俳優・田中圭(38)が1日、東京・丸の内TOEIで映画『ハウ』(監督:犬童一心/配給:東映)完成披露上映会を俳優・池田エライザ(26)、渡辺真起子(53)、モトーラ世理奈(23)、長澤樹(16)、犬童一心監督(62)とともに開いた。
婚約者にフラれ、人生最悪な時を迎えていた市役所職員の主人公・赤西民夫(田中)。空虚な日々を送る彼へ、上司から飼い主に捨てられて保護犬になってしまった真っ白な大型犬を飼うよう頼まれる。犬はワンと鳴けず「ハウッ」というかすれた声しか出せない。とびっきり人懐っこいこの犬を、民夫は“ハウ”と名付け、1人と1匹の優しくて温かい日々が始まるのだが、突然ハウが姿を消してしまう。ハウは偶然が重なり、青森まで運ばれてしまい、大好きな民夫の声を追い求め青森から横浜・798キロの道のりを目指すのだが……。
キャスト陣が登壇した後にハウ役を演じたベックも登場。ベックにペロッとされながら、「暑さ燃え盛るなか、完成披露に来て頂いてありがとうございます。すごく温かい映画ができ上がりました。最後に幸せが待っている映画です」と、アピール。
続けて、ベックのあいさつとなったが、田中がしゃがんでベックの口元にマイクを当てながら、「ベックです!どうも、天才俳優犬のベックです!!この『ハウ』をやれて幸せでした。ありがとう」と翻訳して沸かせることに。そんなベックを見ながら池田は、「このでっかいボディーにたくさん愛が詰まった青い瞳がすごく好きです」と、ニコニコだった。
ベックとの撮影へ田中は、「スタッフさんが、僕とベックの絆を短期間で作ってほしいということから、極力ベックにはかまわないようにして、僕が居るときは僕がかまうようにしたんです」と、裏話を披露。
さらに、ストーリーとして、「1回別れて……最後の」と言いかけた田中はネタバレしそうなことに気づいたのか、「危ないやーめた(苦笑)」と言いつつ、そこから「すごく危なかったです」と連発し会場を沸かせることに。
「エピソードを変えます!(笑)」といった田中は、「突然ベックがマックススピードで走りだすんです。お前、俺を振り切れると思うなよ!と思って走るんです(笑)。ベックが本気で走れる本番と、本気で走れない本番があるんですけど、本気で走りたいときはしっぽをすごい振っててベックの自由奔放さを感じて」と、思い出を披露。
続けて感動したシーンを問われ、「僕は自分とハウの撮影シーンは知っているので、完成を見たときに、そこにベックではなくハウがいて感動していました。民夫と離れてからもハウはちゃんと1人でずっと芝居をしていて、あれはすごいなと思って!もうズキュンと来ますよ。きょう来たみなさん、観た方はは95%犬を飼いたいと思うと思います」と言わしめるほどのベックの芝居に引き込まれたそうだ。
ほかにも作品にちなんで、心癒されるものは?との問いかけに、「ベタでいいんでしたら……赤ちゃん。最近友達のところに生まれて、すっごい可愛くて、癒やされています。友達の赤ちゃんなので、1個責任が違うじゃないですか。ただただ可愛がればいい、うわー!可愛い!!可愛い!!!くらいのテンションなんです」との動きも披露していた。
また、犬同監督は田中とベックの初対面の様子へ「(田中が)オープンマインド140%でいくんです。2年前から知り合いくらいの勢いで行くんです。ちゅうちょしていくというのがゼロで。僕はそこに最初驚きました。そんなに心を開けるんだって。ベックもベックで腕を開いていって、それはすごいなと思って」と、感心する部分があったそうだ。
そんな話題に挙がっていたベックは、イベント中、田中がリードを持って横に立つことに。途中、ベックがに後ろを向いてしまう瞬間があったが、田中は機転を利かせベックをまたぐようにして体の動きを抑える一幕もあり、仲の良さを感じさせていた。
そして最後に田中から、「観終わった後に心が温かく多幸感に包まれました。社会問題とかいろんなことも入っています。でも、そういうことをひっくるめて、ハウの想いの真っ直ぐさを感じたんです。僕たちが見習わないといけないようなことや、なかなかうまくできないことを真っ直ぐぶつけてくれるハウがいて、だから周りの人間が変わっていって……。そういう姿が映画を通して、自分もこうなりたと思うことが増えて。ハウから学ぶことが多かった映画でした。観終わった後に、ハウはもちろん、自分自身の中で心温まるものがありました」と、気持ちを伝えていた。
映画『ハウ』は19日より全国公開予定!
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