俳優・萩原利久(23)、『FANTASTICS from EXILE TRIBE』で俳優・八木勇征(25)が1日、都内ホテルで開催された『第59回ギャラクシー賞』贈賞式にダブル主演したドラマ『美しい彼』(毎日放送)が第16回マイベストTV賞グランプリ受賞作となったことから出席した。
『ギャラクシー賞』は、テレビ、ラジオの番組、関係者といった放送文化の発展と向上に貢献した番組や個人、団体等を称える賞として毎年開催されている賞となる。『マイベストTV賞』は視聴者の投票で優秀なTV番組を選び出すというもので、審査員は放送批評懇談会の正会員とオンライン会員『Gメンバー』が務める。
『美しい彼』は、美しい風貌の高校生・清居奏(八木)とその彼に片思いをする同級生の男子・平良一成(萩原)が主人公の作品。性を越えたふたりの恋が美しい映像で切なく描かれたみずみずしい青春ドラマとなっている。投票では「BLドラマを越えて、普遍的な青春恋愛ドラマとして完成している」「こだわりのある映像美、脚本のクオリティの高さにひたすら脱帽」「主演のふたりが、人を強く好きになることの愚かさや尊さを体当たりで見せた」という視聴者の賞賛の声が数多く寄せられた。
初めて現場で会ったときの印象について質問が飛び、萩原は「清居がいると思って。まんまな人が来て美しいとタイトル通りの姿で頑張ろうと思いました」と感じたことを。一方の八木は「物腰が低くて、真面目というのが第一印象でした。話してみると打ち解けやすい、明るい性格で支度場所から気遣うムードメーカーという役割でとても頼りになる存在です」と、信頼を寄せた。
演じていて意識した部分へ、萩原は「平良という役は、言葉でコミュニケーションをとれる人ではないので、心の中で自分の感情を説明することが多かったので、セリフがない状態で、人並みに葛藤しているし、言葉じゃないところで平良のその部分を表現しないといけなかったので、目立ったり間だったり呼吸だったり、ありとあらゆるものを使って演じたと思います」と、振り返る。
同じ質問に八木は「タイトルから強いなって思っていて。まとっている雰囲気とかすべて尊いというか美しい存在に見えないといけないなというのを初めに思いました。それを常に意識しながら、美しい存在ではありますけど、人間らしさがあるキャラクターなので、そういうところを利久が演じてくれる平良と一緒にお芝居しながら作り上げられたと思います」と、話していた。
また、本作は映画化も決まっているが、萩原は「前作を超えられるように作っていきたいと思います」と意気込むと、八木は「演じることができて幸せです。せいいっぱいみなさんに愛してもらえるような作品の作り上げますので、よろしくお願いします」と、アピールしていた。