と、メンバーを意識したものだったことも明かしていた。
ダンスナンバーで観客のクラップも入って一体感があって盛り上がる楽曲『Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!』、『Dreaming Energy』を披露しつつ、ここで伊達が、「私、みんなでやりたいなということがありまして。『Starlines』は全国ツアーでしたが神奈川県には来てなかったんです。そこで、みなさん次にお送りする曲の間奏部分で、一緒に記念撮影をしたいんですけどいいですか?」と、観客も入れ込んだバックフォトセッションを予告。ここで身元が明かされたくない方へ向けて、岬がペイトンの後ろに回り込み、バックハグするような感じで両手をペイトンの目の前に出して視線をふさぐような仕草をすると、Liyuuも同じように青山の目元を隠すというお茶目な仕草を披露する一幕も。
さらに伊達が、「せっかくのライブですので自分の一生に残るものにしてほしい」というと、岬は「“一生に残る”ってめっちゃ圧をかけてる(笑)」と、すかさずツッコんで笑いを誘うなか、ラストソングの『この街でいまキミと』の間奏中に観客たちと一緒に撮影。その直後に岬がペイトンをなでなでするような行動もありつつ、和気あいあいな中フィナーレを迎えていた。
■セットリスト
M1:START!! True dreams / Liella!
――MC1――
M2:未来予報ハレルヤ! / Liella!
M3:1.2.3! / 澁谷かのん(CV.伊達さゆり)、唐 可可(CV.Liyuu)、嵐 千砂都(CV.岬 なこ)
M4:Tiny Stars / 澁谷かのん(CV.伊達さゆり)、唐 可可(CV.Liyuu)
M5:バイバイしちゃえば!? / 嵐 千砂都(CV.岬 なこ)、平安名すみれ(CV.ペイトン尚未)
M6:常夏☆サンシャイン / 澁谷かのん(CV.伊達さゆり)、唐 可可(CV.Liyuu)、
嵐 千砂都(CV.岬 なこ)、平安名すみれ(CV.ペイトン尚未)
――MC2――
M7:星めぐりの歌 / Liella!
M8:瞬きの先へ / Liella!
M9:Wish Song / Liella!
M10:ノンフィクション!! / Liella!
――MC3――
M11:Dream Rainbow / Liella!
M12:私のSymphony ~Starlines Ver.~ / Liella!
M13:Starlight Prologue / Liella!
――MC4――
M14:未来は風のように / Liella!
ENC1:始まりは君の空 / Liella!
ENC2:だから僕らは鳴らすんだ!/ Liella!
――MC5――
ENC3:Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!/ Liella!
ENC4:Dreaming Energy / Liella!
――MC6――
ENC5:この街でいまキミと / Liella!
※Liella!過去記事
・Liella!「オダイバ!!超次元音楽祭」2番手登場で4曲披露でハイテンションな楽屋裏!青山なぎさ GRANRODEO・谷山紀章に「髪の毛いたわってあげて!」も返り討ちに
・伊波杏樹 Liella!・青山なぎさをAqoursへ「持って行っちゃおうかな」や諏訪ななかハグしたペイトン尚未が喜びで放心状態!終了後にAqoursキャスト陣が大フィーバー【COUNTDOWNレポ後編】
・Liella! ツアー東京公演Day2で1stアルバム発売や2ndライブ開催など5大発表!想いあふれ言葉に詰まる伊達さゆりを岬なこ優しくなでる瞬間やペイトン尚未“天使”にわたわた【ライブレポ】
・Liella!全国ライブツアースタートで初有観客に「夢がかなった」!TVアニメ展開再現演出やライブならではの独唱、観客たちのペンライトの色使いに感激の一幕も【DAY1レポ】
※記事内写真は (C) 2021 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!