俳優・唐沢寿明(59)、石井杏奈(24)、安藤政信(47)、『オリエンタルラジオ』藤森慎吾(39)、菅生新樹(23)、平沼紀久監督(45)が20日、都内でドラマ『トップギフト』完成報告イベントに登壇した。
LINE株式会社が運営しているスマートフォン向けニュースサービス『LINE NEWS』の動画コンテンツ『VISION』において配信となるドラマ。うつむいてばかりの少女・小雪(石井)が、神の逆鱗に触れた天使と名乗る謎の男・天童から、自分や家族が『ある物』のせいで不幸になっていると告げられ、その謎を解くために男と行動し、成長しながら驚愕の事実に辿り着くという、縦型ミステリードラマ。『ある物』の謎を知る男・五十嵐徹役に安藤、同じマンションに暮らす夫婦・西島智希役に藤森、小雪の兄で元格闘家・山下恭四郎役に菅生が起用されている。
本会見で初めて天使と名乗る謎の男・天童役に唐沢が起用されていることが解禁となった。縦型ドラマに出演するもこれが初めてという唐沢は、「動く範囲が制限が少しあるので、慣れるのにちょっと時間がかかったかなって。ちょっと歩くとすぐ画角から外れちゃったりするんです」と、苦労があったのだとか。
役の話題となり、唐沢は「天使ですから役作りできませんよね」と、苦笑い。それでも、「僕一人だけヅラだったので楽しかったんです。ヅラをかぶったら役に入るという感じで」と、桂がポイントになったとも。さらに天童には決めポーズがあるそうだが、これはとくに決まったものではなく、その場で浮かんだものを唐沢がしたそうだが、藤森は「リハのときはなくて、本番になってやられてたんです。笑いをこらえるのに必死でした」と、証言。こういった“技術”を唐沢は、「樹木希林さんと西田敏行さんから教わった技だから」と、楽しげに話していた。
一方、安藤は「観れてなくてすいません」と言い出し、隣の唐沢が「観ろよ!」と思わずツッコむ。すると安藤は自分の出演作などイベントなども立て込んで何から見たらいいか分からずという状況ということで観れていないと釈明したが唐沢は「引退しろ!」と容赦なく言い放ったりその後も安藤が質問の応えをひねり出そうとする姿に、「あなたと共演するの2回くらいだけど、分からないことは言わなくていいから」と詰め寄ったりしたが、2人とも笑いながらのやりとりとなり、その関係性を窺わせる。
さらに、誰かからの助言を受けた?という質問に、「助言というか、なんかどこかの節々で誰かに必ず助けられてここまで来たんです。なんか1言という感じではないんです。その時時で、この人がこうした方がいいよと言ってくれたのを聞けたからいまここにいられるというか」としみじみ話した最後に「でも、僕くらいのキャリアになって、下の子に言うとだいたい舌打ちですからね」というと安藤が、真面目に「そんなことないですよ」というと、唐沢は「ウソに決まってるだろ!話を膨らませてるんだよ!」と返し、場内は大盛りあがり。
その後も唐沢と安藤による丁々発止なやりとりはたびたび繰り広げられ唐沢が吹き矢の真似をして安藤を牽制したり、ついには、藤森も参戦して安藤にツッコミを入れる展開で唐沢は「君はね。おもしろいんだよ」と、笑いが絶えないものとなっていた。
また、俳優・菅田将暉の弟としても知られる菅生にとって、俳優稼働としては初イベントとあり、「撮影とかは緊張しないタイプですけど、大先輩の方々と並んで緊張していて。でも、いま嬉しくて楽しくてもっと頑張ろうとも感じています。それは撮影のときも同じで不思議な夢のような時間で、緊張感もあったんですけど、幸せで嬉しいなという気持ちですね」というと、これは唐沢もほほ笑みながら見守る。
ちなみに、上下関係を感じている人物のエピソードの際に菅生は、“父親”とし、幼少期のころから、何をするにしても大人の目線というか、一人の人間として教えてもらってきていて。映画を観てどうだったと聞かれて、『楽しかった』と言うと、どこがどうだったかということをずっと言われるんです。今もですけど、父親ですけど、上司のような頼れる存在です。演技のアドバイスなどはあまり出演していないのでありませんが、これからどう言われるのか怖い半面楽しみですね」と、気持ちを語っていた。
ドラマ『トップギフト』は10月7日18時より配信予定で全11話!
※唐沢寿明過去記事
・唐沢寿明、トイ・ストーリー最新作で23年来のウッディ役に「彼も話もすっかり大人になったな。まさに3世代で観れる”サザン”状態」
・木村拓哉「BG~身辺警護人~」へ「やるからにはちゃんと意味を持たせなければ価値がない」と意気込みも!「デジタルTVガイド」表紙に
・窪田正孝「東京喰種」イベントで「カラサワさん」発言に場内どよめき!?鈴木伸之から「焼肉」に嘆き