人気デュオ『KinKi Kids』堂本光一(43)、“セクゾ”ことアイドルグループ『Sexy Zone』の佐藤勝利(25)らが東京・帝国劇場で上演している舞台『Endless SHOCK-Eternal-』(作・構成・演出・主演:堂本光一)。『Endless SHOCK』公演が31日13時の回で、1900回を達成。上演1900回 記念カーテンコールがステージで行われた。
2000年1月に初演された『Millennium SHOCK』(作・構成・演出ジャニー喜多川)以来、堂本が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続けている『SHOCK』の最新公演となっている。”SHOW MUST GO ON!”をテーマに、ブロードウェイを舞台に、若きエンタテイナー・コウイチが自身のカンパニーを率いて、どんな困難も乗り越えエンタテイメントを届ける姿を描いている。
昼夜のWキャストやアンダースタディが常識的な、ブロードウェイ、ウェストエンドの常識を越えて、初演以来、堂本光一が21歳(当時帝劇座長最年少記録)から43歳までたった1人で主演を演じた世界的にも類を見ない記録の更新となっている。
俳優・森光子さん(1920~2012年)が舞台『放浪記』で達成した、単独主演記録2017回に限りなく迫っている。2000年の初演から亡くなるまで『SHOCK』を見守りながら、89歳9ヶ月まで舞台に立ち続けた(2010年1・2月ジャニー喜多川作・構成・演出『新春人生革命』が最後の舞台)森光子さんをリスペクトし、その唯一無二と思われた道筋を同様に歩みつづける、堂本光一の『SHOCK』の世界的記録が見えてきている。
カーテンコールの司会は『ふぉ~ゆ~』松崎祐介が務めることを自身でアナウンスし、キレの良いダンスを見せ沸かせるなか、堂本は「夜公演もあるから5分で終わらせてよ」とリクエストを飛ばし、松崎を焦らせることに。
松崎が舞台上にいた越岡裕貴へ「コッシー(越岡の愛称)くす玉持ってきちゃって」とリクエストすると1度は断ったものの、越岡が宙にワイヤーで吊るされたくす玉を引っ張ってくることに。堂本はそのくす玉の動きを見て「フライングのレール使ってるよね、これ」と、楽しげ。くす玉を開く紐が絡まり気味ということで、堂本がしばし絡まりをほぐした後、いよいよくす玉割へ。
楽曲終わりでくす玉を割ると、大量の紙ふぶきが堂本に降り注ぎ、観客たちはサプライズで1人1本、1900本のバラを取り出してお祝い。紙吹雪が大量過ぎたため、堂本の服の中に入ってしまい、それを振りまきながらかきだすご愛嬌もありつつキャスト・オーケストラ総勢63人からの気持ちとして63本のバラの花束がプレゼント。ここで松崎が「光一さん見てください」とくす玉の中の帯の文字を読むよう促すと、そこには“あと100回!”との文字が見えるものとなっていた。
その後、観客たちと一緒に記念撮影をしたり、井上芳雄、音月桂、上白石萌音、演出家のジョン・ケアード氏からの祝福のビデオメッセージが上映され、堂本は「『ナイツ・テイル』のメンバーじゃないですか。これは嬉しかった」と声を弾ませたりしながら、「ありがたいね」とお礼していた。
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その後、記者との質疑応答がされコロナ禍で苦しいなかでの舞台への思いについて質問がされ「2年前からこうなったじゃないですか。本当に得体のしれないもので、完全に中止するしかなかったものが、ノウハウというかいろんな形ができてきたので、スパッと中止して再開の目処をしっかり立てていくということができてきて。感染してしまった本人はつらかったと思いますが、そのつらさもずっと一緒に共有しているので、あとはお客さまが理解してくださっているのがありがたいなと感じています。1900回というのは本来ならもう少し前で、その回に入られるお客さまもいらっしゃったと思うのですが、そういった方には申し訳ない気持ちがあります。でも、自分は1900回とか関係なくて、その日のその公演が特別であるという気持ちなんです。きょうも特別な公演ではないです」と、気持ちを。
さらに、2000回へ向けて、「みなさん気が早いですよね(笑)。1800回をつい最近やった気がするんです。いつもいつも言っていますが、回数というのは自分だけのものではないなと思いますし、自分がやりたくてできるものでもないと思います。とにかくみなさんの思いに応えていくというのが、この回数になっていると思います。また、(『Endless SHOCK』の)本編ができるようになったりとか、それもまたお見せしたいと思いますし、積み重ねかなと思いますのでいつになることやらと思いますが、楽しみにしています」とのことだった。
ほかにも、バラを手にしている堂本へ、バラ風呂はされる?との問いかけがされると「やりましょうか。でも、あれ結構面倒くさいんですよ(笑)。なんかあったらインスタかなにかにあげたいと思います」と、予告していた。
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