劇場版『からかい上手の高木さん』(監督:赤城博昭/配給:東宝映像事業部)公開記念舞台あいさつが11日、東京・TOHOシネマズ日比谷で開かれ、高木さん役の高橋李依、西片役の梶裕貴、日々野ミナ役の小原好美、月本サナエ役の小倉唯、木村役の落合福嗣、高尾役の岡本信彦、主題歌を担当する歌手・大原ゆい子、赤城監督が登場した。
『からかい上手の高木さん』は、漫画家・山本崇一朗氏原作で『ゲッサン』(小学館)にて連載中のコミックスのシリーズ累計1100万部を突破している青春コメディ作品。TVアニメ第3期まで放送されており、本作では中学3年生になった高木さんと西片の、中学最後の夏休みを描いている。
全国150館以上でのライブビューイングされるなか、上映後に登場。高橋が高木さん風にあいさつしたことから続く全員が自身が演じるキャラクターであいさつをしていくこととなりサービス満点といった様子。なかでも岡本は高尾のダミ声風で「俺たち最高に輝いてたよな~」というと、梶は「言いそう!」と、一同大爆笑での幕開けとなった。
先日、完成披露上映会も開催し、そのときの観客の反応へ高橋は「反応が良くてホッとしたというか」と、胸をなでおろすことに。
一方、小原は「高木さんのイベントで出演するのは初めてなんです」といえば小倉も「みなさんの前で、キャストの一員としてお話をするのが初めてなので、きょうは楽しい思い出を作れたら」と、感慨深げ。そんな2人だが、小原は船着き場のシーンにウルッとしたことや、小倉は、あるシーンで「アドリブしていいよと言って頂いたシーンがあって、そこは監督からアドリブで3つくらい考えるように言われて」と、考えた末のものだそう。ここで梶が、なんのセリフか知りたいのでそのアドリブのセリフをリクエストしたが、小倉はそこは劇中で確認してほしいとかたくなに拒否。すると小原が「どれもくだらないんです」と、ぼそっと言って笑いを誘っていた。
見どころポイントとして、岡本が「福嗣くんがちょっと高尾が成長しているっていうんですよ!」と、出っ歯の高尾の歯の部分がそうなっていると言い出す。この真偽について赤城監督へ岡本が詰め寄ると、これを肯定して大盛りあがりに。さらに、全力疾走するキャラクターがいるシーンに岡本は「あれこそ青春」と、噛みしめるように話していた。
梶は、「花火大会で自然と手をつなぐ西片の姿が成長したなって。それとエンディングは高木さんのある楽曲なんです。歌声と歌詞の内容と、1期からの思い出が蘇って行く感じで」と、ジーンとすると同時に、「総じて良かったです。西片を演じられて幸せでした」と、胸いっぱいになったといい、高橋も「みんなで生きた中3の夏だなって」とのことだった。
岡本はとても気になったシーンがあるそうで、「エンドロールを見ていて、作者の山本崇一朗先生の名前が原画でクレジットされてて」と言い出すことに。これを再び赤城監督に詰め寄った岡本は、再び高尾風の言い方で「OP前の赤いごにょごにょのところ」と言って、落合にもそれを耳打ちして楽しげな様子を見せつつ、「アバンタイトルの部分で、相合い傘している背中、顔の表情が見えないシーンを担当されているとのことでした」と、発表もしていた。
そして梶から「終わりのあいさつみたいで寂しさがありますけど、中3の夏だから、修学旅行とかやったらいいんじゃないかなと。どんな形でもいいから、彼らの動いている姿が観たいなと思います。一緒に応援していければ!」と、さらなる続編への期待を口にすると、観客たちも万雷の拍手を送ることに。高橋からは、「1期から続けてきましたが、私は1話も手を抜いたことがないし、関わっているどのパートの方たちもそうだと思います。誰も手を抜いていない作品が劇場で上映されているので、これからも楽しんでもらえれば」と、メッセージを寄せていた。
劇場版『からかい上手の高木さん』は公開中!
※梶裕貴過去記事
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