俳優・藤田玲(33)、佐藤流司(27)が20日、東京・千代田区の一ツ橋ホールで映画『アウトロダブル』(監督:西海謙一郎/配給:AMGエンタテインメント)完成披露舞台あいさつを西海監督とともに開いた。
2017年に藤田主演の映画『ボーダーライン』、18年に藤田主演『ダブルドライブ‐狼の掟‐』、佐藤主演『ダブルドライブ‐龍の絆‐』がぞれぞれ公開。アウトロー役に挑む新世代のピカレスク・ムービーで好評を博した。
上映後に登壇した3人。藤田が先にあいさつした際に、佐藤も同じことを繰り返し、藤田が佐藤との間にあるパーテーションをバンバン叩くという、気の置けない関係の2人だからこその光景からスタート。
藤田は自身がこれまでに演じてきたアベル役が本作では少し違っているようで、「アベルがあそこまで人間になるとはという感じです(笑)。2作目から流司が参加してくれたということがあるので流司に感謝ですね」と、佐藤への厚い感謝を寄せる。
一方の佐藤が演じた純也へ、「3作品観て頂いた方に感じて頂けた方には分かって頂けると思うんです。純也って変わらないんですよ。彼の持つ魅力だと思いますし、身近にいるんですよ。ダメ人間といったらあれですけど、ダメカワイイ。格好いいところは格好いいし、真面目なところは真面目にしゃべっているので、純也に人間らしさや泥臭さというのを感じて、演じていて魅力をさらにに感じましたね」と、奥深さを感じていたそうだ。
お互いの存在についての質問が飛び、藤田は「お仕事ですけどお仕事じゃない感じなんです。流司といると、苦しみより、楽しいが勝つ感じなんです」と、相当な信頼を寄せているようで、佐藤も「“藤田ニキ”ですから。お世話になってますよ」と、にっこり。そんな2人の現場だけに佐藤は「撮影もゲラゲラ笑いながらだったので、素晴らしいバディ感だったと思います」と、雰囲気を伝えていた。
牧島輝や中村太郎ら共演者の話題へ。藤田は牧島へ、「最初はクールにやりたかったと思うんですけど、『もっと来てくれるよね』といったら、来てくれて、本当に才能の塊だなって」とたたえたり、中村については佐藤がはっちゃけすぎたトークまわしをして、笑いを誘っていた。
さらに、『千原兄弟』千原せいじの話題となり、藤田、佐藤ともに「怖い」と口をそろえる。とはいえ藤田によると、「控室ではむちゃくちゃ明るく話しかけてくれるんです。藤田ここで話せない芸能界の裏話をされていて」と、役と普段のギャップを感じたそうだ。
続けて、本作の主題歌が2人がツインボーカルを務めた楽曲『BOND』となっている。この話題の際には、藤田は「2番があんなに流司がシャウトするなんて」と、あおったり、「流司とのレコーディングは楽しかったです。お互いの仕事が終わってからレコーディングスタジオに入って。テーマは決めてたけど、最後は一緒に歌詞を作ったよね」と、懐かしげに振り返る。ちなみにこの『BOND』というタイトルについて、佐藤が「木工です」と話したり、4つの候補があったそうだが「ちちんぷいぷいいちごミルク味」(聞いたまま)と競ったとお茶目なコメントをして場内を爆笑の渦に引き込んでいたが、藤田がちゃんと“絆”と話して、「いろんな絆の話だから!」とアピールもしていた。
そして藤田から「みなさんの応援があったら最終章じゃなくなるかもしれませんから、始まってからも応援して頂ければ!」と、熱烈メッセージを寄せていた。
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