パフォーマンスグループ『AAA』の與真司郎（33）が21日、東京・渋谷でのHMV&BOOKS SHIBUYAで書籍『すべての生き方は正解で不正解』（講談社）発売を記念した取材会を開いた。
27歳のときにアメリカ・ロサンゼルスに移住した與。それを機にメンタルヘルスへの考え方や価値観に影響を受けたといい、そんな與が自身初となる“文字中心”の書籍を上梓することとなった。気持ちが沈んだ時、人生の決断に迷った時、トライして失敗した時、自己肯定感が下がった時などに寄り添うような33の「ポジティブ語録」が収録されている。
與はネガティブ思考に陥っていたという本書で明かしているが、「ファンのみなさんや友達の前ではそんなネガティブなことは出さなかったので、周囲から『ストレスないんでしょ』と言われていたんですけど、自分は人と比べてました。TVに出てもメインボーカルのほうが目立つし、ネガティブなんで、悪口とか文句から始まっていたので、変えたいと思ったんです」と、考えていたという。
『AAA』の活動へも『自分なんかにできるはずがない』『自分はこのグループには必要とされていない』と考えていたそうだが、「グループを辞めたい、辞めたいと言っていたんです。けど、母親に相談したときに、『10年頑張ってみなさい。自分で我慢することも必要』といわれて。そうしたら、10年後に『AAA』が活動休止に入って、メンバーも何かやるとなったタイミングになったときに、ダンサーから始まったのでソロで何かを目指したいと思って」と探していたときに、「語学も習っていたので、海外に行って自分を変えてみようと思いまして。自分の場合は日本にいたら変われないと思っていたからアメリカに行って。行ってなかったらやばい人になっていたと思います」と、環境を変えてみたそうだ。
アメリカでのカルチャーに触れて、最初は友人に誘われてパーティーに参加したりしながら、自分と波長の会う人と友達が増えたそうで「とにかく人の出会いがすごく大事だなと感じてきています」としみじみ。さらにメンタルヘルスの本を読んだりもするようになり、そういったメンタルを扱うYou Tubeなども積極的に見るようになったといい、仕事にも「昼から夕方まで仕事して、土・日は働かないようにしています」と、メリハリがついてきたという。
会見中もたびたび笑顔が浮かぶ與
そうしているうちに変化があったという與。Amazonの宅配を引き合いに、「予約しているものも12時くらいに来るといったのが14時に来るとか、こないこともあったりするんです。完璧主義者なので、以前はそういうのを気にして自分がストレスになっていたんです。でも、最近はそこがゆるくなりました。気にならなくなるようなメンタルトレーニングをしました」と、落ち着いて受け止められるようになったそう。さらに、健康にも「メディテーションとか呼吸法を自分に合うものを探すようにしています。でも、最近白髪が増えてきて、きょうも染めてきました（苦笑）」と、包み隠さず大らかに明かし記者の笑いを誘った。
イベントでは人付き合いのコツも伝授。「本当にいいと思ったものは褒めるので、サラッと嫌味なく『いいね』というようにしています」「最初から明るく接するようにしているんです。向こうが怖そうな人でも、こちらが明るくいけば明るくなるなって心を開くと相手も心を開いてくれるんだということをアメリカで学びました。ただ、そのなかで苦手な人はもちろんいるので、それはしょうがないと。あの人は合わないなと思ったらうまくフェードアウトするようにしています」とのこと。ちなみに、恋愛の悩みについても人に期待しないというスタンスになったそうで、「自分が確認しなかったせいだと思うよになって人生が楽になりました。昔は裏切られたとばっかり思っていたんですけど、自分が確認しなかったんだって」とのことだった。
イベント後半には参加した記者の人生相談に乗ったり、フォーチューンアドバイザー・イヴルルド遥華氏がゲストで登場しクロストークをすることに。遥華氏からは與が「夢や希望を与える」“花星人”ということが伝えられ、これに聴き入って嬉しそうに笑顔を浮かべていた。
書籍『すべての生き方は正解で不正解』は23日より1760円（税込）で発売！
※與真司郎過去記事
・飯豊まりえ「VT CICAシリーズ」CM起用でAAA・與真司郎タイアップ楽曲「CRY」へ「キュンとなりました」！與はファンの温かさに「みなさんからの愛を感じて泣きました」
