ボーイズグループ『BE:FIRST』の三山凌輝が16日、東京・新宿ピカデリーで映画『HiGH&LOW THE WORST X』(総監督:二宮”NINO”大輔/配給:松竹)「ハイローの日」記念イベントに『THE RAMPGE』川村壱馬、俳優・うえきやサトシ、塩野瑛久とともに登場した。
シリーズ累計観客動員556万人・興行収入78億円突破、男たちの友情と熱き闘いを様々なメディアで描く『HiGH&LOW』シリーズ最新作で『HIGH&LOW THE WORST』の続編。 前作では、「HiGH&LOW」シリーズの舞台・SWORD地区の「O」を担う“漆黒の凶悪高校”鬼邪(おや)高校と「クローズ」「WORST」の舞台・戸亜留(とある)市内で幹部以外スキンヘッドの”殺しの軍団”と恐れられる鳳仙(ほうせん)学園が激突し、まさに「最強×最強」の闘いが繰り広げられた。最新作『HiGH&LOW THE WORST X』では、川村壱馬(THE RAMPAGE)演じる花岡楓士雄(はなおか・ふじお)が頭をはる鬼邪高の前に、エンジ色の学ランを着た”血の門”と呼ばれる瀬ノ門(せのもん)工業高校が立ちはだかる。瀬ノ門を束ねる天下井公平(あまがい・こうへい)(三山凌輝/BE:FIRST・RYOKI)、須嵜亮(すざき・りょう)(中本悠太/NCT 127・YUTA)らは、鬼邪高を潰すため鎌坂(かまさか)高校【通称・カマ高】、江罵羅(えばら)商業高校【通称・バラ商】と三校連合を結成。さらに、かつて鬼邪高と激突した鳳仙や、前作でもその存在が噂されていた、戸亜留(とある)市内で”カラスの学校”と恐れられる鈴蘭(すずらん)男子高校も動き出し、かつてないスケールで贈る、シリーズ史上最大の頂上決戦が、繰り広げられる。
以下、公式レポート部分。
一気見上映会の終了後、川村、うえきや、三山、塩野による影ナレーションが会場に流れ、観客がざわつく中、川村の「行くぞ!テメェらー!」の掛け声で舞台あいさつがスタート!登壇するメンバーは事前に公表されていなかったが、その豪華さに、大きな拍手が送られた。かっちりめにきめた川村、三山、塩野の3人に対し、ラフな衣装で登場したうえきやが「みんな衣装がバッチリきまってるじゃん……!俺だけすごいシンプルで来ちゃった」と不安げ。三山がすかさず「自分を一番立たせるために一番かっこいい方法ですよ」とフォローし、「逆に一番目立とうとしてきたね」と塩野がつっこみ、場を和ませた。塩野は会場の観客を見渡し「今日こんなにたくさんの人がいると知らず、扉開けてびっくりしました。さっきナレーションで?んじゃったの恥ずかしい……(笑)」と苦笑い。挨拶のあとは、進行をうえきやにバトンタッチ。うえきやは「MCを務めます、吉野北人です」と先日のキックオフイベントでも話題になった自己紹介(?)で会場を沸かせた。
本日上映された「WORST」シリーズについて、川村は「『クローズ』『WORST』とのコラボというところに加え、歴代のシリーズが積み上げてきた『HiGH&LOW』から鬼邪高にスポットが当たり、新しいメンバーも増えてやらせてもらうということで、どうなるかなという部分もありましたけど、たくさんの人に喜んでいただけてすごくよかったなと思います。何より、(この作品を通して)出会えた人たちが素敵すぎて、本当に感謝です。それにつきます」と回顧。塩野は「原作に登場する鳳仙学園という学校のメンバーを演じさせていただけて、やはりまず髙橋先生に感謝ですし、鳳仙の制服に袖を通せたことが本当に嬉しかったです。『HiGH&LOW』とコラボした世界観で、あのアクションの量で圧倒できたのは、すごくよかった」と振り返る。
激しいアクションシーンが見どころのシリーズ。『THE WORST』のアクションシーンについて、「改めて、あのカメラワークどうなってるんだ!?っていうシーンたくさんありますよね」(塩野)「団地のシーンのカメラワークがヤバイ。楓士雄が2階からぐあ~~~って行って、下に落ちて、ぐーん!ビューン!!っていう」(うえきや)と、その迫力について、大盛り上がりで語った。河川敷での大乱闘シーンについては「“ゆうだいくん”のね、(水を)かけてるシーンも印象的ですよね」と塩野が切り出し、「あ、ぼくのことです(笑)本名が“ゆうだい”でして、現場では“ゆうだいくん”と呼んでもらってます」とうえきやの本名が公表されてしまう一幕も。「前作の清史のアクションシーン、実はあれしかないんです。監督に『清史、川は入れる?』って言われて『入れます!!』って言って、(川で)わーーーって叫んで終わり(笑)。あのシーンではめちゃめちゃ走ったよね」(うえきや)「うん、ももがつるくらい…」(川村)と振り返ると、塩野は「僕は歩いてたかな(笑)でも『X』の予告編見てくれた方は分かると思いますが、今回は走ってます!」とアピールした。
今作で初参加となる三山は「HiGH&LOW」シリーズ、特に前作のファンだといい「あんまり同じ映画を何回も観るってことないんですが、『THE WORST』は4・5回観てます。5回目を観た次の日に新作出演のお話をいただいたと聞きまして、すごくご縁を感じました」とオファー時のエピソードも飛び出した。「爽快なアクションとそれに負けないストーリー性があって、分かりやすくて熱くなれる本当に素敵な作品」とハマった理由を熱く語り、「河川敷のシーンはドローンとかで撮ってるのかなと思ってたんですが、団地のシーンは本当にどうやって撮ってるか全然分からなくて。裏話を絶対聞くぞと思ってて、あきくん(塩野)に裏側の映像を見せてもらいました。こんなことして撮ってたのか!と本当に驚いたんですが、憧れの作品だったので裏側は見なくてもよかったかな~とちょっと思っちゃいましたね。(笑)今回出演して、撮影技術がものすごくて、スタッフさんたち含めてハイローチームのチームワークが素晴らしいことを知れました」とハイロー愛を爆発させた。
今だから語れる撮影時のエピソードを聞かれ、川村はドラマ「EPISODE.0」の最後の司(吉野北人)とのタイマンシーンを振り返り「雨を降らせていたので足元が沼なのか水なのかよく分からない状態で……。一歩踏み出すだけで滑っちゃってたので、映像でよろけているのもガチなんです。本当に滑っちゃってやばい体勢になっちゃう、みたいなアドリブ感も使われていて。アクションシーンの中で一番大変だったかもしれない。でもすごいシーンになったと思う」と、一番大変だったアクションシーンは実はドラマのクライマックスだったと明らかにした。塩野は「前回は、事前にアクションがあると聞いていたのは轟との対戦くらいで。『まいど~殺し屋鳳仙だす』のシーンは監督が後から追加してくださったんです。セリフも原作からもってきたものを『これ小田島に言わせたいんだけどいいかな?』と言ってくれて、小田島風のニュアンスで言わせていただきました」とファンにも大人気の名セリフの裏話を披露。「『行くぞ!テメェらー!』で走り出すところも、僕たちと一緒にカメラマンさんたちも走ってるんですよね。すごく体力を使う現場」(うえきや)「カメラマンさんもこけちゃったりするしね」(川村)と、撮影現場の勢いが想像できるエピソードも飛び出した。
来月公開となる最新作の見どころについては、川村が「絶対に絶対に絶対に・・・」と溜めたあと「絶対に泰清」とつぶやくと、塩野も「あれはやばい。好きです」、三山も「あれは食らう」と口々に賛同。それを受けて清史を演じたうえきやは「嬉しいです…!ほかにも(鈴木)昂秀とかも言ってくれた。みなさん泰清に注目です!!」とアピールした。うえきやは「(泰志役の)相方の佐藤流司と3年前に出会ってから、いつも次回があったらどんな風にしよう、ドラマ・映画を撮ってるときも今後の芝居どうしようって毎日話してました。出会って2日目ですごいケンカして言い合いになっちゃったことがあったんです。でもそのあとめちゃめちゃ仲良くなって、そこから作品をどうよくしていこう、泰清こうやっていこう、とずっと話していたものが最新作の『X』で出せたかなと思ってます」と並々ならぬ想いと手応えを語った。
それを聞いた川村は、「ゆうだいくん、そんなに言い合いするほど怒ることあるんですね」と驚いた様子。塩野が「どうせ飲みながらでしょ?」と茶化すと、うえきやは「3年前だったんでちょっとお酒入っちゃってたかな」と弁解。「でも、ケンカしたら次の日から親友になるじゃん」と言ううえきやに「それもう不良の考え方だよ!(笑)」と塩野がつっこみ、ほほえましい思い出話に会場もなごやかな雰囲気に包まれた。
ほかにも新作について、塩野は「自然に伝わると思うんですが、凌輝くん演じた天下井と悠太くん演じた須嵜の関係性だったり、瀬ノ門の物語に鬼邪高がどうからんでくるかっていうところは、やっぱりポイントですよね」と話すと、三山は「天下井と須嵜の関係性は、予告編を見てもどうなっていくのか気になると思います。(鬼邪高と瀬ノ門の)対になる2グループがどういうテーマを提示しているか見てほしいです」とアピール。川村は「須嵜も天下井も、抜群にいいキャラクターだよね。すごく感動しました。皆さん、ヤバイと思うんで覚悟して見に来てください!」と宣言。うえきやも「ハイローは全員主役っていうくらいですもんね。みんながいい。本当に一人一人が輝いていてストーリーもいいし、男臭さのなかに美しさがある……」ととめどなく語り、塩野も「小難しくもないし、頭空っぽにしてアクションの爽快さや画の力強さを楽しんでほしいです」と注目ポイントをアピールした。
話は尽きないが、時間が迫り締めのあいさつを求められた川村は「え~終わるんですか…」と名残惜しそう。「みなさんもドラマ・映画と5時間くらい観ていてだいぶお疲れかと思いますが、ありがとうございました。まだ全然話し足りないので、あとでインスタライブをハイロー公式でやります。ぜひ見ていただいて、引き続き楽しみましょう!ということで、今日は本当にありがとうございました」と労いと感謝の言葉で締めた。
フォトセッションでは「ハイローの日」を記念したスぺシャルなケーキが登場!ぶつかり合う魂を表現したポスタービジュアルを彷彿とさせる青と赤で飾られたケーキで「ハイローの日」をお祝いした!
※「HiGH&LOW」過去関連記事
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※記事内画像は(C)2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 (C)髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX