グラビアタレント・鈴原りこ(30)が4日、東京・ブックファースト新宿店で1st写真集『やわらかく、あたたかい。』(講談社)出版記念お渡し会を前に会見を開催した。
写真集内でも着用した胸元ざっくりのセクシー衣装で会見場に姿を見せた鈴原。撮影は自身の誕生日の6月27日前後に、山形県と千葉県の2ヵ所で。とくに山形県は出身地とあって、「出身地で撮りたい希望が叶いましたし、写真も多くしてもらいました!」と、声も弾む。
初写真集にしてヌードにも挑戦し大胆な脱ぎっぷりを見せる本作。オファーが来たときの心境として「グラビアDVDは10枚出していますけど、年齢も30歳手前で、それから先が見えなくなり悩んでいたときに、お話を頂いたんです。そこで何か一歩踏み出せるものとして、写真集をやってみたいと思って」と、自分の背中を押すような気持ちから挑んだという。
その際に、「ただ写真集を出すより、より注目して見てもらえるようなものを作りたいと思って、ヌード写真集という形にさせて頂きました」という前向きな思いと同時に、「ヌード写真集になるというのはやはり覚悟が必要でした。ためらいも確かにありました」と心情を吐露。
結果として、「賛否両論はあるとは思いましたけど、とにかく自分が一歩踏み出したものを作りたいと。撮影中は本当に嫌な気持ちは1つもなくて、見てもらいたいという気持ちが強かったので、リラックスして臨めました」と、自身の中で決意が固まっていたそうだ。
お気に入りは、地元山形の田園風景のなか清涼感のある青のワンピースで自転車に乗っているカット。「普段のそのままの私が出ている1枚なんです。私は周りの方から、『いつも笑ってるね』と言われるくらい、ずっと笑っていて。ですので、お気に入りカットもそうですが、写真集全体的に自然に笑顔になれました」と、ニッコリ。
一方、プライベートでは、「12年介護士の仕事をしていて今も週4日働いています。コンセプトカフェは3年目で、週3日でやっていて。ほぼお休みがない状態ですけど、そのどちらかでお休みをとってグラビアのお仕事をしています」と三足のわらじをはいているが、どれも好きで行っているという。
そんな鈴原だが、本写真集内のインタビューでは『稼いだお金は、貯めずに使っちゃう』と公言。この真意を尋ねられると、「貯金は人並みにはしてるんです」と前置きしつつ、「人間はいつ死ぬか分からないので、今できること、欲しいものに使いたいなと思っています。いつ使うか分からない貯金をするより、いまやりたこと、いま伝えたいことに使いたいと思うんです」という人生観からそうしているのだという。使い道としては、「スキンケア用品とかメイク用品が多いですが。あとは休みがあると、家に居るより外に出ていたいタイプで、旅行を趣味にしているんです。そこでちょっといい旅館に予約を入れて、泊まったりしています」とのことだった。
今後へ。鈴原は「女性の30歳は一番考えなきゃいけない歳なのかな……と、感じています。この写真集を第1歩として、女優の仕事をしていきたいなと思っています。いま『伝承戦隊フェアナイツ』(2021年8月リリース)作品のスピンオフDVDで、私が主役の特撮作品の撮影準備をしています。鈴原りこという存在が芸能界で爪痕を残せるように、頑張っていけたらいいなと思っています」と、意気込む。
ちなみに、目標としている女優として「芸能を目指す前から石原さとみさんが大好きなんです。石原さんは私の目指す女性像というか、カワイイしキレイなうえに、ストイックさも感じていたり、確かな自分らしさを持っていらしてホントウに格好いいなと思っています」と、憧れを語った。
本写真集へ点数をつけると「100点満点です!!(笑)惜しみなく自分を出しましたし、もっと頑張りたいなという覚悟で作って頂いたので」と、満面の笑みを見せていた鈴原。もし、2冊目があったとしても、ヌードなどは考えていないようで、「この作品でヌードはやりきった感じがありますので」とキッパリだった。