俳優・横浜流星主演で10月21日より公開予定の映画『線は、僕を描く』(監督:小泉徳宏/配給:東宝)。本作の本予告映像、挿入歌、新ビジュアルが14日、解禁となった。
作家・砥上裕將氏の同名作が原作。とあるきっかけで水墨画と出会い、学ぶことでその世界に魅了され止まっていた時間が動き出す主人公・青山霜介の喪失と再生の姿が描かれている。横浜演じる霜介と出会いライバル心を抱くようになる篠田千瑛(ちあき)には清原果耶が起用されている。
これまでに公開されている特報では、水墨画を通した青春の煌めきや主題歌『くびったけ』によってリズミカルな疾走感が描かれていたが、今回解禁となった本予告映像では横浜演じる主人公・霜介が涙を拭い過去と葛藤するシーンを印象的に映し出したもの。水墨画と出会ったことで自分自身やまわりの人と向き合っていく中で、環境や感情が少しずつ動き出していくようすを描いており、希望に満ちた仕上がりを見せている。また、本作の魅力の一つである水墨画を描く姿もさまざまなキャラクターを変えて登場し、まるで墨の香りが漂ってきそうな心躍る“センボク”ならでは映像となっている。
挿入歌は主題歌と同じくyamaaが担当。その楽曲のプロデュース・作詞・作曲・編曲はYUKIやflumpoolの楽曲を多数手掛けた実績ある百田留衣氏が務める。
本映像や挿入歌について横浜は「挿入歌『Lost』は、霜介の心情が丁寧に描かれていて、物語の深みを増してくれた素敵な楽曲です。個人的にyamaさんの魅力である繊細で美しくて、芯のある歌声を最大限に発揮されていると思いました。今も移動中に常に聴いているくらい、好きな歌の1つになりました」と、聴き惚れているという。
さらに、yamaは「物語の重要なシーンで流れるというのもあり、主人公の霜介に寄り添えるように意識しました。喪失感の中にある悲しみや怒り、やるせない複雑な感情が伝われば嬉しいです。失われた美しい日々を過去として消化するのは難しいことですが、少しずつ現在に向き合っていく霜介に自分を重ねていました。この楽曲はまさにその変化の過程を表現しています。楽しんでいただけたら幸いです」と意気込むと、百田氏は「yamaさんの歌声はとにかく儚くて切ない。レコーディングの最中、何度も鳥肌が立ちました。そして霜介が抱えてしまった『悔い』を、より深く表現出来ている楽曲になったと感じています。この作品に関われた事を大変光栄に思います」と楽曲への思いを伝えた。
新ビジュアルでは、「涙をぬぐい、心を描け」というコピーと横浜と清原の水墨画に向き合う真剣な表情が印象的。そこに、あたたかい色合いも入り、青春映画ならではのワクワク感も感じる1枚となっている。
■本予告
https://www.youtube.com/watch?v=ej7ybPRvq1A
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※記事内画像は(C)砥上裕將/講談社 (C)2022映画「線は、僕を描く」製作委員会