漫画家・蛭子能収(70)、サウンドディレクター・蛭子一郎父子が28日、東京・ビックカメラ有楽町店でWindows 10冬キャンペーン『クリエイティブ・ディレクター エビス・ヨシカズ』就任披露式に出席した。
2017年冬のWindows10キャンペーンの展開に能収をクリエイティブ・ディレクターとして起用。これに合わせて今回のキャンペーン用に会社ではなく家族経営のクリエイティブユニット『EBS_KZ.Inc(エビスカズインク)』として活動するというもので、そのCMにサウンドディレクターとして一郎が効果音をつけ、さらにはその孫がナレーションを務めるという三世代CMという試みが行われる。
クリエイティブディレクターとして壇上に上がった能収だが、「嬉しいといえば嬉しいですけど、なんかよう分からんような感じでここに上がってきて、ちょっときょとんとしています」と、包み隠さず話し、関係者たちも苦笑い。
さらに、能収が「一郎!」と、一郎も呼び込み似た2人が並んだが、能収は「照れくさいです」と、気恥ずかしげ。一方の一郎は「いよいよ公開になるので嬉しい気持ちでいっぱいですよ」と、うまくフォローした。
このオファーを受けたときのことへ一郎は「うちら親子で本当にいいのかなと」とちょっと戸惑ったそうだが、能収はといえば、「俺はちょっとお金が入るなと。あまりお金以外の欲はないです」と、率直すぎる話に一郎は「俺は頑張ろうと思ったよ」と、苦笑いしつつフォローを入れていた。
今回は28日午前11時から公開のCM『Windows Mixed Reality篇』、『Windows Hello篇』、『デジタル ペン篇』、『フォト アプリ篇』の4つを手掛けたが、そのコンセプトについて能収は“わーっ すごい!!”だそうで、Windows 10の機能をそれぞれ説明しているものなのだとか。
『Windows Hello篇』については、顔認証機能がある『Windows Hello』を使ったものだそうで能収は「息子の顔で試してみました」というと一郎も「似ているからと呼び出されました。そっくりだったら作動するかなって思ったみたいです」と、実験したものだったようで、ちゃんと本人じゃないと作動しないものだったよう。
続けて『デジタル ペン篇』へ能収は「さらさらという感じで」と直感的なコメントを寄せたり『フォト アプリ篇』へは「目からビームを出しました」と、写真の加工を楽しんだとのことで、『Windows Mixed Reality篇』にVRを使って観光地やライブ風景などを感じられたそうで「これで旅に行かなくても良いかなと思うくらい」と、しっかり楽しんだようだった。
イベントでは能収が同所でのポップも即席で作成。普段は使っていないというペンタブを使いながらサラサラと3分ほどでしたためていき、その描いている最中に一郎は、「小さい頃に仕事部屋に入るなと言われていて、番組で描いている横顔は見たことありますけど、こうやって描くのは初めて見ますね」と、しみじみだったり、蛭子家が起用された反応について、「マイクロソフトだって!という感じで頑張ろうと。子どもたちもすごく喜んでCMという言葉に喜んで撮影の日が来るまですごく緊張していて」と、家族も楽しみにしていたものだったようだ。
完成したポップについては、能収は「本当はもっと上手に描けるんですけど」と、苦笑いしていたが、関係者らからは満足げな様子を見せる仕上がりを見せていた。