「チェンソーマン」ワールドプレミア開催!楠木ともり「感動」

「チェンソーマン」ワールドプレミア開催!楠木ともり「感動」1

 TVアニメ『チェンソーマン』のワールドプレミアイベントが19日、東京・TOHO シネマズ六本木ヒルズで開催されデンジ役の戸谷菊之介、早川アキ役の坂田将吾、マキマ役の楠木ともり、パワー役のファイルーズあい、中山竜監督が登場した。

 『チェンソーマン』は漫画家・藤本タツキ氏が『少年ジャンプ+』(集英社)で連載し、累計発行部数1500万部を突破している作品。『呪術廻戦』『進撃の巨人 The Final Season』を手掛けるアニメ制作会社・MAPPAが手掛けている。

 以下、公式レポート部分。

 今回のワールドプレミアイベントでは、1話の先行上映とキャスト・監督による舞台挨拶を開催。

 晴れやかな顔で登場した一同を会場も大きな拍手で出迎えました。ワールドプレミアを迎え、監督は「去年の6月にPVを作らせていただいて、そこから本編制作に向かっていくという形でみなさまには長らくお待たせしてしまったかなという気持ちもあるのですが、やっと1話ができ上がって安心しています」と今の率直な感想を述べました。

 完成した1話を鑑賞したキャストは、

 戸谷「度肝を抜かれましたね!デンジにも感情移入したんですけど、初めての主役作品ということもあって泣いちゃいました。そのくらい凄いクオリティになっています」

 楠木「いちファンとして見入ってしまって……観たいシーンが全部動いているのに感動して、手が震えました」

 坂田「1枚1枚の絵が劇場版のような作り込みで、心拍数が加速するような素晴らしいサウンドで。(戸谷のアフレコを見学した際)初主演なのに堂々としてて…戸谷くんの伝説が始まっちゃうんじゃないかなと思っています」

 ファイルーズの「観た瞬間、『え、劇場版?』って。中山監督の『この世界観を現実にするぞ!』という強い”パワー”を感じました。」という一言に戸谷は「”パワー”だけに?!」と反応。キャストたちが和気藹々と笑顔でコミュニケーションをとる姿も垣間見えました。

 どのキャラクターも個性が強い「チェンソーマン」。役作りの裏側を聞かれると、

 戸谷「気持ちを理解しようとおもって(原作を)読み返してみて、お金がなくて、このまま一生を終えるのかなって憂鬱さがあったり、細かく分析してみると意外と『わかる?!』という気持ちがあって、その気持ちを演技に乗せました」

 楠木「気をつけているのは(デンジとの)距離感。物理的な距離感はかなり意識して演じています」

 とアフレコに挑んだ裏側を明かしました。

 ここでイベントは“超重大情報”の発表へ!

 ファン待望の本PVが解禁となり、その後、スクリーンに大きく映し出されたのは、『オープニング・テーマ 米津玄師「KICK BACK」に決定』の文字。楽曲の共同編曲をKing Gnu、millennium paradeの常田大希が務めることも発表されました。

 原作『チェンソーマン』をお互いに「いいよね」と会話したこともあるという2人。会場に届いた米津と常田による映像では、楽曲『KICK BACK』について常田は「“米津玄師史上1番シャウトしているんじゃないかな」とコメント。米津が「大希が参加してくれて、到底自分から出てこなかっただろうな」と話すと、常田は自身の担った役割を「米津に油を注ぐ」「もっと燃え上がらせる」だったと表現。米津も「たいぶブーストしてくれた感じはあったので、非常に大満足です」と語りました。

 また今回のアレンジにあたり、モーニング娘。「そうだ!We’re ALIVE」を使用している本楽曲。小学生の頃に聞いた“幸せになりたい”という歌詞が忘れられずにいた米津は、その記憶が蘇ったことも制作に大きく作用したと思い返します。常田も「そこからのもっていき方が痺れるし、狂っているよね」と話すと、米津も共感。「非常に良い曲になったと思うので、ぜひよろしくお願いします」と締めくくりました。

 続いて、挿入歌をマキシマム ザ ホルモン、そしてエンディング・テーマでは、なんと全12話の各エンディングをano、Eve、Aimer、Kanaria、syudou、女王蜂、ずっと真夜中でいいのに。、TK from 凛として時雨、TOOBOE、Vaundy、PEOPLE 1、マキシマム ザ ホルモンという豪華アーティスト陣が担当することが明らかとなりました!

 毎回エンディング・テーマが変わるという情報に、監督は「本当にこういうことができるとは思っていなかったですが、たくさんの方々にご協力いただいてこういうラインナップで作ることができました」と言い、エンディングの映像も全話新規映像で、毎週楽しみになる仕掛けがあることを明かしました。
キャスト陣もこれには「前代未聞だよね!」と大盛り上がり。

 最後には、

 ファイルーズ「(PVだったり、新情報解禁を受けた)皆様の反応を生で見ることができて、本当に嬉しかったです。TVアニメのほうも毎週毎週ドッキリなことがいっぱいあるので、楽しみに見ていただけたらと思います」

 坂田「お芝居も、戸谷くんをはじめとしたキャストの皆さんに引っ張ってもらって本当にベストなものが出せたと思います。放送をぜひ楽しみにしてください!」

 楠木「監督は、本当に私たちの心をぐっと掴むことをたくさんしてくださって、現場も本当に『チェンソーマン』大好きな人たちが集まって作っています。楽しみにお待ちいただいている皆様、その気持ち、そのままでお待ちいただけたらと思います」

 とそれぞれが放送に向けて期待を高めるメッセージを述べる中、

 戸谷の「アニメ放送を本当に楽しみにしていてください!今日はこうやって生で熱量を感じることができたので本当にいい時間を過ごせました。またどこかでお会いしましょう!」

 という言葉のチョイスには、周囲からは『最終回じゃないんだから!』と総ツッコミが入り、会場も思わず笑顔に。

 監督は「オープニング・テーマも発表になりましてめちゃめちゃかっこいい曲だったと思いますし、エンディング・テーマもものすごいラインナップになっていますので、毎週毎週楽しみにしていただけたらなと思っています。スタッフを代表して、お手柔らかに、応援していただけると嬉しいです」

 とコメント。本作の放送を楽しみに待つ視聴者たちへの各々の思いが語られる、終始熱気に包まれたイベントとなりました。

 ※記事内画像は(c)藤本タツキ/集英社・MAPPA

「チェンソーマン」ワールドプレミア開催!楠木ともり「感動」2