藤ヶ谷太輔 ミラツイ共演の古谷一行さん死去に「すごく寂しい」

藤ヶ谷太輔 ミラツイ共演の古谷一行さん死去に「すごく寂しい」10

 “キスマイ”の愛称で親しまれているアイドルグループ『Kis-My-Ft2』の藤ヶ谷太輔が3日、東京・世田谷パブリックシアターで主演舞台『野鴨-Vildanden-』(演出:上村聡史)取材会を俳優・忍成修吾、前田亜季、浅野和之とともに開催。会見中、8月23日に亡くなったことが今月2日に報じられた俳優・古谷一行さん(享年78)を悼んだ。

 藤ヶ谷は、2019年にフジテレビとWOWOWで放送されたドラマ『ミラー・ツインズ』を葛城圭吾・勇吾の1人2役で熱演。古谷は小早川尚太郎役として圭吾と勇吾の父親と深い関係のある役どころを演じている。

 「僕は『ミラー・ツインズ』のときにお世話になりました。最初は貫禄もあるし、怖い方なんだろうなと思っていたんです。けれど、いろいろお話をしていくなかで、すごくチャーミングで優しくて。現場でも『太輔!太輔!』といっていろんなお話を教えてくださったり、僕が『お寿司が好きなんです』と話したら、お寿司屋さんに連れて行ってくれて、『また絶対に行こうな!』と言ってくれて。それからしばらくして、2年くらい前だったと思います。『ドラマで次、一緒になるかも』というメールを頂いて。そこから体調崩されたみたいで、『今回は一緒にできないな』と言われて、“ぜひ次、必ずご一緒したいので日々精進します!”と、お返しして、そうしたら『一緒に頑張ろうな!』って……。すごく寂しい気持ちですが、また、いつかお寿司を食べながらいろんなことを教えて頂きたいなと思っています。いまはとにかくゆっくり、休まれてくださいという気持ちです」

 本作はノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンが1884年に発表した作品。納屋を“嘘”、外の世界を“真実”、そして“野鴨”を我々人間にたとえることで、自己欺瞞によって自らを守ろうとする人間の弱さや、独りよがりの正義を振りかざす愚かしさを描き出す。

 舞台『野鴨-Vildanden-』東京公演は3日から同18日まで世田谷パブリックシアターにて、兵庫公演は21日から同25日まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演予定。

 ※取材会別記事
 ・藤ヶ谷太輔キスマイと演劇へ願い!「野鴨」夢でセリフ飛ばす?【原稿ロングめ】
 ・藤ヶ谷太輔「色気漏れすぎてる」ダメだし!「調子乗るな」に爆笑