【前編(前田佳織里 久保田未夢直後で「やりづらい」と苦笑いのワケ)より】
一連のあいさつを終えた後には、制服衣装でセンターステージに登場した12人に、矢野がTVアニメ第2期第13話を再現するようにアリーナ側のステージからセリフをはじめ、同話挿入歌にもなった楽曲『Future Parade』へ。歌唱中、矢野は1人ペンライトを振りながらトロッコで場内を巡る。
続けて、TVアニメ第2期第13話のラストシーンの映像が流れ第2期EDにもなった『夢が僕らの太陽さ』をパフォーマンス。こちらは矢野が木製のバスケットを手に持ち、12人はブーケを持ってのものとなったが、楽曲終盤に12人が矢野のバスケットにブーケを入れていく演出で目を引いた。
侑によるライブの好きな部分などを挙げていく、ミニメンバーによる幕間劇を挟んでは、初期メンバー9人によるソロ楽曲連続披露コーナーを展開。コーナー終わりでグループ内ユニット『R3BIRTH』の小泉、内田、法元がステージに現れ、『Next TOKIMEKI』Day1公演と、先程のコーナーの曲順が変わっていることなどを伝えつつ、矢野も含めた10人も飛び出してきて、本編ラストは『Love U my friends』で締めくくった。
アンコール後、1曲目は、それぞれの名前入りメンバーイメージカラーの特攻服姿にロングペンライトを持って登場。ジェットスモークが連発されるなかメンバー1人1人の特徴が歌詞に入っている楽曲『繚乱!ビクトリーロード』から始まる。続けては、キャスト陣がトロッコに分かれて乗って場内をめぐりながらの楽曲『トワイライト』を歌い上げた。
ここで『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』キャスト陣の軌跡を、ライブの練習風景や、出演直前などの映像が上映。その最後に「いつだって、いまが最高」の文字が浮かぶ中、白のドレス衣装で裾にメンバーカラーがそれぞれ入った、ゲーム『スクフェスALL_STARS』3rdシーズン第41章挿入歌『永遠の一瞬』衣装を身にまとったキャスト12人が登場し、スローテンポの同楽曲をパフォーマンス。そのまま、キャスト陣が手旗を持ち矢野はひときわ大きな旗を両手で振りながらの楽曲『Hurray Hurray』を披露した。
そしてTVアニメ『にじよん あにめーしょん』制作決定および2023年1月にTOKYO MX,BS11にて放送予定などの告知を挟んで1人1人からのスピーチへ。
(詳細記事:虹ヶ咲「にじよん あにめーしょん」アニメ化2023年1月予定)
矢野は初期の9人の頑張りとファンの応援により侑というキャラクターがこうして登場することができたことを感慨深げに語り、「侑ちゃんに会えてなかったら、みんなにも会えてなかったので、この場を借りてお礼したいと思います」と、深い感謝を。
法元はキャスト陣の軌跡の映像を観て途中から加わった『R3BIRTH』キャスト陣らも「みんな映像の中に当たり前のように参加できている映像を観てすごく嬉しいなって思って」と、胸いっぱいといった様子。さらに、TVアニメ第1期EDにもなり“ネオネオ”との略称でも親しまれている楽曲『NEO SKY, NEO MAP!』が自身の歌唱参加はなくても「すごく好きな私にとってもすごく大事な曲で、『夢見て憧れて また夢が見たいんだ』と夢が増えてく感じがして、みんなと出会えて良かったなって」と、話すとともにファーストライブを行った本会場に13人で初めて立てたことを含め、最後は涙をぬぐいながらスピーチした。
内田は『Colorful Dreams! Colorful Smiles!』公演にて、本公演で“変化”があると予告していた答え合わせとして自身が歌ったソロ曲『stars we chase』の振り付けのなかに、法元のソロ曲『Eutopia』の振り付けをこっそり入れ込んでいたと明かし、「嵐珠に向けての曲なので嵐珠に気持ちを伝えようと思って」と、真意を。これにはキャスト陣から「エモい!」の声が飛び交っていたが、法元はその振り付けをリハーサルで観ていたそうで「後ろで見るたびに笑ってしまって」と、ほほ笑ましく見守っていたとも。
小泉は先週の公演も含めて誰一人欠けずに13人がこの場に立てたことへ感謝するとともに、ソロ披露した楽曲『EMOTION』でアニメーションの映像を観ながらリハーサルをして「みんなに背中を押されていると感じて、パフォーマンス前から涙を流しそうになっていて」と、こみ上げてくるものがあったそうだが、「ステージ上に立っている栞子ちゃんは泣いていないから、私も泣かずに頑張らせて頂きました」と、涙をこらえたエピソードを披露。
田中は同所での1stライブの際に泣いてしまったそうだが、「TVアニメ2期を背負ったライブができるなんて夢がかなっちゃいました!」と、笑顔を浮かべると、指出も「はじめて1stライブをやった会場で、13人で『Next TOKIMEKI』という次のときめきに向かっていくような公演ができてすごく嬉しいです!」と、口にした。
楠木は、全体楽曲の際にステージ1階と2階部分の踊り場などでパフォーマンスをしていた心情を吐露。「全員で歌う曲も、いろんな場所に立って参加していました。実は、そのやり方、私は避けたいと思っていたんです。私はせつ菜を体現しないといけないなと思っていて、ステージにいる間、動けない私を見せちゃうとせつ菜が動けないという見え方になっちゃうので。でも、『歌だけでも』というお声を頂いて、こうしてステージに立って……。ダンスの振りとかを確認するのは私にはなかったんですけど、リハーサルを見ていると、みんなと同じことをしたくなるんです。みんなを見ながら、この動きできるかもとか、みんなと同じことをしたいな、みんなと立つの楽しいなって。きのうまでの3公演でどうしても立てなかった曲があるんです。それは侑ちゃんのピアノから始まる『TOKIMEKI Runners』で、リハで何回やっても歌えなくなっちゃうんです。思い入れが強すぎて……。イントロを聴くだけでダメになってしまってムリかもしれないと思って……。それでも、みんなから『一緒に歌いたい』と言ってもらえて、きょう最終日だけでも立とうと思って歌ったんです。そこで、パッと横を見たときにみんなの顔がある安心感があってすごく幸せで。みんなとステージに立つのは、(観客の)みんなから、(キャストの)みんなからの温かい言葉もそうで、救われて、今回すごーく楽しいライブでした」。
この楠木の思いの丈を語り続けるスピーチに胸を打たれたのか、続く鬼頭はしばらく上を向いて涙が収まるのを待つ姿が。あらためて、鬼頭からはきょうのような景色は「続けてきたからこそ見えた景色なんだなって。ニジガクのことを応援し続けて良かった、これからもみんながそう思ってくれるような、推しててよかったと思うような存在にと思っています」と、気持ちをあらたにする。また、先週の公演では右腕をケガしていたが、無事治ったといい「みなさんの応援のおかげです」と、お礼もしていた。
村上は「4日間完走したぞー!」と元気よく語りだすとともに「今が最高に大好きだなって思う気持ちでいっぱいになっております」と心境とともに、明日からのさらなる活力になったとも。
久保田は「ステージがあって、私達が輝けるのはみんなが、ペンライトや熱い想いとかで届けてくれるから、キラキラ輝けております。それに、照明で照らしてもらったりとか、いろんなところから撮ってもらったりとかいろんなスタッフの方々が、絶対に成功させたいという気持ちがあって、キラキラパフォーマンスできているんだなって」と、キャスト・スタッフ・ファンへ感謝のメッセージを寄せていた。
前田はライブの裏側で「早着替えがあったり、全体曲もあったり、いままでやってきた中でも新しい挑戦をしていて。その挑戦が1stライブをやったこの場所でやることができて」と、感慨深げに話すとともに「ライブ大好きです!みんなのこと大好きです!!ついてきてくれると嬉しいです」と呼びかけた。
相良は1stライブのDay2公演でやったことを再現したかったそうで、「L・O・V・E・かすみん!」を、12人のコールと観客らの手拍子とともに連呼し一緒に楽しんで「かすみん部長大満足です!」と、ニッコリ。
大西は本公演で泣かないようにしていたところ「泣かずにいたら胸が苦しくなって」と、張り裂けそうなところまで来たと話したりしつつ、「みなさんと新しく夢を持てたり、ニジガクの活動を見て、また自分の夢を叶えたいという声をたくさん頂いて、夢を叶えてよかったなと思います。これからも『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』はあなたとずっとずっと一緒にいるので夢を見て輝いていきましょうね!」と、メッセージを寄せていた。
13人が想いを伝え終えたところで『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』のキラーチューンな1曲『TOKIMEKI Runners』を12人バージョンで披露。曲の終盤には矢野も加わるなか、大西から「みんなと一緒に4日間走り抜けられて本当に良かったー!」というと12人からも「良かったー!!」と、叫んで喜びを伝えてライブを締めくくる。
しかし、観客らからの万雷のような拍手は止まない。すると、キャスト陣がその想いに応えて再登場!楽曲『Future Parade』をキャストの思い思いの場所からパフォーマンスし、歌唱中には、キャスト同士が肩を組んだり、ハグしたり、手を繋いだり、涙ぐんだりなどなど、それぞれの関係性を窺わせる。そして、歌い終えたキャスト陣から「初めてだよWアンコール!」「ありがとう!」「嬉しい!」「みんなに会いたくてまた来ちゃった!」と、笑顔の花が咲くなか、誰からか「あれやりたい!」との声があがり、13人で横一列になってつないだ手を高く掲げ、そこから深々とお辞儀し、感謝とともにライブを結んだ。
ちなみに、その後、大西と矢野が2人ステージに残ったが、大西は矢野が持っていたペンライトの色が歩夢のイメージカラーであるピンクになっているかがとても気になったよう。ついには「ピンクだよね?」と、声に出してのぞきこんで確認するという最後の最後までチェックを欠かさない熱心さも見せていた。
■セットリスト
M1:Colorful Dreams! Colorful Smiles! / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
M2:Eutopia / 鐘 嵐珠(CV.法元明菜)
M3:ENJOY IT! / QU4RTZ
M4:Eternal Light / DiverDiva
M5:Infinity!Our wings!! / A・ZU・NA
M6:EMOTION / 三船栞子(CV.小泉萌香)
M7:TOKIMEKI Runners(TVアニメ挿入歌Ver.) / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
M8:stars we chase / ミア・テイラー(CV.内田 秀)
M9:Love U my friends(TVアニメ挿入歌Ver.) / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
――MC①――
M10:Future Parade / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
M11:夢が僕らの太陽さ / 虹ヶ咲学園
スクールアイドル同好会
M12:ツナガルコネクト / 天王寺璃奈(CV.田中ちえ美)
M13:Butterfly / 近江彼方(CV.鬼頭明里)
M14:DIVE! / 優木せつ菜(CV.楠木ともり)
M15:Solitude Rain / 桜坂しずく(CV.前田佳織里)
M16:サイコーハート / 宮下 愛(CV.村上奈津実)
M17:La Bella Patria / エマ・ヴェルデ(CV.指出毬亜)
M18:VIVID WORLD / 朝香果林(CV.久保田未夢)
M19:Poppin’ Up! / 中須かすみ(CV.相良茉優)
M20:Dream with You / 上原歩夢(CV.大西亜玖璃)
――MC②――
M21:Love U my friends / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
EN1:繚乱!ビクトリーロード / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
EN2:トワイライト / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
EN3:永遠の一瞬 / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
EN4:Hurray Hurray(12人Ver.) / 虹ヶ咲学園スクール
――MC③――
EN5:TOKIMEKI Runners(12人Ver.) / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
WEN:Future Parade / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
※『Colorful Dreams! Colorful Smiles!』Day2公演レポ
・大西亜玖璃 久保田未夢に選ばれ歓喜で声裏返らせ飛び跳ね【Day2レポ前編】
・矢野妃菜喜「次はあなたの番」バスケットいっぱいのブーケ演出【Day2レポ中編】
・村上奈津実 久保田未夢魅力に“当てられ”にやけ止まらず反省【Day2レポ後編】
※虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会過去記事
・ニジガク 京セラドーム大阪公演ソロパートはメンバーのキャラクターをより彩る演出連発!“にゃんがさき”で猫耳装着や村上奈津実が小泉萌香&内田秀&法元明菜を感涙させるスピーチも【Day2レポ】
・「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Live! Back to the TOKIMEKI」開催でTOKIMEKI Runners2度披露!スクスタ新キービジュ公開や田中ちえ美励ましにみんなで部屋に押しかけエピソードも
・R3BIRTH・小泉萌香 内田秀&法元明菜の2人は「本当に心強くて、たくさん救われた!」と声震わす!“可愛い曲を歌っているときの表情”や怒涛の5曲連続&ソロダンス披露【Day.2レポ】
※記事内写真は(C) 2022 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会