アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』の山田涼介(29)が25日、東京・丸の内ピカデリーで映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』(監督:曽利文彦/配給:ワーナー・ブラザース映画)公開記念舞台あいさつを俳優・本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多、渡邊圭祐、水石亜飛夢、栗山千明、内野聖陽、曽利監督とともに開いた。
漫画家・荒川弘氏が2001年から10年にかけ月刊『少年ガンガン』で連載し人気となった“ハガレン”の略称でも親しまれている『鋼の錬金術師』。昨年連載20周年を迎え新プロジェクトとして5年ぶりとなる実写映画。山田は“エド”こと主人公エドワード・エルリック役を演じる。2部作での上映となっており、先月には『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』も公開されている。
赤のロングコート姿で登場した山田。これはエドの赤コートに合わせたそうで「衣装さんと話して真っ赤なコートでいいんじゃないと。でもこれ暑すぎて」と、笑いつつも「熱気こもってます!」と、現在の心情にも似たようなものだとも。
公開されてから1日、すでに感想も届いており、その中に「『鋼の錬金術師』にすごく誠実だった」という言葉があり、それを聞いた山田は「僕はもとより、監督が1番嬉しい言葉ではないかと思いますね。実写化はリスクを伴うもので、それを背負って立たせてもらっていますし、それぞれがそれぞれの立場出ているので、それを感じて頂けるのが何より嬉しい!誠実に忠実にというのは僕と監督が常に現場で話していたので」と、自分たちが目指してきたものを感じ取ってもらえたことが嬉しかったよう。
山田としては、「現場には常にこうだから、指の角度までそろえようというのはみなさんやられていたと思うので」と、細かい部分までこだわっていたそうで、本田は山田のコートを翻す感じが「原作そのままでした」と、思わず見入ったそうだ。
このメンバーが集まるのも本日が最後ということで、座長を務めた山田自らがMCを担当するコーナーも開催。こちらは山田には事前に伝えていない無茶振りだったようで、山田は「僕ですか?」「司会なんてできないですよー」と、一歩引き「ちょっと不慣れですけどMCやらせて頂きます」とぼそぼそしゃべっていたが、いざ担当になると声をワントーン上げ「さぁみなさん、本日はお越し頂き誠にありがとうございます。MCを担当させて頂きます山田涼介と申します。よろしくお願い致します」と、流れるような台詞回しで切り出し本田も「ノリノリですね」と笑みがこぼれる。
用意されたテーブルにあった台本がまさかの2ページ目からとなり質問の順番が前後するハプニングもありつつ、山田に直してほしい部分を共演者が挙げるという質問がディーンに振られる。ディーンは最初「ない!」と言い切っていたが、「山ちゃん(山田)が現場ですごくストイックなトレーニングしているのを見ていたんです。それで、僧帽筋を膨らませすぎなんじゃないかなって。迫力のあるCGもあるけど、肉体も最どころではあるんですが……」と言いつつ、客席へ「このまま山ちゃんは僧帽筋を育て続けるべきでしょうか」とアンケートをとることに。結果拍手はあまり起こらず、「僧帽筋のトレーニングはもういいんじゃない」と、山田の筋トレについて指摘。
本田はといえば、いまのようにMCを無茶振りされても卒なくこなすような「なんでもこなせるところが嫌です」というと、ディーンは「できないことはないの?」と詰め寄る一幕も。すると蓮佛が山田に写真を撮ってもらった際に、蓮佛の肩が倍にも見えるような撮り方をされたと暴露し、山田も「確かにカメラはセンスがないですね」と、苦笑いしていた。
そして山田から「鋼の錬金術師、最後の錬成にな!!」と劇中でも見せる錬成ポーズとともにキャノン演出も飛び華やかに公開を迎えていた。
映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』は全国公開中!
※「鋼の錬金術師」過去記事
・山田涼介「鋼の錬金術師」舞台挨拶で京都・大阪・福岡に登場!「拍手はおかしい」と思わずツッコミや通天閣への興味ベンチプレス挙げる量倍増の過去、泉ピン子に涙の思い出披露【原稿ロング】
・山田涼介 渡邊圭祐の「めちゃめちゃ下手だった」こと暴露やクールな振る舞いのなかに気遣いエピソード!蓮佛美沙子から「それ以上綺麗になってどうする」や好みのタイプも
・山田涼介「鋼の錬金術師」現場スタッフから相当の信頼を得たエピソードも!本田翼から「チビ」扱いや本郷奏多から「完璧」ディーン・フジオカからは「すごく男になった」