関西ジャニーズJr.でアイドルグループ『Aぇ! group』の末澤誠也(27)が18日、東京・渋谷の東急シアターオーブでミュージカル『THE BOY FROM OZ Supported by JACCS』(演出:フィリップ・マッキンリー)取材会に俳優・坂本昌行(50)、紫吹淳(53)、宮川浩(58)、今陽子(70)、鳳蘭(76)とともに登場した。
1970~80年代にアメリカを中心に活躍したオーストラリア出身のエンターテイナーのピーター・アレンが主人公。“My songs
are my biography”と語っていた彼の生涯を、彼自身が生み出した名曲とともに送るミュージカルとなっている。末澤は坂本演じる主人公・アレンのビジネスパートナーで恋人のグレッグ・コンネル役で出演している。
本作は14年ぶりの日本上演となるが、05年の初演、06年の再演、08年の再々演でも、アレンを主演してきた坂本が再びのアレンを演じる。これまでに出演してきたキャストもいれば新キャストも入ってきている現場だそうだが、新キャストとなる末澤は「僕は今回から出演なので、どういうふうに入っていったらいいかと緊張していました。ですが、スタッフ・キャストのみなさんが優しく温かく迎え入れてくれて」というと女性キャスト陣からクスクスと笑い声があがり、可愛がられていた様子見せる。
役作りとして、「僕自身初ミュージカルということがあって、歴史ある作品に出演させて頂けることは光栄ですし、不安と、どうなるのかなというのが大きかったです」という最初は不安が大きかったようだが、「先輩方がすごくアドバイスをしてくださったりとかグレッグの内面とかを説明してくださって」と、丁寧な指導を受けたとも。
坂本演じるアレンとの恋人関係が垣間見えるシーンについて、末澤は「『遠慮せずに』とおっしゃってくださったんです。それと、“こういう感情で演技をするのもありじゃない?”と、提案もしてくださって。悲しみであったりとか、死への恐怖などのベクトルの出し方というのを前面に出すのではなく、『内に抑えながらでもいいんじゃない』と言ってくださって。僕としてはやりやすかったです」と、具体的な指導も受けたという。
それでも歌唱は「けいこで発声から違っていたので、思っていた倍以上難しいなって。歌げいこだけで頭がパンパンになって疲れるというところもあって。自分でもこういう感じかと掴みながらできたので、すごく勉強させて頂くことが多かったなと思います」ということもあったそうだ。
坂本から見て末澤は、「普段は弟的な可愛らしさがありますけど、芝居に入ると、日に日に変わっていく姿を見て、だったらもっともっとこうしてみたらどうとついつい言っちゃって。それは、あまり良くないかもしれないと思いながら、しっかり自分で受け止めてしてくれたので、きょうお客さまの前で披露するのが、楽しみです」と、信頼を得たようだった。
記者から末澤と坂本の2人へ「仲良くなれた?」との声も飛んだが、坂本が「とくに……」と言い出し、末澤は大焦りで坂本の肩に手を置いたりしていたが、これは坂本による末澤イジりだったようで「こういう関係はできていて、割と壁がないのでツッコんでくれたりして、けいこ中でもふざけあいながらもしっかりけいこができて、初めてという感じがなかったです」と、笑み。末澤も「大先輩なので、どういう感じで接したらいいのかと思いつつ、恋人役ですし、割りと近くで話しかけていっちゃいました」と、距離を詰めたようだった。
ほかにも、末澤演じるグレッグについて、妻で後に離婚するライザ・ミネリ役を演じる紫吹から「グレッグが灼けちゃいそうなくらい素敵なんです。ちょっとグレそうなくらいの感情が芽生えてます(笑)。けいこ中も、(末澤へ)私のためじゃなくてあなたのために歌っているのよって言ってて」と、末澤をいじっていたそうだが、当の末澤は意外だったのか「申し訳ないなと(苦笑)」と、ガチガチになりながらコメントしていた。
ミュージカル『THE BOY FROM OZ Supported by JACCS』東京公演は18日から7月3日まで東急シアターオーブにて、7月14日から同16日までオリックス劇場にて上演予定!
※末澤誠也過去記事
・大橋和也 藤原丈一郎&末澤誠也&草間リチャード敬太から「グダグダやな」の総ツッコミに見せた強メンタル!チームワークばっちりのゲネプロ開催
・末澤誠也 関西弁の「イントネーションを直す」ことへ「一番必死」!初単独主演舞台でハムレット並のセリフ量も演出家がポテンシャル認める
・Aぇ! group初広告起用は「HEP FIVE BARGAIN」イメキャラに!館内放送、交通広告、SNS動画なども展開予定でメンバーのHEP FIVEへの思い出も【メンバー1人1人のコメント全文】